見出し画像

とあるエンジニアのワーケーション(準備編)



ライフワークバランスとテレワーク

コロナ渦になり、筆者は完全テレワークの弊社に転職しました。

数回のテレワークを経験し、仕事の特性からもテレワークが合ってると確信し今に至ります。
弊社は完全テレワークで更に基本的に残業は禁止となっており、仕事とプライベートをきっちりと分けられる環境が整っています。

ライフワークバランスというものが叫ばれてから久しいですが、まさしくそれを実践できる環境にあり、筆者の昨年の目標は「ワーケーションしてみる」に設定していました。

今回は準備編、次回は実践編という形で2回に分けてワーケーションを取り上げてみたいと思います。

ワーケーションってそもそも何?

ワーケーションとは「ワーク」+「バケーション」を合わせた造語とググれば出てきます。

移住を目的としたトライアルや休暇促進といったライフワークバランスを考慮したものなど目的に応じて様々な形があるようです。

筆者の実感としては「旅」+「ノマドワーク」の要素が強いかなと思っています。

若い頃は全国に出張に行き仕事していたこともあり、全国の半分くらい回ってきましたが、出張は往々にして時間がなく、地方で楽しみのはずの食事も手早く済ませられるファストフードの利用が圧倒的に多かったし忙しすぎた。

そういった不満からプライベートではちょくちょく旅行に行っては食べ歩き飲み歩きしていますが、仕事しながらそれをし始めたというのが端的にあらわした行動目的のひとつです。

なので、筆者にとってのワーケーションは「旅人」であり、「ノマド族」である複合体を実践しています。

ワーケーションの準備(旅人編)

出張準備の宿の予約や交通機関の選定などそういったことについて触れたいと思います。

旅人としては、目的地と目的地で何をしたいか、そういったことを最初に決めます。
コロナ渦になり、GoToトラベルや全国旅行支援などの制度があり、それも大いに有効利用します。
平日5日間のパックとなったワーケーション向けの旅行プランとかもありますが、筆者は一箇所の宿で何日も過ごすことは絶対に飽きると思い利用していませんが、次の項でも触れるような仕事がしやすい環境も整えられていることがほとんどなため、用意することが少ないので手軽にワーケーション出来るというメリットもあります。
気になる方は調べてみてはどうでしょうか。

筆者は、普通に旅行計画を立てて宿を取り、移動経路を決めてチケットを取っています。
これを可能にしてるのはノマドワークが出来る装備を揃えており、環境をどこでも整えられるからです。
宿は2泊3日を中心にして、繁忙期は仕事が終わってから移動し1泊してからノマドしています。

今ではほぼ毎月ワーケーションしていますが、そこに至るまでは装備の整備や荷物のパッケージングなど色々と工夫してきました。
なので、いきなりは無理だと思うので最初はワーケーションプランを利用した方がいいと思います。

実際にワーケーションを実行するにあたり、夏季休暇と有給休暇を組み合わせて目的地を2週間ほど行ってきました。
行きたい地方で1泊2日でいろんな宿に泊まり、歩き回り、調べまわり、快適なワーケーションをするために予行演習です。

ワーケーションに適したホテルやそのグループ、設備、場所などを調べるために必要でした。
ホテルによっては2泊3日でも10時チェックアウト時には荷物は預けられますが必ず清掃に入るため出なければならないところとかあったり、机がなかったりと仕事するには厳しいホテルがあったりします。

旅慣れていることと不測の事態でも対応できる柔軟さが問われます。
自分ですべてをプランニングすることは意外とハードルは高いです。

ワーケーションの準備(ノマド族編)

システムエンジニアという仕事の性質上、深夜の障害対応などリモートや出先である程度仕事が出来る環境を整えており、不測の事態でも自力で対応可能であるという前提はありますが、以下に記載するものがあれば比較的簡単にノマド族になれると思います。

・比較的軽量なノートパソコン(PD充電出来る機種だとACアダプターが不要になるので尚可)
・モバイルルーター(通信障害時も考慮してルーターとは別の携帯会社のSIMが入ったスマホがあると尚可)
・電源タップ(手元にコンセントがなかったり口数が足りなかったりすることが多い)
・ワイアレスイヤホン(ノイキャン機能付だと尚可)
・USB充電器
・モバイルバッテリー
・スリッパ的なもの
・上記を持ち運び安いバッグ

これらの他にも、スマホスタンドやタブレットなど日常と同様に快適に過ごせるように色々と用意はしています。

ホテルで仕事が出来ない場合はコワーキングスペースや電源カフェを抑えておき、荷物が運べないときはコインロッカーや荷物預かり所を活用します。
コワーキングスペースや電源カフェは旅行計画の際に調べておいて、旅行計画や移動計画に併せて活用していく感じです。

地方だとコワーキングスペースは意外と空いています。
なので、比較的集中しやすい環境は地方の方が多いかもしれませんね。

集中力の維持や快適な仕事環境というのは基本的に過ごしやすい環境であるので、デジタル温湿度計を旅行の際は携帯しています。
ホテルの部屋は最適な温湿度に保つように心がけるし、ノマド時は服装で調整して快適さを維持します。
意外とこれは大事な要素だと実感しています。

ワーケーションの装備

元々はリュックひとつやトートバッグひとつで旅行に行くタイプで、電車に乗ってから宿を探し出すような行き当たりばったりで無計画なことが大好きだったのですが、さすがにワークも入ってくると事前調査や準備は大切になってきます。
尤もこれは仕事でも同様で仕事は6,7割が準備だと先輩に教わって今まで生きてきました。

バッグ類は
・財布や日常すぐに使うものを入れたボディバッグ
・ノマド時や撮影等で機器類を持ち歩くリュックサック
・着替えやすぐには使わないものを保管してコインロッカーに預けられるサイズのスーツケース
の3つで1週間以上のワーケーションでも対応しています。

忘れ物は絶対に発生してしまい、ワーケーション中のストレスにもなるので、旅行用の装備はほぼ専用で揃えました。
なので、準備には結構入念な調査と時間とお金がかかっております。

皆様の参考になるかはわかりませんが、少しでも役に立てば幸いです。
次回は実践編ということで実際に行ったときのことを書こうと思います。
今回はこの辺で。

いいなと思ったら応援しよう!