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【業務改善メソッド4】もどかしくてもそれっぽい言葉や答えに逃げちゃいけない。

業務改善でダイジなことは早急に物事を結論づけないことです。たとえば、「それを改善するのは難しい」とか、「いま起きている事象はリーダーが問題で、課レベルでは最適なことが横串で考えれば解決できるものだ」「現場で話している「移送」とは〇〇だ」「だから、前工程のファイルが多いことが問題なんです」とかとか。

というのも、業務改善が必要なところは複雑に絡まって、整理されていないから問題になっている訳で、そうした箇所の出来事には真因が何かや、作業の定義ができないことが往々にして含まれていたりします。もしくは、定義できたとしても範囲が狭かったりと、リフレーミングが必要なことが多いです。

(実際現場にどっぷり浸かってしまっている人には何が問題なのかが見えなかったりするので、リフレーミングは必須。状況としては「3人の象」の話と一緒で、ファシリテートするときは常にその前提で考えてます)

なので、たとえもどかしかったとしても、いまある状況・状態をそのまま理解するのが重要です。(何か結論づけたい気持ちをグッとこらえて。。)

(ちなみに、田坂さんがおっしゃる「リーダーは矛盾を把持する」というのもこの延長の延長にあるのではないかなと思ってます。もちろん、決断のレベルは業務改善なのでそこまで重い葛藤はないかもしれません。ただ、矛盾や混沌の状況をそのまままるっと受け止めつづけるのは親戚になり得る器かと。)

ということで、それっぽい言葉に逃げないで、とにかく状況を整理して、そこから曇りなき眼で、帰納的に考えるようにしていきましょう。

ではでは。

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