【つれづれ】オペレーション人間にありがちな正解思考や受注生産思考がアイデア創出を妨げる?!
業務改善するときにときどきありますが、オペレーションに携わっている人でアイデアがあまり出てこないことがあります。原因はいろいろありますが、思考の枠に原因があるのではないかな、と思っています。
というのも、私自身も営業から新規事業開発チームに移ったときに同じようなことがありました。これまで既存事業をいかに効率、効果的に回すかとやることが明確であったところから、「さあなんでも好きなことをやってください」の状況になったときにかえって何をやればいいのかわからない、と混乱したことがあります。もうスケジュールの立て方から自由なので、ベースがゼロになるんですよね。
そのときに助けとなったのが【ギリギリアウト】の発想でした。ギリギリアウトとは、アイデア出しの際に「ちょっとこれを言ったら間違っているかな」というようなアイデアを推奨する考え方です。ブレストをやるときに何をいってもいいといっても、やはり突拍子もないことや明らかにあり得ないことというのはいいづらいですよね。できればセーフ圏内のことを言いたいものです。ただ、セーフ圏内をいうのは誰もが「当然」と思っていることの裏返しですから、新しいことではないことが多いです。また、セーフとアウトのギリギリセーフのことをなんて考えたところで境界線を考えただけでノイズとなりアイデアは出ませんから、ギリギリアウトのアイデアでいいのでどんどん思いついたことをいってください、というスタンスが気持ちを楽にしてくれました。
話が長くなりましたが、アイデアを出すにも思考の枷のようなものが働いてますし、さらには、自分で考える以上に部署の特性や枠組みに思考の枠が当てはめられているということがわかりました。
翻って、オペレーション部署ですが、ここは営業とも違い、発注依頼などがひっきりなしに回ってくる部署です。それも効率的に回すためにフォーマットはできるだけ統一していき、少人数で大量の処理をしていくことを求められます。できるだけ正確に、失敗は手戻りとラインを止めてしまうことにつながりますから。
こんな部署では、正解、正確といったマインドが浸透してますので、どうしてもアイデア出しマインドと、そしてギリギリアウトマインドと相反する考えなのだと思います。通常の仕事をするにはとてもダイジなのでいいのですが、アイデア出しのフェーズではより思い切りアウトから入っていくぐらいの気概で挑まないと、それでも発想の枠は超えられないのではないでしょうか。
ではでは。
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