ミケラを追う者たちについて
考える金仮面卿のワンポイント考察です
今回はミケラを追う者たち、正式名称は分かりません、彼らの考察です
改めて考えるとこれもよく分からないものです
巷にはミケラファンクラブという呼び名も定着しているようで
私もそれを略してミケラFCと呼ぶことにします
最初は魅了されていたり、様子を伺っていたりで本音が分かりません
ですが今際の際なら本音を語ってるかも知れません
そこで彼らの臨終の言葉から彼らの本心を探っていきます
・針の騎士、レダ
最後までミケラを疑わず
そして目指すは世界を優しく導く分け隔てのない律でした
その為ミケラ以外を受け入れず許さない
原理主義者になってしまったのですね
目的の為なら手段を選ばず
ミケラと自己に一ミリの誤謬も見出さない
結果一番優しくない人になってしまった
無謬性というのはやはりよくないと思います
彼女は一貫して分かりやすいキャラかと思います
主人公とミケラは対立する以上、必ずレダも私たちといつかは対立する相手になります
・赤獅子、フレイヤ
彼女のセリフからは、戦至上主義
そしてミケラダーンのカプ推しということが伝わります
赤獅子の人たちは私の偏見では皆獅子餐をしていて、ホーラ・ルーと同じ常に戦と血に渇いている気がします
原理原則が武闘。戦を捧んという言葉もまさに「捧闘」の文化ですね
力こそ正義なので彼女も分かりやすいです
ミケラダーンを推し、戦を望むフレイヤである以上、主人公とは必ず対立することになります
・角人
彼も多くを語らないので本心が分かりづらいですが
①角人の一族と家族を愛する
②故にマリカとその子らやその勢力を憎む →ミケラと対立する可能性
③ミケラもマリカの子ではあるが、敵の敵は味方理論でとりあえず推す
①→②→③の順で想いが強くなっていくので、レダとしては②を危惧しています
②の前には③は条件付きで不確定ですから
なのでレダが角人を粛清するルートもあります
そのとき角人の最期の言葉は
これは①の想いが溢れていて
角人の行動原理は、家族愛とその裏返しの復讐心です
黄金の勢力とは全て敵対しうる
故にレダたちと対立するときは、敵の敵は味方理論で主人公とも共闘する場合がある
でも最終的には主人公も現黄金樹(マリカ)に与する姿勢を見せるときは対立するのでしょう
角人は黄金の勢力との関係では条件付きの行動を取ることになります
・ムーア
腐敗の眷属たる蟲と仲の良いムーアもまた
蟲と同様に母に棄てられた過去があるようです
そこから、棄てられることへの不安と、仲間を得ること、連帯感への渇望があるようです
彼の行動原理は連帯、その先の目的は彼にはよく分からないようです
そして彼を受け入れた唯一の仲間が、蟲とミケラFCだったということですね
魅了が解けてこのまま連帯が失われるのが怖い
だから彼は決してミケラFCを裏切らない
すでにFCが瓦解していたとしても、です
故に彼は必ず主人公と対立することになります
・老兵アンスバッハ
彼はおそらくレダと同じく、神人に、弱者にも優しい律を求めていたのでしょう
しかしその律者の影をミケラには認めなかった
その律者たるべき人はあくまでモーグウィンで、しかし主はもういない
故に主人公に託した
そんなアンスバッハの行動原理は、正義でしょう
故に主人公とは(主人公が突然切り掛かりでもしない限り)対立しません
・ティエリエ
ティエリエは何度かトリーナの言葉を巡って主人公と対立しますが、結果的にはトリーナの望みを優先してミケラを討つ側になります
彼の行動原理も明確で、トリーナです
トリーナの望みを叶えることに生涯を捧げます
トリーナは主人公と対立することがないので、ティエリエも究極的には主人公と対立しません
・落葉のダン
今際の言葉が唯一のセリフ
他は喋らないので彼も分かりにくいのですが、彼はミケラ信者というより、「次の神」の信者でしょう。その次の神にミケラをbetしたのでミケラFCの筆頭になっています
落葉派という集団が今一つ明確でないですが、おそらくレダはミケラが聖樹に移住した後に仕えた褪せ人であるのに対し、ダンはそれ以前からミケラに仕えていたエオヒドの武人なのでしょう
落葉派は私見では神託の使者の出現をきっかけに活動する
神託の使者が新たな神や時代の到来を告げたとき、落葉派もまた新たな神の到来を予感して動き出すのでは
ダンの場合は候補としてラニ・ミケラ・マレニアがいた
彼の仲間の落葉派の中には、ミケラではなくラニやマレニアにbetした信者もあったでしょう
その中でダンは早くからミケラに次代の神を見出していた
日和見や見切りの早い裏切り者との意見もありますが、幼い神人に何かあっては困りますから、彼らのように早くから次代の神のサポートに回る人も必要と思われます
実際道を違えなければ(ラニのように肉体を棄てたり、マレニアのように人の心を棄てたりしなければ)ミケラ以外が神に届いていたかも知れないのです
落葉派というのは、そのような不安定な時期から神人をサポートすべく活動している団体ではないか、と思います
そんな彼らの行動原理は、次世代の神に賭ける単勝オッズ
一度賭けたら揺るがない(揺るげない)ため、主人公とは必ず対立することになります
以上まとめると
臨終の言葉から手繰ったミケラFCメンバーたちの本心は
・針の騎士、レダ …… ミケラ原理主義 ……(優しい律)
・赤獅子、フレイヤ …… 戦闘とミケラダーン推し主義
・角人 …… ファミリー愛
・ムーア …… 連帯感至上主義
・老兵アンスバッハ …… 正義 ……(優しい律)
・ティエリエ …… トリーナ命
・落葉のダン …… 次世代神のギャンブラー一点張り
このうちレダとアンスバッハの目指す未来の理想は、実質同じもので、ただその手段が違った
他のメンバーからは国家観のビジョンが見えない(つまり彼らなりの律が見えない)だけにこの二巨頭が対立したのは惜しいな、と思いました
今回はミケラFCについて考察しました
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