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ラダゴンが残した拒絶の刺たちの考察

こんにちは、美しい花には刺がある、考える金仮面卿です
今回もエルデンリング考察、進めてまいります

<考察の指針>

なお、本考察は体系に矛盾なく、テキストにも
則する範囲で、比較的自由に物語を膨らませて
います

そういう解釈も有りなのか、と楽しみながら
読んでいただけると幸いです☺️

本考察も、ほぼ一回りしました
特殊な切り口からの縦断的考察を2つしていきます


・ラダゴンが残した拒絶の刺たち 
・各地の幻影達の言葉の意味たち

今回は「ラダゴンが残した拒絶の刺たち」

ラダゴンは狭間の地の長い歴史の中、思っているよりずっと多くの場所で、彼の得意技、拒絶の刺を残しています

それらを横断的に眺めながら、ラダゴンという特別なキャラに光を当てたいと思います




拒絶の刺とは

ラダゴンが攻撃に、封印に、DIYに、様々な用途に使う魔術
それを使った後は必ず、鋭い刺をもち複雑に絡まる木の根が残ります

色は、出来立ては黒、それから時間が建つと普通の木の色になって、長い時間が経つと最後は白く化石化します(後述)

具体的に一つ一つ見ていった方が早いです
これが残っていれば、その時代、その場所にラダゴンがいて暗躍していたことが証明される。その目印になります


1.教区の黄金樹


影の地、影の城の水を抜くと、教区があらわれます
そのムービーに、なにやらトゲトゲの木の根のようなものが映ります
これが作中確認できる最も古いラダゴンの拒絶の刺だと思われます


水を抜くと現れる

これ、実は、小黄金樹(だったもの)だと思われます
解釈に過ぎませんが、例えば下図

影の城中庭の黄金樹

影の城、中庭の小黄金樹には、小さいながらも立派な黄金樹が立っています。この下にゴッドフレイの王の受領のタリスマンが落ちていることから、マリカとゴッドフレイの婚礼に関することだと分かります
このことから、おそらくマリカは王配と結婚するとき、王配に黄金樹を立てさせる儀式をするのだ、と推察されます
ゴッドフレイはマリカに黄金の雫を受領後、初めてながらもこのような立派な樹を立ててみせました。ホーラー・ルーらしい豪快な樹といえるでしょう

だとするなら、上の水を抜いて現れた教区の木はそれ以前、マリカとラダゴンが影の城の教会で成婚(といっても単性為成婚ですが)し、雫の受領を得たときに建てたラダゴンの小黄金樹です。とてもそのように見えませんが、ラダゴンは最初、このような黄金樹しか建てられなかったのだと思います。それはおそらく彼が罪人の寄せ集め肉から作られたホムンクルスで、壺から出たばかりのマリカと共に、暗い思いを抱えていたからでしょう

この捻じ曲がった小黄金樹は、影樹と同様、ダラゴンを半身とするマリカの暗部といえましょう

現在、メスメルは教区を水没させています
その主な目的は、巫子村や影樹に通じる重要区画である「影を仰ぐ露台」に誰も近づけさせないためでしょうが、それは同時に、父の立てた歪んだ小黄金樹を隠す効果もあったようです




2.影樹


次にラダゴンが残した拒絶の刺は、大きいですが影樹といえるでしょう

暗く影を帯び、拒絶の刺を纏い
その内に強い聖性を宿している
まるで、影樹そのものののように

影輪草テキスト

このテキストから、影樹そのものが拒絶の刺を纏っていると表現されています

影樹 枝ぶりが拒絶の刺

これも推測ですが、マリカとラダゴンは同一人物であるため、二人同時に共同して黄金樹を立てられません

なのでまずマリカが立て、次にラダゴンが立てた
なので双幹の樹木となった

ラダゴンは教区の小黄金樹を見ても分かるように、左に捩れるスパイラルの幹になります

一方マリカはまっすぐな幹を立てています

二つが同時に成長したため、ラダゴンの幹に引っ張られる形で、マリカの幹が左に少し傾いているのだと予想します

ラダゴンの引き倒し



3.影樹の聖杯の土台


影樹の聖杯 ギザギザの刺で支えられている

次に古いラダゴンの拒絶の刺は、影樹の聖杯の土台に使われていました
黄金樹の雫は、影の地でマリカとラダゴンが建てた歪んだ黄金樹への布教活動に使われました
マリカへの信仰を誓う見返りに永遠の命を賜わる儀式において、聖杯に黄金の雫を注いで信徒たちに与えるのです

黄金樹の雫は、影の地の影樹では、幹に傷を付けそこから垂れてくる黄金の樹液を真下で受けて採取します

黄金の雫の垂れ

そのための受け皿、それを支えるための土台
これをラダゴンが、拒絶の刺でDIYしたのですね

その刺は現在の聖杯の雫の器のデザインにも受け継がれ、描かれています

聖杯の雫 よく見ると、ギザギザの刺がデザインされている

この刺こそが、この次代に既にラダゴンがいた証になります


4.メスメルの串


メスメルの串


串刺しにされる神獣獅子舞

DLCのトレーラーでメスメルの串刺しを見た多くの方は、巨人戦争で刺に刺された巨人たちの亡骸を想起し、メスメルと巨人戦争との関係を考察しました
しかし、実際にDLCでは、メスメルと巨人戦争の繋がりを示す新事実はなく、そのような推理も立ち消えになりました

しかし、これは無関係ではありません

メスメルはラダゴンの子
巨人戦争で巨人を貫いた刺は、ラダゴンの拒絶の刺の攻撃魔術です
このラダゴンから刺の攻撃を受け継いだメスメル
そのメスメルの槍、串””し公メスメルの原点は、ラダゴンのなのです

これもまた、この時代、この地にラダゴンがいた証明
そして、メスメルが間違いなくラダゴンの子であることの証なのです


5.エニル・イリムの封印の木



手前、封印の木(捻れて左に曲がる) 奥、拒絶の刺
影樹のラダゴンの幹と同じ
捻れた曲がり方



手前の封印の木は螺旋を描きながら左に大きく曲がる
これは影樹の双幹のうち、同様に左に曲がる方の幹と同じ形
これはこの時代のラダゴンが螺旋の諸相に影響されて立ててしまう木の癖です

ここで注目すべきは奥、ここにも、長い刺の生えた根がエニル・イリムを覆う

拒絶の刺です

この刺はメスメルの種火で、封印の木と共に燃やされます
これは、後述の本編、黄金樹内部の拒絶の刺が、メリナの種火で燃やされ、封印が解けるのと同じ対比ですね

この地にラダゴンがいて、神を誕生させる螺旋塔を彼が封印した証拠になります


6.影輪草と、影樹の化身が使う魔術


拒絶の刺、魔術

拒絶の刺には、名前そのままの魔術があります

これは例えば、影樹の化身などが攻撃魔術として使ってきます

敬虔な信仰の故に絶望し
祈祷を捨てた者たちの魔術
影樹より生じた拒絶の刺を、地面から生じる
連続で使用することができる
身を捩る影樹の姿が教えている
全てを拒み、傷付けるがよい
我らは見棄てられたのだ

拒絶の刺テキスト

ゴッドフレイ前、実は存在していたマリカの初の王配ラダゴン
(一心同体なので、二人同時に現れることはありません)
彼は、影樹の歪みの責任と、禁忌の子メスメル誕生の責任を問われ、影の地で失脚、それ以降、巨人戦争まで、マリカの中で封印されます

そのような境遇を、影樹と重ね、「我らは見棄てられた」と嘆いているのです
そのような嘆きが、魔術として宿ったのが拒絶の刺なのでしょう

次に影輪草のテキストも見てみましょう

影輪草の茎も拒絶の刺

影樹に向かって咲く大輪の花
(略)
暗く影を帯び、拒絶の刺を纏い
その内に強い聖性を宿している
まるで、影樹そのもののように

影輪草テキスト

はじまりは、誘惑と裏切りだった。黄金はそうして生まれ、また、影も生まれた

DLCトレーラーレダ談、ミケラの言伝聞


「内に強い聖性」vs 「暗く拒絶の刺を纏い」
黄金はそうして産まれ」 ps 「も産まれた」

この対比は、そのままマリカとラダゴンの対比と考えていいでしょう
この影樹の化身の属性、暗く拒絶の刺を纏う部分がラダゴンであり、
故にラダゴンといえば、拒絶の刺がその代名詞なのです

それはおそらくラダゴンが、元がその肉を切り刻んで壺に詰められた「罪人」だった過去があるのでしょう。社会から忌避され、拒絶された罪人。そういった彼の出自が、拒絶の刺という彼独自の技、特性を生み出したと考えられます

そうした来歴を克服するために、ラダゴンはカーリアで魔術を、マリカに師事し祈祷をそれぞれ努力して修め精神を鍛えることで、神人にふさわしい人格者たらんと自らを律したわけですが

しかし拒絶の刺は、そんなラダゴンをいつまでも象徴する魔術でした

影樹もその特性を承継し同じ拒絶の刺という魔術を使い、影輪草も同様に、拒絶の刺をその身に纏うのです

影樹の化身が使う拒絶の刺の魔術


7.巨人戦争遺骸に残る刺

そのようにして、マリカの影としてマリカの内に封印されたラダゴンでしたが、再び日の目を見るチャンスが訪れます

マリカとゴッドフレイがアルター高原のローディルに居城を移し、国獲りの戦争で初めて赴いた巨人山嶺
巨人戦争です。
しかし、極寒の地と慣れない山の地形、そしてあまりに巨大すぎる炎の巨人相手に、ゴッドフレイ軍は劣勢を強いられました

マリカは、この夫のピンチに自らの中のラダゴンを解き放ちます
おそらく特に勝算はなかったと思われます。ただ、ラダゴンの巨人の赤髪となにかを結びつけたのでしょうか

ところがラダゴンは、ある奇策でこの圧倒的劣勢をひっくり返します

巨人戦争
英雄たちの戦い、トロルの裏切り
火の敗れ、黄金樹の時代のはじまり

巨人山嶺の剣碑テキスト

ラダゴンは、自説では最初のトロルの王、ラダの転生した魂を受け継いでいます(この考察は→こちらで詳述しています)
故に、トロルの子孫である戦士集団ザミェル一族がラダゴンの命を受け、トロル全体をローデイル軍に寝返らせることに成功したのです
トロルの巨体なら、巨人とも互角に渡り合えます
そのようにして、ゴッドフレイたちは巨人戦争に勝利したのでした

ただ、ラダゴンはこのころまだ謹慎が解けておらず、歴史の表舞台に名を残すことが許されません。ゆえに、ザミェル一族と共に、「英雄たち」の一人として剣碑に刻まれているのです

なお、巨人戦争によって滅ぼされた巨人たちの亡骸が今の巨人山嶺には残されています。いずれも全身に拒絶の刺が突き刺され、凍りついてその姿を留めています


巨人を貫き絡みつく拒絶の刺


氷付き、化石化していますが、
間違いなくこれはラダゴンの拒絶の刺です

巨人戦争の時代、巨人山嶺
ここに間違いなく、ラダゴンがいた証拠です


8.忌み子の拘束具の紋章

これはラダゴンが直接ここで拒絶の刺を使った、というわけではないのですが、興味深い小ネタとして

これは、モーゴットやモーグの拘束具
それを使ったときに現れる、光の紋章の形です

忌み子たちの拘束具の紋章

中央は、レナ(老いた雪魔女≒宵眼の女王)のトンガリ帽子で分かるように、原初黄金樹の紋章です
その周りを取り囲むのが、拒絶の刺

これは面白いです
原初黄金樹は、坩堝の思想、故に、混ざり角など、忌み子の坩堝も象徴するのですね
そして、この坩堝を拒絶できるのが、拒絶の刺
だから、忌み子たちを拘束できる、という理屈らしいです
坩堝と同様に、拒絶の刺も外なる神の神性の一つなのかも知れません

あるいは、マリカの影としてのラダゴンが、この拘束具に拒絶の刺の魔術を込めて作ったのかも知れません

そうだとしたら、こんな物語が妄想できます

マリカは、二人の忌み子たちに直接会うことを許されていません
でもやはり母として、会いたいものです
それがたとえ憎い角人たちの諸相であっても、我が子となれば特別です
マリカは忌捨ての地下で、二人の牢の前の影に隠れ、そしてラダゴンに姿を変えます
姿を変えているときは人格も切り替わるので、変えてる間の記憶は残りません
でもマリカは、ラダゴンとしてこっそり、二人の息子に会えるのです

ラダゴンは汚いものでも見るように二人を一瞥して、汚いものでも触るように、彼らを掴んで、その拘束具に、定期的に拒絶の刺の魔力を充電します

そして作業を終え、舌打ちする彼らを残して、牢の角を曲がります

そしてまたマリカに姿を変えます
その時手のひらに残った、愛しい子供たちの肌の感触や匂い、温もりを抱きしめます

この拘束具の紋章に浮かぶ拒絶の刺からは、そんな母子の姿が妄想できるのです

破砕戦争当時、モーゴットやモーグの拘束具に魔力が殆ど残っていなかったのは、ラダゴンが黄金樹内部に捕らえられて、この拘束具に魔術「拒絶の刺」を充填できなくなって久しいから、とも考えられます

なかなかおもしろい妄想です

もしそうだとしたら、その時代、忌み捨ての地下にラダゴンが足を踏み入れていた証明になります


9.ストームヴィル城の穴

ストームヴィルの横腹に城奥まで貫くように開けられた穴
その周りには、またしても見慣れた
拒絶の刺が

自説は、ゴッドウィンが暗殺された「陰謀の夜」の首謀者は二本指とラダゴン、犯行現場はストームヴィルと考えています
(陰謀の夜については→こちらで詳述しています)

実行犯はさきほど巨人戦争で触れたザミェル一族ですが、この現場にラダゴンも出張っていた証拠が残っています

このストームヴィル城に開けられた大穴
それはおそらく、ゴッドウィンの閨まで一直線に貫かれています
この頃のラダゴンは、既にレナラの元で魔術を修めています
こんなに強力な魔術を使えるまでに成長したのですね
この穴が空いたことで急襲できたため、暗殺は首尾よく遂行されたと思います

ただ、やっぱりラダゴン
しっかり犯行現場に残していきますね、動かぬ証拠

拒絶の刺

これもまた、このとき、この場所にラダゴンがいた証拠です


10.黄金樹の封印

おそらく、私たちが最初にそれを「拒絶の刺」という名前で見たのは、この場所のそれでしょう


拒絶の刺が、全てを拒んでいる
誰も、黄金樹に入ることはできない

黄金樹を塞いでいた、拒絶の刺

これを焼くため、メリメリは種火となって、生命を落とすことになる
憎き刺

この中には、マリカとともに捕らえられたラダゴンがいます

この拒絶は、マリカを助けんとする主人公を拒絶するように張り巡らされています

この時、この場所に、ラダゴンが確かにいた証拠です


11.マリカを刺した槍


マリカの腹を、恐らく下から突き刺した”刺”

メスメルの串刺しは、ラダゴンの拒絶の刺が由来でした
その刺は、かつて巨人たちを貫き
そして今、マリカの腹を突き刺しています

赤黒い色、死のルーンを使っていますね
ラダゴンはその一部を、ラニを通じて手に入れていました

<ヒューグを追い詰めてた声の主>

ちょっと暴走気味の仮説なので推せませんが

ヒューグがしきりにマリカの声を恐ろし
がっていましたね

神殺しの武器がまだ打てない、と

時系列的にはマリカが腹を刺された後ですが
もしかしたらこの槍は、ラダゴンの求めに
よりヒューグが打ったものかも知れません

死のルーンを加えて
神殺しの拒絶の刺とした

しかし効果が今ひとつなのか
まだマリカを殺せていません
だからラダゴンは、例によってマリカの
言霊を借りて
ヒューグにしつこく恐ろしく
もっと完全な神殺しの刃を作れと、
言霊で迫っていなのかも知れません

ヒューグの恐れ方が尋常でなかったので
そんなことを思いました

もちろん混じり角を憎むマリカがヒューグ
への当たりを強くしてたとも考えられます


これはほぼ確実に、ラダゴンの拒絶の刺を使った槍です

この時代、この場所に、ラダゴンがいた(というか実際に居る)証です


以上11つで恐らく、作中に残されたラダゴンの拒絶の刺は全てです

エルデンリングにはちゃんと、ラダゴンの出自が拒絶の刺という象徴を通じて、事細かに残されているのです

「黄金はそうして生まれ、また、影も生まれた」

マリカが神として誕生したとき、ラダゴンもまた王として誕生していたのです




咎人の刺


以上の拒絶の刺と似たようなものに、罪人、つまり咎人の刺、というものがあります

エルデンリングには、罪の茨という魔術があります

追放された咎人たちの、異端の魔術
学院が最も忌み嫌うもの
罪の茨で自らを傷付け
周囲に、渦巻く血の大を召喚する

罪の茨テキスト

また、鉄茨のエレメールという日陰城のボスも、咎人でした
トゲトゲした茨というのは、エルデンリングでは罪人のイメージなのですね
それは、ラダゴンの拒絶の刺とも似ています

そして、ラダゴンを表すもう一つの象徴として、刺のある斜め格子が挙げられます

1.エルデンリング


ルーンの輪たちの後ろにうっすらと
輝く、斜め格子の刺
私は「咎人の刺」と読んでいます


あるいは、頑なに黄金律原理主義を貫くラダゴンがそれ以外の全てを拒絶するための刺
そのような理が、斜め格子の刺としてエルデンリングに現れている
また、その事実が、このエルデンリングが作られたとき(マリカとゴッドフレイがファルムからエルデの獣を奪ってきて、現黄金樹に宿したとき)に、既にラダゴンもいた証拠なのです


2.罪人肉巫子の額の烙印

詳しくは、罪人巫子壺の考察回参照


ラダゴンの刻印(左)のうちの一部と
大母の刻印(右、想像図)を合わせると


壺の中身の巫子の額に押された烙印になる

壺巫子だったマリカがラダゴンと一体だった証拠として、
この壺巫子の額に押された謎の烙印があります

上記のように、斜め格子のラダゴンの刻印は、咎人の刺を表しているというのが自説ですが、その刺の一部と
この時代の巫子を象徴する大母の手の形(すしざんまいのポーズ)から想像する大母の刻印を会わせると、この壺巫子額の烙印になります

ゆえに、壺巫子は、巫子と、罪人肉とが一体化している形なのです

そしてこれが、この時代、影の地の牢獄の壺の中に、ラダゴンがいた証拠となるのです


3.ラダゴンの刻印


ラダゴンの刻印

この刻印の、斜め格子の咎人の刺の形は、神がラダゴンに生涯の使命を与えた証だといいます

エルデのルーンが刻印された瞳
それは、王配ラダゴンの印であるという
刻印は、神に見出された者が
生涯の使命を与えられた証である

ラダゴンの刻印テキスト

エルデンリングが作られたとき
罪人肉巫子が作られたとき
既にラダゴンがいて、神に使命を与えられていた証になります



4.黄金樹の封印



拒絶の刺の奥に
金色の、咎人の刺、その斜め格子

黄金樹を塞いでいた、拒絶の刺には、同時にラダゴンの刻印である、斜め格子が光っています

この拒絶の刺が、ラダゴンが張り巡らせたものである証、
それがこの咎人の刺です





おまけ

ラダゴンが魔術と祈祷を学んだ後に
立てた小黄金樹

上は、アルターにある小黄金樹教会
ラダゴンが、頑張ってレナラの魔術とマリカの祈祷
どちらも収めて精神力を高めた後に立てた小黄金樹です
1.の捻れた黄金樹や、2.影樹、5.封印の木でみられたように、いったん左に曲がりそうになるも、持ち堪えて真っ直ぐ立てているのが分かります。成長しましたね

曲がりそう
でも耐えた

ただ、少し気になることが

これ、聖樹の形に似てるんですよ

左に曲がりそうになり
持ち堪えた

聖樹はこんな形のようです


耐えた後
やっぱり左にいっちゃってる
左に流れる癖
この共通性は

少し気になるところです
私の考察シリーズを最後まで読めば分かるかも知れません


まとめ


いかがでしょうか。それぞれの景色は、ひょっとしたらなんとなく眼にしていたことがあったかも知れません。

しかし、「黄金と共に生まれた影ラダゴン」という視点でそれらの点を結ぶと、今までと全く違った歴史がありありと浮かび上がります

未だにラダゴンはリエーニエ戦役のあたりで誕生した

とか

ラダゴンの赤髪は、巨人戦争でマリカが巨人を滅したときの呪い

といった説が多数説のように見受けますが

ラダゴンは、もっと昔

神マリカが誕生した頃からいます


今回はいろんな「ラダゴンが残した拒絶の刺たち」を考察しました
次回は「中でも特に重要な要の考察たち」を縦断的に考察します








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