2021 J1リーグ順位予想
2021シーズンの順位予想
1川崎
2東京
3横浜FM
4鹿島
5G大阪
6名古屋
7C大阪
8広島
9清水
10浦和
11仙台
12柏
13神戸
14大分
15札幌
16徳島
17鳥栖
18横浜FC
19福岡
20湘南
コロナウイルスに大打撃を受けた2020シーズン、前例のない過密日程をこなしてきた各チーム。今シーズンも多大な影響を受けるのは間違いない。その中でも上位進出できるのは一体どのチームか。鍵となるのはACLと新外国人だ。ことしのJは多摩川が席巻すると予想する。
()内はチーム内MVPの予想
1川崎(田中碧)
歴史的な強さを誇った蒼黒軍団はやはり今年も優勝候補最有力。昨季までの屋台骨、中村憲剛と守田が去った中盤には小塚、シミッチ、塚川、橘田らタイプの違う優秀な人材を的確補強。前線には知念や遠野が帰還し、選手層の積み上げは成功したといっていい。堅実にこのチームが今季も繁栄を極めると予想する。
2東京(田川亨介)
昨季の過密日程による若手の大量起用は今季の戦術の多様化を導くだろう。各ポジションで熾烈な争いが現時点で勃発している。上位進出の望みは高い。
長谷川健太が語った「タイトルはひとつ獲れば自然と集まってくる」という言葉。昨年最も過酷な過密日程を乗り切り最後に掲げた栄冠はシャーレを呼び込むか。その中で長年抱える課題、得点力不足解消の切り札は漢、田川亨介だ。
3横浜FM(扇原貴宏)
ACLとリーグの両立に苦しんだ昨シーズン。今季の"リーグ一本化"はプラスにはたらくことだろう。エリキ、ジュニオールサントスの退団は痛いがエウベル、レオセアラを獲得。彼らのJでの活躍は未知数であるが、ここ3年ほどのこのチームの外国籍選手の当たり具合を見ると期待せざるを得ない。"勇猛果敢"にタイトルに迫ること間違いない。
4鹿島(上田綺世)
新外国人選手が開幕前に合流できず、戦力維持となった訳だが不思議とこのチームは上位予想をしてしまう。これが鹿島マジックだろう。だがその予想を裏切らない強さがこのチームにはある。J最強と謳われるエヴェラウド、上田綺世の2トップは今年も猛威を振るうこと間違いなし。また、超がつくほどの実力派である新加入ピトゥカには大きな期待が寄せられる。彼らの活躍はJ1優勝には不可欠。4位と予想する。
5G大阪(レアンドロペレイラ)
戦力の維持に成功し、チュセジュン、チアゴアウベス、レアンドロペレイラを獲得。特にレアンドロペレイラが誇る高さや足元の技術、決定力はチームに着実にフィットし得点を重ねるのではないか。一方で守備陣の選手層にはやや不安が残る。宮本監督の手腕にも大きく左右されるだろう。ACLを戦いぬくことも視野にいれ、5位と予想する。
6名古屋(木本恭生)
3年目を迎えたマッシモ体制。木本や柿谷らビッグネームを大型補強。より一層豪華な顔ぶれになったが純粋なCFが山﨑一人となったことなどをはじめとしてACLを臨む上でも選手の母数が少なく映る。それを踏まえて上位と呼べる最低限ラインを予想する。
7C大阪(清武弘嗣)
ヨニッチや片山、木本といった守備陣の有力選手を流出したが完全移籍で進藤や原川らに加え個人昇格の選手を多数獲得。今季もACL争いに参戦することだろう。一方で懸念点はやはり主力の大量の入れ替えとクルピの招聘。特に成功していた守備的戦術のロティーナから攻撃的戦術を志向する監督への変更はマッシモから城福体制へとシフトし途中解任となった2016年のFC東京と重なる節がある。その轍を踏まないことを願う。
8広島(森島司)
補強も流出も最小限といったところで今オフでの大きな変化は見られない。唯一挙げるとするならば、昨季チーム得点王のレアンドロペレイラに代わってジュニオールサントスが加入したこと。昨季横浜で途中加入ながら二桁得点を挙げて強烈なインパクトを残したアタッカーが得点を量産すれば更なる上位進出も可能だろう。
9清水(鈴木義宜)
今オフの話題をかっさらったのは間違いなく清水だった。C大阪で上位争いを演じた名将ロティーナを招聘し、ビッグネームを次々補強。中でも鈴木や片山、権田の獲得はここ数年のこのチームの課題であった失点数の削減に貢献するに違いない。上位予想をしたいところではあるが一年目ということも考慮し、9位とした。
10浦和(金子大毅)
昨季J2優勝を成し遂げたリカルド監督を徳島から強奪するかの如く獲得。組織の一新を図る。ベテランの青木や鈴木、長澤らを放出し、世代交代も着実に進んでいる印象だ。注目は移籍元の湘南でも印象的なプレーを見せていた、新加入の金子。ポジショニングに長けあらゆるところに顔を出すIQの高さは必見だ。
11仙台(シマオマテ)
チーム内外で問題の起こった昨シーズン。ホームで一度も勝てないというサポーター泣かせの一年だったが、今年は心機一転。手倉森誠が指揮官に復帰したことはポジティブに映る。マルティノスを獲得し、外国籍選手の陣容はリーグトップクラスになった。昨季の戦績や純粋なFWがいないのは気がかりだが思いきって中位と予想する。
12柏(上島拓巳)
今季復帰を果たした上島はレンタル先の福岡で大活躍。チームの守備力向上は間違いないだろう。一方で昨シーズンチームの半分近い得点を挙げたオルンガが抜けた穴の大きさは想像に難くない。それを埋めるべく獲得したアンジェロッティら新外国人選手の合流は開幕後。前半戦は特に苦境を迎えると踏む。中位ストップか。
13神戸(古橋亨梧)
ACLでは躍進したものの、リーグ戦では最終盤に5連敗。相変わらずの勝負弱さを露呈してしまったことを顧みると中下位予想をせざるを得ない。ただ元々地力のあるチームなだけに全世界待望の神戸旋風が巻き起こっても不思議ではない。攻撃面では常に異彩を放つ古橋は今年も活躍を続けることだろう。果たして彼はチームをどの順位まで導いてくれるのだろうか。
14大分(渡邉新太)
今オフは大分に衝撃が走った。チームの顔とも言える鈴木や岩田、三平が相次いで退団。主力の大量流出は非常に痛手である。一方で今年も各所から実力のある選手を獲得。中でも個人昇格の渡邉の思い切りの良さは一見の価値がある。
片野坂大分のJ1第二章が幕を開ける。彼らの"一致団結"が見たい。
15札幌(菅大輝)
今年も比較的消極的な補強でオフを終えた。スタメンには昨季並んだ顔ぶれが並ぶだろう。安定という面ではトップレベルである。しかし得点力不足という課題に対処する鍵は全く未知数の新加入選手ガブリエルに委ねられる。その小さな補強と大きな賭けに成功する可能性は僅かか…
16徳島(垣田裕暉)
J2チャンピオンの称号を手に迎える7年ぶりのJ1。主力の慰留に成功し、昨季メンバーをベースに今季も戦うことができる。大きな懸念点の一つは監督の交代。チームを昇格へと導いた指揮官、ロドリゲスは浦和へ赴いた。後任のポヤトス新監督は現時点で未だ来日できていない。手腕も未知数な彼はロドリゲス政権の上積みを図れるか。残留と降格を左右する分岐点はここにある。
17鳥栖(林大地)
高橋秀人、森下、原川、原といった主力を失い、残留に暗雲が立ち込める。若手の台頭という明るい希望はあるものの、残留に必須と言われる守備の安定感や抜けた主力の穴が埋まっているとは思えず、今年も残留争いは免れない。注目は前線。石井と林はJ最強2トップとなれるか。
18横浜FC(松尾佑介)
前線を中心として伊藤や渡邉といった実績のあるベテランを多数獲得したが、彼らは旬を過ぎた選手だという印象を受ける。彼らがもう一度活躍することは名将下平隆宏の手腕も大きく鍵を握ることとなるのだが、戦力的に上積みができているとも言いがたいため降格圏予想をする。
19福岡(フアンマデルガド)
5年ぶりの昇格を果たした今季はJ1定着を目指す。昨シーズンのそれぞれ攻守の柱だった遠野、上島、セランテスの流出はマイナスに映る。メンデスや奈良といった即戦力を獲得したものの昇格の立役者を失ったニューカマーは苦戦を強いられるに違いない。
20湘南(谷晃生)
J1最下位に終わった昨季は降格なしというレギュレーションの恩恵を受けた。4チーム降格となる今季、降格最有力候補の筆頭は湘南と言わざるを得ない。出場の多かった坂、中川、松田、金子、齊藤、鈴木、指宿が相次いで移籍。その穴の大きさは計り知れない。J1最小の得点力改善のため、前線に厚みを生む補強を敢行したが、果たして。。
ベストイレブン予想
波多野豪(東京)
中村帆高(東京)
ジェジエウ(川崎)
チアゴマルチンス(横浜FM)
脇坂泰斗(川崎)
塚川考輝(川崎)
田中碧(川崎)
小林悠(川崎)
田川亨介(東京)
上田綺世(鹿島)
レアンドロペレイラ(G大阪)
得点王:上田綺世(鹿島)
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