GroundbreakinG DJMIX 2021に参加した話 その2『ひとりしりとりせとり』

こんにちは。『Rush-More』のダンスを完コピする夢を見ました、Elbas(えるばす)810こと鳩サブレです。前回の記事につきまして、GdbG公式様含め多くの方から「記事読みました~!」コメントをいただき、大変嬉しいです。ひたすら感情のままに書き綴っておりますが、こうしたコメントを頂くと「書いてよかったなぁ」とYellow Smile😊な気持ちになってしまいますね。

ということで今回は『Yellow Smile (bms extended) / Junk』をBGMにDJMIXのセトリを作った時のお話を書いていこうかと思います。

1.「視聴者とつくる」DJMIXがやりたかった

「しりとり繋ぎ」DJMIXという奇抜(?)なアイデアの発端は2つあります。
1つ目は、配信エンディングでも掲げているように「ある程度の縛りがあったほうが、初DJMIXの自分にとっては楽だった」からです。ジャガイモとにんじんとたまねぎを頂いたところで、カレーにするか肉じゃがにするかシチューにするか、料理下手な私にはどれが良いのか分かりません。そこで誰かから「これで和食を作ってね」と言われれば、肉じゃがでも作ろうかとイメージしやすくなる。使用曲が決まっているGdbGだからこそ出来ることですね。

そして、実はもう一つ理由があったりします。
DJMIXに限らず、私は「一方的な披露ではなくて、観客がいる事で成り立つ」パフォーマンスというのが好みです。例えば、大道芸とか、ぷいきゅあがんばえー!とか、安価で何か作っていくスレとか。そこにいる一期一会の出会いや考え方で、いろいろな顔を見せてくれるのが面白いのです。GdbGの配信イベントの際も多くの人が協調性の高いコメントを残していて、まさしく配信を盛り上げている1要素だと思っております。
ですが、やはりオンラインの配信は、どうしても画面の中の人とコメントログにいる人の間に「壁」が生まれてしまうものです。大きな舞台の上で豪華な演奏が行われていてそれを聞いているような、楽しいけど少しだけ寂しい感覚があるんですよね。
凄く悩みましたね。リスナー参加型DJMIXってなんだろう…?もやもやグルグルした頭で、GdbGのプレイリストを漁る深夜。
そのとき、ランダム再生によってある1つの曲が流れ始めたのです。

それが、これ。

Brain Surviving Magic ~Enjoy Together Mix~ / Speed Magician a.k.a. Ruby.G(2010)

「こ、これだ~!!視聴者参加型の音楽!!」

この曲、もともとクイズ番組中のBGMをテーマにしているのですが、GgbG版では実際にBOF2010をテーマにしたクイズ番組風にアレンジされています。曲を聞きながらクイズも楽しめる2度美味しい曲です。14分もあるしね。
この、「曲に頭を使う要素を入れる」というのが大きなDJMIXのヒントとなりました。多くの曲を繋げながら頭を使う…。繋げることに頭を使うもの…。そこから「しりとり繋ぎ」が発生したという訳なのです。DJMIXのヒントもGdbGに転がっているなんて、本当にGdbGは宝の山ですね。

MIXとしてもGdbGとしても「新しい作品」をお届けしたい。それが伝わっていただけたなら幸いです。

2.しりとりのルール決め

GroundbreakinGには日本語曲名と英字曲名(数字曲名もちらほら)が混在しています。スムーズなセトリ作りのために以下のようなルールで最終的に決定しました。
<OKのルール>
(基本は、〇〇Mixなどのサブタイトルを抜いたタイトル名を用いる)

1.末尾の文字と先頭の文字が一致(Replica→Act Beloved等)
2.読みの末尾と読みの先頭が一致(Replica(レプリカ)→彼ら二人は愛と歓喜の極彩世界の中を歩いている—,またはCaffein High(カフェインハイ)等)
3.読みが「ん」で終わっても、末尾の文字が「ん」でない場合はそのまま繋げられる(GOODFORTUNEは「ん」で終わるが、末尾の文字は「E」なのでEnneaquest等に繋げて良い)
4.特例として、末尾と先頭の単語に明らかに繋がりがある楽曲は繋げられる(portable rain(雨)→うきせいこう(雨奇晴好)等)
5.最後の曲名は読みが「ん」で終わる曲にする


最終的には割とルール1ばかりの、正統派しりとりになりましたけどね…。今後しりとりMIX作りたい方は、参考にしてみてください。

3.自分で自分の首を締めることに

そんなわけでなんとかコンセプトが決まったDJMIX。いよいよセトリ作りです。最初を「GdbG」の「G」にするのは決めていたので、自分の趣味全開で、1曲目の「Galaxy in toybox」はすぐ決まりました。GOODシリーズも始まりに相応しかったのですが、なかなかテンポが合う曲がなかったです…。

実は「Selenotaxis」までは、割とサクサク決まっています。曲の盛り上がりとか考えると「あっ、ここだ…!」とピッタリハマる部分がありまして、そこからどんどん進んでいきました。「Rate Cranky Hi-roller→Ray of Chain」のユーロビート繋がりに出会った時は、もう手を叩いて喜んじゃいましたね。(それぞれの曲の解説も次回に書きたいな…)

ただここから、しりとりMIXの最大の壁にぶちあたります。

「だめだ、このルートじゃ繋げられそうな曲がない…!」

DJスキルが物凄く高くて「どんな曲でも自然と繋いでしまうぞ!」という人ならともかく、DJMIX初級のElbasさんには「しりとり縛りの中からさらにBPMや曲調的に自然に繋げそうな曲」を選ばなければなりません。

当初、selenotaxisの次は「スターゲイザー」を繋ぐ予定でした。いい感じの雰囲気だからね。ただ、その後…

「THE SEVEN」→「NULCTRL」→「L」…「る」…

ダメだ…NULCTRLのあの雰囲気から一気にポップなダンシングモードになる曲(Ruby)か浄化モードに入るような曲(ルミナスメイツ)ばかりだ…。まだ浄化のタイミングではない。もう少しディープ成分が欲しい。

スターゲイザーだから、いけないのか?敢えてトランス継続して「Summertime」とかどうだ。eから始めよう…

eから多すぎる!!

片っ端から繋いでいけ!これでもない!これもイマイチ!「ム」で繋げる曲もあまりない!うわあああああああ!!!

(ここで闇雲に繋いでいる時にラストのEOS→水彩クジラの夢→Dreamin' Attraction!!の繋ぎが生まれた。これにより、最終目標は『selenotaxisの雰囲気から盛り上がりつつ、EOSに繋げる』になる)

しばらく荒れ狂いながらも暫定的に決定したセトリはあったのですが、公募企画が発表されてから改めて見てみると、なんとも言えない並びだったのでまた作り直したりしました。最終的なセトリができたのは、公募企画応募開始の翌日あたりでした。しりとりMix、消費MPが高いMixですね…。今度は縛りなしで緩く繋いでいきたいものです。

4.さ~て、次回のおはなしは?

次回はセトリが出来上がってMIXを完成させるまでに色々感じたことを書いていこうかと思います。今回はSerato DJ Proを利用して作成しました(一部Audacityで音量調節)。DJコントローラー買おうかと思ったのですが、なかなか私にとっては高い買い物ですし、勢いで買ってこのGdbG企画以降一生使わないなんてなってしまったらコントローラーに申し訳ないので…。そういう「ちょっとノートパソコンがあるから試しにDJMIXやってみたいなぁ」という方の参考になって頂ければ幸いです。

結局1ヶ月空いてしまった!次回以降は半月ペースで出せるように頑張ります!


いいなと思ったら応援しよう!