春分図2023年3月21日
春分図〔日本〕(影響3/21~6/20、または一年間)
春分図とは、基本的には夏至の日までの向こう3ヶ月間の世の中の動きを占う星読み図となります。
西洋占星術では、
春分・夏至・秋分・冬至
の四つをそれぞれ重要な日として定めています。
中でも春分図は最重要。
春分の日の太陽は西洋占星術では全てのスタートになるからです。
ここから一周するサイクル、ここから一年間の第一歩なのです。
次の夏至までの3ヶ月の運勢を占うと同時に、ここから一周する一年間の特徴もこの春分図には表されています。
春分図の中身
3ヶ月間または一年間を占っていきます。
まず、一年の出だしは好調です。
動きやすいスタートとなっていきます。
動いたら拡大しやすい。
そして、2023年全体としての特徴として「総決算」「最終準備」のテーマが見て取れます。これまでの過去の総仕上げ。これまでの過去の様々な経験からエッセンスを絞り出す一年となっていきます。
10天体をそれぞれ見てみると、「壊す」「リセットする」というような新境地を開くようなシンボルを多々見受けられます。
太陽は総仕上げ
冥王星は古い価値を壊す
火星はリフレッシュ
金星は新たな価値をつくる
天王星は新たな認識を目覚めさせる
春分の力もあいまって、生まれ変わりのエネルギーなんですよね。
加えて、「内面を見つめる」「埋もれた可能性の発見」など内むきになるシンボルも多いです。
太陽は内側から資質を開く
月は潜在意識に浸る
海王星は精神性の追求
土星は内に隠れる
木星は内向き
まとめると、2023年は、
内面(潜在意識)を見つめることで、自分の資質が見いだせる。それを種に次の世界につなげるサイクル。
です。
それでは、ここから詳しい星読みをはじめていきます。
〔全体の特徴〕
■サイン(12星座)とハウス(1~12の部屋)がピッタリ重なる──地上に宇宙が同期する。直観が降りやすい。
■ハウス左半分に10天体──自分を掘り下げる。
■白羊宮ASC──開拓の力。
■磨羯宮MC──社会的構築を目指す。
■第12ハウスに天体集中──潜在意識にフォーカス。夢の啓示あったり、見えない力に突き動かされたり。直観を信じる事が運勢を開きます。
■180°の天体配置なし──対立や緊張は起こりにくい
全体的に直観が降りやすい天体図となっています。
ここから一年間(特に春期)は宇宙とつながりやすくなっています。
直観のメッセージに耳を傾けて、人生を豊かに開いていきましょう。
それから、宇宙と調和するので、生命エネルギーが充実して働きます。
ここからは各天体について細かく読み解いていきます。
まず、太陽とその周辺
●太陽《天の岩戸》
おひつじ座
1度「女性が水から上がり、アザラシも上がり彼女を抱く」──みずみずしい新たな活動への意欲。新生活に向けてのやる気に満ちあふれたエネルギー。
〔太陽が第12ハウス〕──天の岩戸。発芽するために力をため込む種のエネルギー。自分自身に埋もれている秘められた可能性を発掘する。 潜在意識に燃え上がる創造の光。
これまでの経験の総決算です。
太陽が露わになる直前の薄明、日の出前の白白明けのような一年間となるでしょう。
ぼくは、アセンション体験しましたが、2023年は多くの人がアセンションの扉を開く移行期となると思われます。
太陽には水星、火星、冥王星の影響が絡みます。
水星0°──言葉の力を信じて創造する
火星──思いがけず人生が開ける
冥王星──古い価値を壊すことの促し
●水星《言霊が強まる》
おひつじ座
6度「一辺が明るく照らされた四角 」──素材を見つけ、そこに縛り付けられた時に活力が表れる。対象の中で勢いづく。
〔第12ハウスの水星〕──アファメーション。言霊の力。潜在意識を強める思念。
マントラでも引き寄せの宣言でも何でも、決まった言葉をくりかえし唱える事に効果あります。
水星には太陽の影響だけが絡みます。
太陽──言葉に人の本質が表れる
●冥王星《古い世界を壊しにいく》
やぎ座
30度「秘密のビジネス会議」──既存の世界の価値観から抜け出そうと画策する。古い価値観が壊されていく前兆。
〔第11ハウスの冥王星〕──冥王星がもたらす破壊と再生はインターネットを舞台にまずは広がる。
冥王星は春分から三日後の3月24日には、みずがめ座に移ります。
冥王星が次の星座に移る時は、時代を根底から変えるような大きな出来事が起こりやすいです。
2008年にやぎ座に冥王星が入った当時はリーマンショックがありました。
2023年はどうでしょう?
みずがめ座なので、目が覚めるような出来事。人々の価値観が刷新されるような出来事がありそうな気がしています
冥王星には太陽、水星、海王星、金星が絡みます。
太陽──人間に変化を促す
水星──情報で変化が促される
海王星──潜在意識に変化の波
金星──均衡を崩して変化を促す
●火星《リフレッシュ》
ふたご座
28度「破産宣告された男」──新たな生き方をしたいがために関係や環境をリセットする。生き方を正すためのリフレッシュ。
〔第3ハウスの火星〕──好奇心のままに動きたくなる。新たな世界を開拓するのに適する。
冥王星に続いて、火星も古い世界から変化しようとするエネルギー。
火星には太陽、水星、海王星、土星が絡みます。
太陽──行動と本音の不一致に悩む
水星──動くと無関係な情報で混乱
海王星──動くと方向見失う
土星──積極的に整える
●月《夢心地》
うお座
19度「弟子を指導する巨匠 」──経験を伝えるために同じ体験をさせようとする。学ぶ対象への素直さ。
〔第12ハウスの月〕──境界線の無い感情。ワンネス。愛を育む。慈愛。夢見る心。神秘を感じ取る。神聖な気持ち。愛が溢れる。
29夜月──晦(つごもり)。月が隠れて見えない。月の力は隠されるが、見えない力として働く。世間にはなかなか理解されない心。隠された心がフォーカスされる。
体験をシェアしていく事の大切さ。そして、素直さが大切です。受け入れる心が出来上がっていく一年間だと思います。
月には海王星と天王星の影響が絡みます。
海王星──ハートが開ける
天王星──奇跡を感じ取る
●海王星《内面の光を見つめる》
うお座
26度「影響を分割する新月 」──精神的な追求のために孤独に浸る。
〔第12ハウスの海王星〕──潜在意識に広がる神秘への夢。神秘に憧れる。
海王星は理想を描きます。2023年は神秘的なものへの憧憬が沸いてくるかと思います。
海王星には、月、火星、冥王星の影響が絡みます。
月──神秘を感じて感動する
火星──活力を緩ませる
冥王星──変化を夢見させる
●金星《価値をつくる》
おうし座
5度「開いた墓の前にいる未亡人」──与えられた恩恵を楽しむのを止め、自分で人生を切り開こうとする。過去に対する依存を切り捨て自分の価値を自分で作り出す。
〔第1ハウスの金星〕──花の美しさ。純粋な美しさ。少女マンガにあるような楽しみ。恋に恋する春となる。美しく自分を見せれば、それを見つける人が現れる。自分を着飾り目立つならば明るい世界となる。
金星はモテ金星。着飾る努力をすれば恋愛が開ける。日々の生活を見直して自分を整えることも有効。
金星には冥王星と土星の影響が絡みます。
冥王星──均衡が崩される
土星──美を保つための我慢
●天王星《新たな認識の目覚め》
おうし座の17度
「剣とたいまつの間の戦い」──形としては見えないものを固く信じて、失われないようにする。
第2ハウスの天王星──物質面に革新をもたらす。感覚を変える新たなツールの開発。
おうし座に滞在していた天王星は、感覚的な世界を変革してきた。貨幣(仮想通貨、決済)と視覚(VR、AR)の発展。AIが絵を描くというのも事件だった。
2023年にはおうし座17度に象徴されるような展開。新たな認識、発見があり、それを揺るぎないものにしようと頑なになる。
たとえば、波動、引き寄せ、シンクロ、直観、神の存在などは不確かなもの。それらは世間の認識では広く信じられていないため、日常によって薄められてしまう。
それらを認識できる人はまだ少ない。だが、信じる事でそれは確かなものとなっていく。
天王星には月の影響だけが絡みます。
月──非日常的な刺激を受ける
●土星《境界線を取り払う構築》
うお座
2度「ハンターから隠れているリス」──さらけ出してしまう事で中傷を受けることを警戒し自分の内面を保護する。
第12ハウスの土星──境界線の無い世界観が構築されていく。ネット環境が整備され誰にでも使いやすくなっていく。それから、瞑想や精神を高めるワークなどを用いて精神性を高めていく事に良い影響。
うお座土星は瞑想に良いです。
自分の精神を見定めコントロールするのに最適な時期となります。
土星には金星と火星の影響が絡みます。
金星──瞑想やヨガが流行る
火星──積極的に自分を整える
●木星《小休止の木星》
おひつじ座〔火の活動宮〕
17度「2人のしかめつらした独身女性」──陰と陰。内省。静かに自分の内面を見つめる時。受容性が高まる。慣れ親しんだ人と会って会話すると元気になっていく。
[第1ハウス]──エンジンかかるよ~って感じの社会の高揚感。
新しい体験。新しい環境。
社会全体が新しいものに敏感な風潮。
2022年からつづくおひつじ座の木星は、新奇なものに寛容な空気をつくってきた。ちいかわの雰囲気。
2023年も明るい感じが続くが、ここからは少し内省的になっていく。
自分に冷静さを取り入れていく。やりすぎたところを見直す。
木星は、2023年5月には、おうし座に移る事もあって、2023年は女性的なものが流行ると思われます。
木星には他の天体の影響はありません。
《Aspect(アスペクト)》…天体同士を結ぶ角度の共鳴。特定の角度で天体同士の波長が合う。それらが相互作用する。
60度〔6分割〕──補助の共鳴
90度〔4分割〕──障害の共鳴
120度〔3分割〕──相乗の共鳴
180度〔2分割〕──対立の共鳴
0度〔1分割〕──同調の共鳴
◆太陽と水星が0°で重なる──言霊の力で潜在意識を燃え立たせる。宣言して創造する力。書き表して自己実現への力とする。
◆太陽と冥王星60°角──古い価値観から脱け出すことを促される。
自由な視野が呼び起こされる。
精神の自由を自分に許可すれば、底上げエネルギーとなる。
◆水星と冥王星60°角──古い価値観から逸脱する事を書物やSNSなど情報から見いだせる。覚醒を呼び起こす情報に触れる。
◆太陽と火星90°角──好奇心で取り組んだ事が、思いがけず人生の扉を開く。自分の人生を開く。
◆水星と火星90°角──好奇心で取り組んだ事で、思いがけない情報を得る。
◆月と海王星が合で重なる──神秘を心で感じ取れる。ハートが開ける。慈愛。
海底の神殿に宝物が眠っている。
◆月と天王星60°角──奇跡が心に作用する。刺激を受ける。
◆海王星と冥王星60°角──潜在意識に流れ込む自由エネルギー。
◆海王星と火星90°角──新たな開拓のために動くが、行き先に混乱する。目の前には見えない何かに突き動かされる。茫漠な大海原に船出して島が見えないような感覚。
◆金星と冥王星90°角──美しく整えられた世界をひっくり返される。眠りから覚まそうとする出来事。均衡が崩される。刷新のエネルギー。
◆金星と土星60°角──安定を保つために瞑想やヨガが役立つ。多様性を受け入れる愛。
◆土星と火星120°角──積極的に自分を整える。
◆木星ノーアスペクト──世間の尺度に影響されにくい。自分自身にフォーカス。内面的な変容。
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