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実力を見誤ると悲しくなりやすい気がする

ラフと比べて「なんか違うぅ〜😢」…となった為、じゃあどうすれば良かったのか?!と振り返りながら次へ繋げるnote反省会。

完成日2024/09/01

今回の絵は、8月28日〜9月1日までの5日間で制作した。作業時間の記録を見ると、約21時間。つまり1日平均4時間位描いてしまったことになる。

時間かけ過ぎ

1枚10時間など夢のまた夢って感じだ。まぁその点も含めて振り返っていこう。

反省会開始

まず今回のラフはこちら

汚ない

3Dモデルにポーズをさせてからラフを書こうと思ったんだけど、中々うまいこと行かなくて結局こうなってしまった。枠から落ちそうなくらいのけぞってドヤ顔な天使と困り顔な天使。絵としては汚ないんだけどラフとしてはとても気に入っているというか描く時色々妄想できてすごく楽しかった。手前の天使がここでいちゃつこうぜ〜とか言ってそう…みたいな。

でもじゃあここから清書しろって言われても出来ない実力。仕方がないのでいつも通り3D人形を召喚する。

う〜ん…敗因はここだな

この時はなるべくラフと似た感じになるように頑張ったんだけど、もっと手前のキャラの背中をのけぞらせるべきだったかも。でもそうすると人形の肩の形が崩壊するからついやめちゃったのよね。ここでラフのイメージから離れてしまった気がする。で、この3Dに合わせて下書きをざっくり描いてこうなる。

下書き1

額が斜めってたことも忘れて真っ直ぐになってるね。この時点でラフを見直せば良かったんだなぁ。で、このあと下書き2を作成。前髪とか額の模様とかを書き込んだ。

ごちゃごちゃ

でさぁ、今回は枠を書く時間を短縮するため、線を描くと縁がつくレイヤーモードみたいなのでデザインを描いたのね。

こんなん

これのおかげでめちゃ適当でもなんか模様っぽくできる。

汚ないけどまぁイメージは掴める

そんで時短のためにもなるべく拘らない様にしよう!って適当に〜適当に〜と線を描いたの。でもさ、なんか拘らなかったせいなのかいまいち気に入らず…

な〜んか楽しくないし、違うんだよなぁ…みたいな

このまま書き進めてもあんま満足できんかもしれない…😢と思ってさ。で、やっぱりちゃんと資料がいるよ!となり、本棚から素材集を引っ張り出し、気に入ったのを変形させたり切り貼りしたりしてみることにした。

今回使ったのはこの本(割と使用頻度高い)
引用:2600 Typographic Ornaments and Designs (Dover Pictorial Archive)…p17

ただ枠の上下の模様は見つかったんだけど、若干細い縦の模様で使えそうないい模様が案外見つからない。こう言うのってコラージュ的センスいるよね。で、私それないよね…的な。あぁ〜時間が溶けていくぅ〜〜🫠

でも4辺全部、同じ柄なのはなんかやなんだよぉ〜。あと私、植物模様にあまり惹かれなくて、星とか月とか雲とか、あと鳥の翼とかのが好き。でもこう言う額縁って、結構植物系が多くて見つからないのよねぇ…。今度そういうのが沢山載ってる資料本探そう…。で、いよいよ資料本から見つけられないので渋々縦の模様だけは自分でもう一度書き直すことにした。

最初のが適当に描いて気に入らなかったから、今回は最初から線画形式で真面目に、かつ星とか羽とかの要素をたそうと頑張った。そんでついでに人物も清書して…線画完成。

ひぇ〜疲れたぁあああ〜

うん、でもさすが過去の巨匠のデザインだ。長さ合わせのために無理やり切り貼りした部分には若干違和感を覚えるものの、最初の適当模様よりは断然イイ(゚∀゚)✨

てなわけでやはりと言うか何というか、額縁を描く構図にしたせいでめっちゃくちゃ時間を食ってしまった。悩ましいよなぁ…資料本を使うと出来はいいけどめちゃ時間かかるし大変。フリーハンドで書くとめちゃ時短だけど出来はイマイチ。当たり前体操過ぎるけどなんかもっといい方法あればいいのになぁって感じだ。でも少なくとも今回は時短版をやってから丁寧版をやることになったからロスタイムが凄いことになってしまったわけで…。私の場合、絵は趣味だから締め切りなんてあってない様なもんだし、やっぱ最初から丁寧に描くべきなのかな…いやでも初心者は枚数描かないと上達せんしなぁ。_(:3 ⌒゙)_ウダウダ

で、ここからは色塗り。色彩の計画を全く立てていなかったせいで、「ザ・いつもの」みたいな彩りの絵が完成。ラフに少しでも色つけて、方向性を決めてから塗ったほうが早かったかもしれない。次回はそうしよう。

毎回茶色になる

で、完成したのでラフと比較してみた。

全然ちゃうやん!

で、全然違う…違い過ぎる…!!うわ〜んと現在なっているわけです😢

…なんかラフの雰囲気?表情ってか感情?ストーリーっぽいものが全て失われてる感がある。黄色い天使がここでイチャコラしようぜ〜と言い出して青い天使がこんな人目につくとこはダメだよ(困)…みたいな絵になるはずだったのに〜!(妄想)

青い天使の表情はもっと困り顔にしたい…黄色の天使はせめてこっち向かせたい。う〜ん、でも書き直すとしたら土台からやり直さんとダメだよなこれ…。お蔵入りにすべきなんだろうか…。(´;ω;)ウッ


いや、諦めんなよ!!!!(うるさ)

お蔵入りはダメだ。どんなに気に入らなくてもある程度納得できるとこまで持っていって、とにかく完成させないとお蔵入り癖(?)がついてしまいそうだもん。納得のいく絵が描けるまでお蔵入りにし続けるなんてことになったら多分一生、一枚も完成しない自信がある。

そうだよ、神絵師じゃないんだからさ。はなからラフのイメージを最大限活かした思い通りの絵なんて描けるわけがないんだよ。私の実力で「描けたはずなのにぃ〜!」…なんて言うのは酷い思い上がりってもんだ。うまく行かなくて当たり前だからね。自己評価を見誤るのはストレスのもと…うんうん。少しでもイメージに近づけられるように今の段階でもできることを探して何とか完成と言う名の着地点を目指そう。

今から修正がきくラフとの相違点は?

黄天使の目線をこっちにする・額縁の角度を傾ける、青天使を困り眉にする…ぐらいだろうか…よし、やってみよう。

やってみた

どう?

わからんて…( ³ω³ )

拡大しよう。一応青い子の眉毛と黄色い子の目線だけ変えて見たんだけど…

間違い探しかな

ふ〜む、表情については正直自己満の域を超えないな(いや全部自己満だろ)。

でもラフの額の角度には近づいたんじゃないだろうか、どう?

おぉ!!これはわかるぞ!!

やった〜!!だいぶ描きたかった感じになっている(゚∀゚)額縁に立体感が無さ過ぎて写真みたいに見えなくもないが、そこはまぁ目を瞑ってやろう(上から目線)

ふ〜む、よしよし。ラフのイメージを完璧に再現できたとは到底言い難い…が、終盤の難しい局面で気付いた割にはかなり善戦したんじゃなかろうか。てかラフを見てなければ額が真っ直ぐバージョンでもまぁいい様な気もするなぁ(今更言う)

でも表情を予定していたイメージに変えられたのは良かった…!

よし、今回はこれで完成として、額斜めバージョンと真っ直ぐバージョンのどちらをTwitterやpixivに投稿するのかは、次の絵が完成したあたりの冷静な目線で決めよう。それまでは熟成させるんだ。

悩むなぁ…やっぱ斜めかなぁ…

今回の反省まとめ

①時間がかかりすぎた
②ラフのイメージと離れ過ぎた

この二つだな。

①の解決策としては、時間をかけたくないなら額縁を描かない…これだな、これしかない。毎回額縁で時間かかっちゃってるからね。私の場合、額縁を書くのはアナログで線画を塗る時に金箔を貼る部分が欲しいからっていう理由がでかい。

こういうの

でもアナログ画を完成させるのはせいぜい月に1枚だからね。逆に言えば毎回額のある絵を描く必要はない。なるべく枚数を描いて人物画を上達させるためには、「模様のある額」を描くのは月に1枚までに制限したほうがいい気がする。そうだなそうしよう。でもそうなると、今日は9月1日だから9月の額あり絵はこれで終わりってこと?…でもこれ実質8月に描いた絵だしなぁ。いやでも完成は9月だから、まぁしょうがないか。

一応カラーだし、年間のアレに入れておくか。

9月分終了

9月初日にして月1枚のカラー絵完成ってのは若干インチキ臭いがまぁしょうがない。描けたらもう一枚描こう。でもその時は額は描かないぞ!!!と言うかね、前回描いたエロ浮世絵が楽しかったからまた描こうかなぁとか思ったり。でも漫画も描きたいんだよなぁ。いや、9月の皮算用はまた別でやろう。noteが長くなりすぎ。ここまで書いて記事吹っ飛んだらふて寝する未来が見える。さっさと振り返りを終わらせねば。

え〜と②か、ラフのイメージが変わった原因。これは簡単だな。ラフを描いたあとにこの絵で達成すべき良さ味がどこにあるのかの分析が足りなかったことと、3D人形でのラフイメージ再現が甘かったこと。これよ。

ラフは自由に描いている分、下手でも描きたいポイントが濃縮されている気がする。今回でいえば以下の点に気をつけるべきだった。

漢字で書きな

だから次回は必ず下書き1の段階でラフと比較しよう。

ここならまだ引き返せるのでね

よし、そんなもんだな。

これにて反省会を終わります。お付き合いありがとうございました。ではでは、ま〜たね〜。

題:「ここでする!」「しません」