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お絵描き反省会〜資料を見ないとダメだなぁ(n回目)〜

描いた絵を振り返りつつ反省点を絞り出し、理想の絵を描けるよう次回へ繋げるnote。

完成日 2024/07/23

作業時間は19時間

日数は2024/07/19〜23の5日間。1枚3日まで、10時間以内!っていう目標は、大変オーバーしてしまった。

でも2人構図やからまぁ…(言い訳)

作業肯定の振り返り

今回、(一応最初は)時間内に書くぞ!という意識があったため、まずラフを描くところで考えた。いつもいまいちラフと完成図にアングルとか構図的な差が出てしまうんだけど、もしかして原因はラフの頭身が低いからなのではと。

ラフの頭がデカくなりがちなせいで体の辻褄合わせに苦労する

なので、試しにクリスタの3D人形を使用しながらラフを描くという、私的には多分初の試みを実施。

2枚くらい描いて実感

おぉ…これは結構いいぞ!でもイマイチこれ描くぞってならないなぁ…となり、試しに3Dを2つ並べぐるぐる回してみる。

ここだ!!!!

間違いない!!!(?)

と言うわけでこの上からざんざかラフを描く。

ノリノリで描けた

やっぱBLモチーフだと楽しいなぁ。しかし、3Dが無いと体がかけない。しょうがないので別レイヤで体を重ねる。ついでに枠も寂しいからなんか持ってくることにした。

おお〜。豪華ぁ〜。

今回使った枠の見本はこの素材本から探してきた。

本に載っているサイズが2〜3㎝位と比較的小さめなので、スマホで撮って拡大しないと良く見えない。しかもこの本、著作権切れの昔の本を再度まとめ直したものなので、ベクターデータという概念がそもそもないし、なんなら印刷潰れたり掠れたりしてがち。

引用:Florid Victorian Ornament (Lettering, Calligraphy, Typography)のPLATE5

なので根性で書き起こすしかない…( ³ω³ )!ただ、ベクターレイヤーがない故に出来上がりと言うか書き起こし結果に私の技量による下方修正が発生する事は避けられないんだけど、それゆえ逆に過去の巨匠達のクオリティーが薄まるというか、良くも悪くも分相応な出来栄えになる。よってクリスタの高クオリティな素材を使うと目に見えて浮きがちな民には丁度良いのかもしれない。

で、まずはキャラクターの線画を書き起こす。

疲れ果てる

今回、後から枠のサイズを変えたくなったり、アナログで塗る時に枠無しバージョンで水彩紙に線画印刷できるようにしたい〜と貧乏根性を出したので、一応枠の外まで髪の毛を描いておいた。記録によればここまでで7時間経過している。だめやん。

敗因としては、髪の毛の線画に時間食い過ぎたから。もうちょっと髪の毛をささっと描ける絵柄を模索しないとダメだなぁ。(毎回言ってる)

そんなこんなで、精魂尽き果ててうんざりしつつも枠を清書。

ひぃはぁ、根性〜!!

大変だった。なぞるだけなのにな。でもなぞり終わって巨匠のと比べるとどうにも間抜けな感じになるのよ。そんで書き直すの繰り返し。多分線の強弱とか、色んなとこで仕上がりにグングン差がつくんだと思う。巨匠…パネェっす…。

枠で工夫した点

今回、対象定規を使って一気に4つ描き上げたんだけどさ。

左右で合わないんよね

完成してみるとどうにもキャラの頭頂部につっかかる。上にずらしたり横にずらしたりしてもいまいち良い感じにならない。まぁ元々この絵の為に作った枠じゃないもんね。で、それなら合わせればいいじゃんと気付き

都合に合わせて適当に変形

完全に目測で合わせただけだけど、引きで見ても全然わからない。そっか〜意外と適当に気に入らないとこ直してもいけるんだなぁ…となり、「それならここもやるか…あとこっちも…ついでにもうちょい陰影の強弱を巨匠に近づけて…」等と迷走が始まってしまってね…気づいたら猛烈に時間過ぎてた。

しかも大差ない…

ダメだね。最低限でよしとしないと本当に時間溶ける…反省。枠はあくまで人物のおまけである事を忘れないようにせねば…。

色塗り工程

そんでまぁあとは塗るだけ。最悪枠を塗る前に力尽きてもいいようにと、人物から塗り始める。

よ〜し、一応完成!

もうこれで良くね?…と若干思いはしたものの、服が白いせいでイマイチ生首浮いてる感が拭えない。でも服塗るとどこまで塗っていいのかさっぱりわかんない。私、キャラがフェードアウトしていく構図描くの苦手なんだよな。描きたいけど全然上手くいかずに不自然になる。(だから毎回枠で囲っちゃうの)

なので諦めて服と飾り枠にも色を塗り、背景は飾り枠が目立つように暗くしてみた。

一つ覚えテクニック

よし!!!

これも好きだ!!

…とは思った。しかし、

また茶色だな…

とも、思った。なぜなら私、茶色の絵を描きがちだから。

ちょっと探しただけでこれ

他にもまだまだ沢山あった…成長の為には茶色縛りした方がいいんだろうか??って位ある…。てか流石にひねりないよなぁと思ったり…。なので背景にもうちょっとひねりを加え、茶色以外の要素を加えよう!!!…と奮起した結果、

こうなった

まだ茶色やんけとは言わないでほしい。枠の内部は青くなったでしょ。😤

私、青い絵を素敵に描ける絵描きに憧れがあるからさ、絵のぐも無駄に青買っちゃうし。(茶色のが多いけど)

結局、真っ暗な茶色は大好きなのでこれはこれで良いというか、正直捨てがたくはあるんだけど、アンティーク風な絵に憧れている身としては割と頑張れたような気がしている。できればもうちょっと紙のボロボロ感をリアルにしたかったけど、そこは難しくて無理だった。ジャギジャギしたブラシで背景の縁を削って描いて、古びた装飾写本風にしたかったんだけどさ。でもそもそも「なんとなくにいい感じ」に描ける技術があったら3D人形をなぞったりしてないわけで、「ランダムなボロボロ感」出すのって意外と難しい。多分画面撫でてるだけの時間のが多かったんじゃないかってくらい疲れた。

で、ふと今になって、見本になるような本物の古い本の写真が沢山載った資料持ってるやんと気づいた…。遅いよぉ🫠

この本はね、とてもいい。ただ買う時は本のサイズを必ず確認した方がいい。私は本屋で買ったからいいけど、サイズを知らずにこの本が届いたらデカくてビビると思う。普通の本より一回りはでかい。普通の本ってなんだよって感じだけど

こんな感じ

ちなみに左の本もおすすめ。てなわけで2000年以上前の紙の質感をば探る…。こちらは死海文書のページの画像。

引用:世界を変えた本  マイケル・コリンズ他 (著), 樺山 紘一 (監修), 藤村 奈緒美 (翻訳)p33

ほっほ〜う。リアル〜。(リアルだよ)

いや〜、やっぱ資料って大事だね。先に見てから書けばよかった。反省反省。

もうちょっと黄色っぽくしても良かったのかも。あと私の書き方だと切り口がやや和紙っぽい気がする。

モケモケ感というか・・・

まぁもう書き直す気力ないから、この気付きはもしまたボロボロ紙を描きたくなったらその時に活用しよう。未来の私へ…「資料見てね」

その他の改善点

このパターンもいいかも(優柔不断)

今回はイマイチ影がぼやけたのと、その割には顔色が悪くなった気がするとこがもう一個の反省点かなぁ。でもアンティーク風にするとなるとあんまデジタルっぽく白飛びさせるのも違うような気がするしなぁ…。でも最後にもう少しだけでも色味を明るくさせると良かったのかも。まぁこれは好みによる気もするけどさ。まぁ次回は最後の加工で発色よく仕上げる方法とか調べようかね。今回は正直線画で力尽きてできなかったので。

いや…やっぱ顔色悪いよ。あと紙の色を黄色っぽくする位はすぐできるし。やろう!!

う〜ん???

まぁ、ちょっとは良くなったかな?

多分…。

今回の良かった点

反省ばかりだと良くないからね。今回は最初に書いた「ラフの構図を維持できた」っていう点が良かったと思う。

背景は大分変わってしまったけれどもな

この3D頭部を使ったラフ作成は次回もやろう!!

てなわけで振り返りを終わります。

7月の目標達成

漫画は1pで2枚カウント可

カラー絵とモノクロ絵、両方描けて偉かったなぁ。

ちゃくちゃくとアートサマリーが埋まってくれると達成感あるね。しっかし…

色使いもさることながら

同じキャラ描きすぎやな…。無意識って怖いね。あと季節感もゼロ。8月位はせめて爽やかかつ、違うキャラデザを意識した方がいいのではないだろうか。あと2人構図も続いちゃってるし、次回は1人構図にしようかなぁ。


残る日の遊び方

よ〜し、今月も残すところ後7日間。せっかくだしアナログ画材で塗っちゃおうかなぁ。今回の絵、枠のとこを金箔でギルディングみたくできないかなぁって思ってるんだよね、この本みたいに。

引用:世界の美しい本 (Pie × Hiroshi Unno Art) p138

(ちなみ装丁が綺麗な本だけ見たい場合は当然ながらさっきのでかい方よりこっちのがおすすめ)

月末はアナログ週間にしよう

また金箔まみれにはなってしまうが…

夜な夜な描き進める楽しさには抗えぬ

よ〜し!頑張るぞ〜。

てなわけでお付き合いありがとうございました。またね〜👋

〜完成〜

ふーむ…

次回はもうちょっと色に幅を持たせられるよう頑張ろう🧐✨