画材散財報告〜私は何故買い過ぎてしまうのか〜
画材屋で散財してきたことをダラダラ報告するだけのnote。
時は8月31日土曜日。学生でも何でもないというのに『あぁ…夏休み終わってしまう…もののあはれ…😢』等とアンニュイな気持ちになって…は…いない🤥
実際は、そういう気分になったら悲しいので、これはもうちょっとばかし散財してもええのではないか…?(゚∀゚)✨となり、『よし!何か…画材を買いに行こう( ・`ω・´)キリッ』と言うカモネギ根性で大型画材店にいってきたのだった。
一応何となく、高い筆が欲しいかも…と言うのは決めていたんだけど、言うても予算的には5000〜10000円位で1,2本かなぁみたいな。
その結果がこちら。金額は2万円程度。
てか筆9本は買いすぎ…。な〜にが1〜2本だっつぅの。でもまぁ、そんなもんよね…あるある…?🫠
てかこれ一応レジに行く前にざっと計算して(あかん…1万とか余裕で超えるやん…)と思い直し、念の為に「本当に必要なものかどうか」を胸に手を当てて見直しを行ったんだけど、その上で全員「ヨシ!通れ!」となったと言うか、うむ…何一つ無駄がないな😤となった。(無駄な抵抗)
で、ここから先は未来の私の為の記録と言うか、物価の値上げが激しい昨今の情勢を鑑み、あの時の購入価格こうだったんか〜とか、そういう意図でこれを買ったのか〜などを見直せる様、一つずつネチネチ感想をメモっていくだけなので、(はなから何も期待してないだろうけど一応)読み終わっても何の役にも立たんことをご了承の上でお進みください。
筆
まず筆なんだけど、私は既に結構な本数を持っている。
プロならいざ知らず月に1枚描くかどうか?って人間が、その上「筆買い足そうかな?」とか思う人間が持ってる量ではないんじゃなかろうか(反省)
いやまぁそう言うこと言い出すとキリないから置いておこう。←
この筆たち、結構よく使うのと使わないので差がでかい。そんで最近のお気に入りは
ナムラの自在皆宣 大(1,632円)※これは既に購入済み
これ色んな人がおすすめしてたからまんまと買った筆なんだけど、最初は「割とヘニャヘニャしてるから合わないかも」ってなってたんだ。けど、最近どんどん使いやすくなっちゃって気付けばこればっか使う様になってしまった。それから最近、浮世絵の本を買ったせいか、この和風のお札が貼ってある様な見た目をかっこいいなぁと思うようになってさ。
だから今回はかっこいい日本画筆を一本は買うことに決めた。
なので画材屋についてすぐ、日本画筆コーナーに直行。そしてTwitterで口コミを見たことがあるこの2つを見つけたのだった。
ナムラの特選蒼明 中(2,080円)
ナムラの特選東紅 中(2,880円)
どちらも気になる…が、2本はいらんのでは…後サイズどうするか…両方とも水気をしっかり含んでくれそうだから、大きいの使いたくなるかも…それなら最初から大…いや大になると結構高いぞ…的な。で、結論として、よし!両方とも安い(安くない)中サイズを買って、使ってみて気に入ったら大きいのを買おう!!…みたいになった。ちなみにこの何とも言えない計5000円の結論を導き出すために2時間以上は悩んでいたと思う(悩みすぎ)。
上海工藝 特大下筆春蚕食叶声(1,320円)
で、ようやく両方買うことに決めて「ふぅ…悩みすぎたし、今日はもうこれで帰るか…」と書道筆コーナーを通り過ぎ…れなかった。だって見つけてしまったので。
なんだこの筆…超イイ…。上海工藝…?中国の筆かな?写経用かぁ。
書道の本場ったら中国だ。お値段1,320円か…と、手に取ったら最後よね。何このゴツゴツの軸…マジでカッコよ…!!!
てかこの赤い毛は何?なぜ染めたし?
ふむ…外側はふわふわそうだけどめちゃ短い毛。中心は長いけどコシのありそうな毛だ。なんか昔書道の時間、先生がこんな筆見せてくれたような…毛先だけで描く筆って言ってたっけか?てか懐かしい。書道は右利きの道なので、左利きの私はプルプル震えながら右手で書いててさ。だから先生がちょくちょくフォローしにきてくれていたなぁ(遠い目)
で、意味わからんけど、なんかものすごく「買おう!」と思った。さっきまでの優柔不断さはどこへ行ったんだって感じだ。水彩に使えるのかとか全然わからんのにさぁ。と言うわけで3本目は「上海工藝 特大下筆春蚕食叶声」に決まった。なんか呪文みたいだな。とくだいかひつしゅんさんしょくきょうせい…かな?いつか中国語わかる人にあったら発音と意味を聞いてみよう。
で、ふと「そういえばあれもう一本欲しかったんだった!」と思い出し、またまた日本画筆コーナーへ←えぇ…
ナムラ康尖XS(2,480円)
この筆、細い線を長く描けるから、線画をなぞる用に使ってたんだけど、コシがあるからキンキラ絵の具で細い線引く時も使いやすい。しかしキラキラ絵の具っていくら洗ってもキラキラが残りがち。こりゃもう、2本買って使い分けた方がええなと言うことで買うことに。こんな高いのに2本も買うのもどうなんだ、もっと色々試すべきなんじゃ?とも思うけど、気に入っちゃったし…まぁしょうがないね。
で、タガが外れたまま、(最近アクリル絵の具を薄く溶いて塗ることが増えたから、安めの筆も欲しいなぁ…)となり…
ホルベインスナップ 水彩筆9650 ラウンド10号(675円)
こちらを選択。Princetonと言うブランドらしい。
で、ここから(そう言えば、背景のグラデーションを綺麗に塗るための刷毛が欲しかったんだよな…)となって刷毛探しの旅が始まる。だって広い面積を綺麗に塗るのって難しいからさ…。これとか1色なのに、あんまグラデに出来んかった。
てなわけで見つけたのがこちら
ホルベインスナップ 水彩筆9650ST100(855円)
この筆は大きさの割に千円以下と安い。たぶんナイロン毛だからだと思う。リス毛とかだと5,000円どころか万札いるからね。ナイロン毛は安くて耐久性が高い反面保水力にかけるとのこと。水彩画の様に水たっぷり使うときだと獣毛のが水切れしなくて優位らしい。ただ私は最近、広い面積とか濃い色を塗るならアクリル絵の具の方が便利だなぁと思っている。背景って絵の雰囲気を決めるから先に塗りたいんだけど、水彩は耐水性が無い画材だからその後に内側を塗ろうとすると溶け出してきちゃうの。あと水彩でバシッと濃い色に塗るのも大変。
なのでできれば背景に使う筆はアクリル絵の具用=耐久性が高くて安いナイロン毛の方がいいかなぁ?と思ってさ。だからナイロン毛の刷毛を選んだの。
そんで水彩紙って乾くのが早いから、広い面積を2色グラデにするとなると幅の広い筆が出来れば2本はいるよなぁ…となり、2本目に選んだのがこちら。
バニロンブラシ スタンダード F20(1,080円)
バニロンブラシスタンダードはナイロン毛だけじゃなくて馬毛(獣毛?)も少し混ざってますとか書いてあった気がする。スタンダードじゃない人工毛のみのタイプもあったからさっきの理論からいくとそっちで良かったんだけど、安い方は「初心者におすすめ」、スタンダードの方には「プロ作家も満足の品質」って買いてあったのでうっかり釣られてしもうた。お前は初心者だろ!🔰
でもまぁ、腕に自信無いならいい道具使えとも言うし、言うて数百円だからね…水彩で塗りたくなった時に使えるかもだし、うんうん。
で、「そうだ、グラデ塗る前に紙を水で濡らす為の専用刷毛も買おう」となった。もうやりたい放題だな。でもまぁ水だけなら安いやつでええやろ。って選んだのがこちら。
ナムラA印絵刷毛15号(1,200円)
安く無いじゃん😠って感じだけどしょうがない。
なんかこれ、A印とB印の2種類があって、Aの方が明らかに毛が柔らかくていい感じだなぁと。Bもダメじゃ無いんだけど、Aと比べちまうと…まぁこれも数百円やし、もう今更数百円節約したってダメだろって位カゴに入ってるし…と言うわけで高い方選んじゃった。あぁ〜🫠
ちなみにこの刷毛はちょっと作りが変わっている。
このテグスみたいな糸、もうちょっと短く切れそうな気もするんだけど、どう考えても私より筆に詳しいナムラの筆職人が切り残したってことは必要な長さなのか…?
短すぎると指に刺さるとか?それかうっかり切ったら刷毛が崩壊…なんてこともありうるのだろうか。…念の為少し使ってから切るかどうか考えよう。
んで、ナムラの筆コーナーの隈取筆(既に持っている)などを眺めつつ、(隈取筆ってボカす用らしいけど、案外上手くボカせなかったんだよなぁ。私には平筆とかのがあってるのかなぁ?)と考えてたらいつの間にかコイツもカゴに…。
リセーブル500H−0(756円)
いや、なんかぼかしやすそうだし、軸が透明でシャレオツやなぁと。バえるね。知らんけど。
と言うわけで筆だけで9本になってしまった。よってこれはいかんと筆コーナーを離れたところ、近くにスケルトンカッティングマットなるものが。
その他画材
ウチダ カッティングマット スケルトンホワイト (1,080円)
やや〜!これを求めていた!!!
私は絵に金箔を貼るのが好きなんだけど、掃除が面倒だからマスキングフィルムを貼るのね。
そんで金箔周りだけカッターでス〜ッと切るんだけど
なので先にカッターマットでカットしてから貼りたい…でも下絵が見えんと切れん…と言うのが悩みだった。フィルムを線画印刷したA4のコピー用紙に重ねて切って剥がせばええやん!と思ったら、コピー用紙だとフィルムが密着しちゃって剥がす時破れちゃうの。
で、今は一旦フィルムを水彩紙に重ねて油性マジックで大まかに切り取り線を書き、それをカッターマットに移動させてからくり抜きまた戻すって方法でやってるの。でも油性マジックのインクってフィルムが弾くのよ。(乾くまで待てないだけのせっかちとも言う)
だから貼ろうとしてうっかり擦ると手や紙を汚しちゃってたのさ。きっと、このクリアマットならこの問題を解決できるはず!次回の制作で活用してみよう。
ちなみにこのマット、裏面に保護フィルム貼ってあるから剥がしてねって書いてあったから触ったらちょーサラサラなの。なんもないの。ほんとにフィルムあるんか??( ³ω³ )って5分くらい位かどっちょを爪でカリカリし続けたらようやく微かに傷がついてさ。そんで(これ単に爪でマット傷つけただけだったら笑う)とか思いながら傷を剥がしたらちゃんと剥がすべき保護シートでした。良かった〜。
剥がしたらキュム…って感じのゴムっぽい表面が出てきて机に置いたら全然滑らない感じのマットになった。ただあまりにも剥がしにくかったので、正直最初から剥がしておくか、ここから剥がすシールをつけといておくんなましって感じではあった。(多分気付かないで使う人普通にいるレベルだと思う。)
で、肝心の透け感はこんな感じ。完璧クリアってわけでは無いけど、
と言うわけでコイツをカゴに入れつつ最後の仕上げ(?)に絵の具コーナーへ
絵の具
リキテックスリキッド159 トランスペアレントローアンバー(668円)
これはね、もう完全に趣味。(今までが必要経費かのような言い草すな)
と言うのも同系色を既にたくさん持ってるからいらないんだよね。けど、今あるのと比べてどんな色かどうしても見たくてさぁ。
金箔が禿げた時の為に下の土台に塗る用で買ってる絵の具なんだけどそれぞれ雰囲気が違くて楽しいんだよねぇ。159は161と色が似てるから見送ってたんだけどついに買ってしまった。正直この2色はそっくりで、161の方がほんの少し赤っぽいかも程度。でもやっぱ買ってよかったなぁ。ニヤニヤ。
次、これで本当に最後!
QoR(コア)透明水彩 パーマネントグリーンライト 11ml (1,520円)
QoR(コア)透明水彩フタログリーンブルーシェード11ml (1,360円)
QoR(コア)透明水彩の緑色系が欲しかったんだよね。緑色はホルベインとか別のブランドの絵の具では持ってるんだけど、ふと気づくとQoRの絵の具パレットばかり使っちゃうから、多分このブランドの使いごごちが好きなんだと思う。
ただ思いつくままに色を買い足してってるせいで、テールベルトって言う薄緑色しか緑系が無い。テールベルトは濃く塗っても薄緑になる絵の具なのよ。だから何度か濃い緑色を塗ろうとした時に「あ、QoRだと無い…別メーカーのから探すかぁ〜」ってなったの。(いやそれでいいんだけどさ。)
今あるのでもいいんだけど…でもなぁ、QoR(コア)透明水彩の緑も欲しいなぁ…みたいな。(わがまま)
言うて緑色って青と黄色で混色すれば作れるやんて話なんだろうけど、私、混色が下手なせいかいまいち億劫でさ。でも少し色相をずらす位なら出来るようになってきた。だから今回はせめて(?)青緑色〜とかは買わないで、なるべくTHE・緑色って感じのを1色だけ買おうと思った。
で、その結果がこの2色ってわけ。
いや〜、どっちも発色がいいなぁ。パーマネントグリーンライトはホルベインのパーマネントグリーンNo.1よりちょっと青みがある感じでかつ発色強い。
かなり濃くしても暗い緑にはなりにくそうな感じ。そこで!
フタログリーンブルーシェードの出番ですよ、えぇ。ホルベインのビリジャンヒューと似てんのかなぁと思って買ったんだけどさらに濃い緑にできる感じだった。
これで緑は安心だ…😤
というわけで、述べ17,954円(税込19,749円)のお会計となり、無事レジで( Д) ゜゜ となったのだった。
いやはや…覚悟してても( Д) ゜゜ なるよね。
てか筆買いすぎなんよな。しっかりと活用せねば😤
ではではまたねぇ。