画材系お買い物記録〜気合い醸成編〜
アナログ絵描きに憧れる…🥺
カッコいいよな〜。まぁ憧れてる割にはデジタルソフトに頼りっきりなんだけどさ。3D人形と戻るボタン信者なもんで…。でもそうは言っても現実でさらさら描いてる人見るとめちゃくちゃ憧れちゃう。その願望を、お買い物で晴らすことを覚えてしまった偽アナログ民が私です。え？アナログで書けないの？？？嘘でしょ？？？ってくらい画材持ってる…。でも最近流石に「一体いつまでアナログ民に憧れてんだい？」と言う心の声が聞こえてくる。うん、ホンマそれ。
大型画材店で「インクキャリッジ」と言う、クリスマスシーズン特有の物欲はなんとかなだめることに成功したんだけど、このアナログ絵描きになりたいという欲求は抑えられそうに無い。ならもう辛くても、良い加減努力したほうが自己肯定感を維持できるのでは…と思い始めた。つまりデジタルではとんでもなく嵩上げされている私の実力を直視するキツさより、いつまでも努力出来ずに画材だけが増え続ける方が辛いのでは…？みたいな。
なのでついに、デカ目のクロッキー帳を購入してしまった。と言うわけで今回のnoteは、その辺の感情が錯綜した感じのお買い物記録になります。例によって「あの時この画材をこんな値段でこんな事考えながら買ったんやなぁ…おもろ」と言う未来の私用覚書なので、画材の使用感等には何ら役立た無い、つまり「お役立たぬ情報note」になります。あらかじめご了承くだい。
とりあえず購入画材の全体図はこちら
総額は17000円。
まずは分野が不明なものたちから✍️
分野不明系
製図用ブラシ 小 1040円
もともとAmazonで買った羽箒は持っているんだけど、羽根だから結構繊細なのよね。
しかもお尻にぶら下げるとこついてないから、ペン立てに入れるしかなく、周りのペンと羽根部分がぶつかりがち。そして取り出すときは羽根引っこ抜く様な形で持ちがち。で、YouTubeでこれ使ってる人見かけていいなぁと思ったので試しに買ってみた。いうて全然消しカス出る様なことはしてないんだけどさ。でもアナログ絵描きになれたら使うかもじゃん！…と言うわけで次。
シャーレ 45mm 698円
はぁ？って感じの買い物だけど、画材売り場の途中で実験器具売り場に迷い込んでしまい、「なんか…絵の具皿とかに使ったら可愛いかも、蓋もできるし」と思って買った。蓋するときにカチャっとガラスのいい音がする点は気に入ってるんだけど、試しに使おうとしたところ、蓋を持った状態で下の皿を持ち上げることが出来ないことが判明した為、それほど便利じゃ無かったかも？と思っている。
るつぼB0 498円・るつぼフタ B0用 458円
私は塗り絵作業中によく休憩するから、蓋ありの絵の具皿が欲しいなぁとよく思うのよね。主に金箔貼る時の液体糊入れとかに使いたくて買った。るつぼってこの下に網ひいてバーナー当てて、中身を焼いたりする実験に使うじゃん？だから色々こびりついてしまってもゴシゴシ洗えば復活するかなぁとか思ってさ。
スポイド瓶20ml白490円
専門ブログとかだとスプレーとか霧吹きを推奨してることが多いから、今までは100均のやつ使ってたんだけど、私はスポイトばかり使っちゃうんだよね。でもバケツに綺麗な水の場所を1ヶ所残しておくはずが、うっかり汚れた筆で洗っちゃって…みたいな事が良くあるので試しに買ってみた。
これね、白い蓋を開け閉めする時の音がめちゃいいのよ。カチャ！ってなる。
お絵描き中は白い蓋を取っておく方が便利なのに、この綺麗な音を聴く為だけにいちいち白い蓋を開け閉めしている。無駄過ぎ。でも実験器具系で一番買って良かったなぁと思っている。
マクソントランサー414円
これはね、Twitterの見る用アカウントで流れてきたこちらのツイートを見て欲しくなった。
金箔を貼った装飾部分を際立たせるため、胡桃インクで輪郭を描いています。細かいし描く箇所も多いけど、地道に…！ pic.twitter.com/BzSg0cpnT4
— Rumi❀ (@rumi_graphy) November 15, 2024
私が装飾写本大好きな事がTwitterにバレてるの、凄いよなぁ。そして盛り上げ金箔が美しい。最高。そしてここに写っていた透明な棒、手汗が多い身としては気になる！と思ったわけ。あと、写真を投稿するときに、自分のお手入れしてない指が映り込むと現実に引き戻されてうんざりする事も防げそうでいいし。
ぶっちゃけた事を言うと、なんかコレ過去に買った様な気がするんだけど気のせいかなぁと…思いつつ、まぁ2本あっても困るもんじゃなし！と買った。でも家に帰って薄目で探したんだけど見つからなかったから多分セーフ。今思うと、この前買ったこの筆と勘違いしてたのかもしれない。
絵の具系
絵の具系は主にキラキラ画材探求のために買った。
クサカベピグメント パールシルバー 320円
名前がパールでシルバーな粉末だから、↓とどっち買おうか迷ったんだよねぇ。
ナカガワ胡粉銀パール20 358円
２つを比べるとこんな感じ。
一応、若干銀パールの方が白くて、パールシルバーの方が灰色っぽいくてキラキラ感がある。
ただ意外にも、塗ったときに透明感があるのは銀色っぽく見えたパールシルバーの方だった。まぁ完全に同じ濃さって訳じゃ無いからあくまで参考程度なんだけどさ。そして傾けたときに暗くなるのも、銀色に見えるパールシルバーじゃなくて白っぽい銀パールの方だった。不思議。
あとパールシルバーの方がラメっぽい感じがある気がした。ほんの少しだけど。そんな感じ。
ナカガワ胡粉 雲母（中）208円
ナカガワ胡粉 雲母（細） 208円
ちょっと前のnoteのコメントでキラキラ好きなら雲母も良いですよと教えてもらった。でもアラビアゴムに雲母チタンってのが入っているものを持っていて、
これはちょっと白くなりがちだったから、あんま使ってなかったんだよね。しかし粉末ならアクリルでも使えるかも、てか今まで塗りすぎだったのか？？と思ったので試しに2種の雲母を買ってみた。
ちなみに雲母（荒）と言うのは持っているので
意外にも、このナカガワ胡粉の雲母はあまり白くならなかった。それぞれのサイズを混ぜ合わせ、薄ーく塗りひろげたら繊細に輝くかもしれないなぁと思ったので、今度やってみようと思う。アートグルーで粉1・糊1・水1の割合で溶いたんだけど、ちょっとテカリが出たから、次回は水2にしようかなと思った。
ファインテック マグマオレンジ 840円
こう言う系の金色大好きなんだよね。久々に増やしてしまった。
このマメさを趣味以外では発揮できないのが私の良いところだな…うん。
てか手持ちのファインテック缶の空きが、別の缶の一箇所だけになってしまったなぁ。まぁいいか、また欲しい色できたら缶も買ってこよう。ちなみに塗り比べるとこう↓
素晴らしい…トランサーがこんなに早く活躍するなんて。てか金色絵の具買いすぎて、塗り見本の余白がだいぶ埋まってきてるなぁ。これ作ったときはこんなに金色ばっか買う予定じゃなかったのよねぇ…。
筆系
買いすぎと噂の筆をまたもや増やしてしまった。罪深い…。
まぁしょうがないね（？）まずはこれ。
名村雅心連筆 3連筆3580円
前これが欲しくて見に行った時は無かったのに、今日は置いてあって嬉しくなってつい買ってしまった。しかし、見れば見るほど変な形状だよねぇ。
刷毛と何が違うんだ？…と、筆の当たりを手の甲で試して見たんだけど、なんか刷毛と違ってふんわりしてるというか、筆跡のスジが付かなそうな感じだった。お店にあったデカくて柔らかい平筆とも比べて見たんだけど、刷毛よりはまだそっちの方が近い…でもボリューム感が全然違うというか3連筆のがモッフリしてた。店頭には3連のと5連のがあって、インクキャリッジを諦めたのもあり両方買っちゃうかぁ〜？と一瞬思ったんだけど、いや！3連のを買って、自分にあってるなって思ってから買うべきだよ！と言う理性的な心の声を聞きなんとか1本だけで踏みとどまった。5連のは5〜6千円位したかんね。偉い。今度背景塗るのに使おうと思う。
ラビア ベーシック フラット#2 336円
ラビア ベーシック ラウンド#1 320円
前に買った同系統のやつが使いやすかったので買った。使いやすいのに価格も可愛くて優秀だなぁと思う。アクリル絵の具用に使う予定。
ナムラ ナイロン刷毛Flap 1440円
上の「筆大集合」で写っている中で一番右に写ってる刷毛2本はもう捨てちゃったのよね。なぜかと言うと、金具の部分がめちゃくちゃ錆びてしまったから。たしかホームセンターで買った安めのやつだったんだけどそのせいなのかなぁ。ちゃんと筆先を下に乾かして保管してたのに…やっぱちゃんとした筆会社のやつのがいいのか？それとも金具ついてる刷毛の宿命なのか？…を確認するために買った。ぶら下げる穴が大き目で、S字フックに引っ掛けやすそうなとこも購入の決め手。
アルテージュ キャムロンプロ プラタ630 100/0 738円
アルテージュ キャムロンプロ プラタ 630 10/0 738円
まだあるんかいって思われそうだけど筆はこれで最後…信じて😭
この筆は既に持ってて、使いやすくて使いまくってたらなんかひん曲がってきたから予備として買っておいた。
今回買った細筆4本を比べるとこう
アクリルに使う筆は特に消耗品らしいから、カッピカピになっちゃったやつはちゃんと入れ替えていこうと思う。（と言いつつ、錆びたの以外捨てられてないけど）
紙類
ついに最後、クロッキー帳類だ。冒頭でも述べた通り、デジタル絵描きから、デジタルもアナログもドンと来いな絵描きになりたくてですね。なんか頑張りたい…ぅおおおやるぞ！！と店頭で謎に気合いが入ってしまい、3冊も買ってしまった。（水彩紙は長い事放置すると風邪引いてダメになるからあんま買えないけどクロッキー帳はそこまで気にせんで良いのでは？と思ってしまったってのもデカい）
クロッキーCコットン紙448円
今持ってる小さいやつは持ち歩き用に使ってるんだけど、家の中で使うのとカバンに入れとくので使い分けたいなぁと思って買った。ラフ案とか漫画のネタを書ければ良いので気楽に使っていこうと思う。
アンチークレイドクロッキーA4 1080円
なんかかっこいいなぁと思って買った。
なんかこう、よくわからないけど品質の高いアンチークらしい？…かっこいいね。紙質は裏面が予想に反してツルツルしてたので、描いた絵が重なっていって多少擦れても鉛筆の粉とかで汚れにくいのかなぁ？とか思った。お店にあったクロッキー帳の中では少し高めだったような気がする。
ファブリアーノラフブック上 1350円
上部がリングになってるタイプ。左利きだから、さっきの横閉じタイプだと逆さまに使わないとリングが邪魔になったりしそうなんだよなぁ〜とか思って買ってみた。
3冊の厚みを比べるとファブリアーノのやつが一番分厚い。
上から順に80枚・120枚・50枚らしい。一枚あたりの値段だと、5.6円・11.25円・21.6円となる。クロッキーCは小さいからコスパ的にはデカくておもいファブリアーノの勝ちなのかな？まぁ厚さとか品質にもよるだろうから一概には言えないのかもだけど。
と言うわけで購入品の記録は以上。
描きなよ
買ってきた当日は満足して寝ちゃったんだけど、翌日机の上にあるのを見つけて感じる罪悪感。…か、描かねば…。うん、せめて1日1枚くらいはなんか描こう。下手だって良いじゃないか。みんな最初は下手だったんだよ。頑張れ…😭ってことでとりあえずなんか描いてみることにした。
好きなもんを書けばいいよ。ネタだし用の昨日買ったミニクロッキー帳を広げ、構図的なものをいくつかかく。完全に棒人間だけど気にしない。
ぐちゃぐちゃ…と描いていたら気に入ったのを見つけた。（てかトランサーが活躍してて嬉しい。買って良かったなぁ。）これを大きなスケッチブックに書く。まずは安い？方のファブリアーノから使ってみよう。
なんか想定よりだいぶ早く、良い感じ（当社比）で描けた。謎。そんですんごい楽しかった。見て、斜めから写すと
てか随分昔に買った練り消しがめちゃくちゃ活躍した。ざっくりかいて練り消し使って薄くして、また書き込んで薄くして…ってやると修正しやすいんだね。
てかこれなんか普通に気に入ったなぁ。アナログだけじゃもったいない気がする。デジタルでもラフ案として取り込んでおくか。
いつもは苦しみまくってラフ案が完成するのに不思議だなぁ。時間測るの忘れちゃったけど多分鉛筆画はそこまで時間かけてないはず。片目しか書いてないからかな？
てかデジタルで色塗ってて思ったんだけど、iPadって狭いんだなぁ。いや、紙が広いのかな。なんか不思議。というかいつもは3D人形使ってるけど頭の大きさ大丈夫なんかな、軽く書き起こして合わせてみよう。
意外と平気だった。マント系だからアナログでもどうにできちゃうのかもね。マント好きだからちょうど良いかも。体かけなくて挫けそうな日はマントを着せることにしよう。
てな訳で、予想に反してデジタル絵の下書きまでザックリと完成させることが出来てしまい、大変嬉しい結果に終わった。
ビギナーズラックってやつかな。感謝せねば。アナログで好きな物を描けるようになる為にも今日の嬉しさを忘れずなるべく毎日クロッキー帳に落書きする習慣をつけていこう。
ではでは、こんなところまでお付き合いありがとう。ま〜たね〜。