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はじめまして、Äiskä=「かあちゃん」です。

こんにちは!!Äiskä(あいすか)と申します。

え?なんじゃその変な名前は?とお思いの方へ、ご説明いたします。

Äiskäとは、フィンランド語で「おかあさん」という意味です。
フィンランド語で一番使われてる「おかあさん」の意味はÄiti(あいてぃ)。その他にも Äiskä(あいすか)、Mutsi(むち)、Mama(まま)、Mamma(まんま)、Mami(まみ)など。他にも、下の名前で呼ぶ人もいるそうです。(フィンランド大使館のTwitterより)

Mama、Mamma、Mamiは英語っぽいから分かる。Mutsi(むち)は年配のどっしりとした貫禄のあるお母様のようなイメージ。(あくまでも個人的感覚です。)
それに比べて、Äiskä(あいすか)は、ちょっと軽め?な、「そうっすか?」とか言ってしまいそうな、日本語でいうところの「かあちゃん」にぴったりだなぁ、と思ったわけです。(繰り返しますが、あくまでも聞いた感じの個人的見解であります。)

これから、こちらで定期的に「かあちゃん」から、お手紙を書かせていただくことになりました。

なぜかあちゃんがわざわざ手紙を書くのか?
誰に向けて書いているのか?

それは、20代、30代の若い女の子たちに、自分のココロと身体をいちばん大切にしてほしいと願っているから。

今のかあちゃんは、まだまだ子育てに奮闘中で、気づいたら人生も折り返し地点にきていました。ある日、ふと、思ったのです。かあちゃんは、自分の子どもだけでなくて、これからの未来を歩んでいく女の子たちの応援がしたい!って。
みなさんに、ほっこりとしてもらえるような、ゲラゲラ笑ってもらえるような(そして、時にはちょっぴり真面目な)お手紙を届けられたらと想っています。

かあちゃんの幼少期から大学時代

ここで、私について少し自己紹介をさせてください。

かあちゃんは「心身ともにすこやかに」をモットーに、現在、湘南で家族と共に生活をしています。実際に小学生の娘と幼稚園児の息子のかあちゃんでもあり、地域で“かあちゃんネットワーク活動”にも参加しています。

趣味は、コーヒーを飲みながら妄想すること、チョコレートを食べながらコーヒーを飲むこと。他にも図書館で本を読んだり、本屋さんで本探し(自己最高6時間滞在)をしたり、けっこうインドア派です。
最近はなかなか外に出る機会も少なくなったのですが、自宅でオンラインエクササイズをしたり、たまにドライブをしながら一人カラオケで熱唱してストレス発散したりしています。

幼少期は瀬戸内海の海と山に囲まれた、自然豊かな環境のなかで過ごしました。
そのころから本を読み、空を見上げては、ここではない別の世界へ行ってみたいなぁと、こっそりと空想を楽しむような女の子でした。

小学校時代は運動も勉強もまあまあできるタイプの子でした。4年生からバレーボールをはじめ、高校まで続けたことから、思春期の青春は体育会一色だったように思います。

高校卒業後は関東の大学に入学し、アルバイトをしては国内外へ旅行をしたり、在学中にドイツ留学もしました。
大学のゼミで北欧の芸術文化にふれる機会もあり、その時から、好きな本や芸術に関することで仕事をしたい、と思うようになりました。

国際線CAを経て大学院へ

大学時代のかあちゃんは満喫充実一色でした。しかし、世の中はリーマンショックの影響で景気は落ち込み、就職活動も氷河期の真っただなかでした。
希望していた出版業界へエントリーシートを出しても全滅。一人暮らしだったので、働き先をみつけなければ実家へ戻るしかないと焦っていました。
大学の就職課で勧められた様々な職種の会社へ手あたり次第書類を送り、面接を受けました。
必死すぎて、その頃の記憶はあまりありません。最初に内定をいただいた会社がご縁のある会社だと思い、入社したのが航空会社。その後11年間も国際線CAとして働くことになるとは、その時は予想もしていませんでした。

小中高大と、すべて共学出身だったかあちゃんは、社会に出てはじめてCAという“女子だけの世界”を知ります。20代から50代までいきいきと働く女性たちとともに、世界を飛び回り、多くのお客様と出会い、そして多様な文化や社会を知る体験ができました。

最初は女性だけの環境に不安でしかなかったかあちゃんでしたが、人に恵まれ、仕事でも多くの経験を積ませてもらいました。いつの間にかこの生活そのものを生きがいに感じ、気づけば11年、あっという間でした。

しかしながら、その頃から身体が悲鳴を上げはじめ、気力もついていかなくなったのです。時差もある肉体労働の仕事です。体力に自信のあったかあちゃんでも、ある日ついに倒れてしまいました。そして数か月、悩みに悩んだ末に退職。転職活動をすることになったのです。

ただ、基本的にポジティブなかあちゃんです。悩みに悩んだら、あとは動くだけ。「次の仕事は、朝起きて夜に寝る、普通の生活が送れたらいいな。できれば、本に囲まれた場所があれば最高」という条件のもと、某女子大学に転職することができました。
大学での仕事は、学生のキャリア支援やインターンといった授業に関するカリキュラム作成と、それに伴う研究活動でした。
勤務の傍ら、隙間時間に図書館で本を読んだり、こっそり興味のある授業に忍び込んだり、かあちゃんにとって、女子大での仕事は幼少期の妄想生活と似たような、パラダイスな環境でした。

ここで、かつての知的好奇心が開花され、かあちゃんも大学院へ行きたいと思うようになりました。そして30代でまた受験にチャレンジし、昼間は女子大勤務、夜間に他大の大学院へ通うという二足の草鞋生活を送ることになりました。

大学院では健康学全般(栄養、心理、ヘルスプロモーションなど)を学びました。自身が体調不良でCAの仕事を退職していたので、とくに女性のライフステージや社会環境など含めた心身面の健康についてずっと関心があったからです。
同時期にプライベートでは、結婚、妊娠。当時、非常勤だった私は産休・育児休暇制度が使えず、またもや退職することとなります。

※現在は契約社員、派遣社員でも産休・育児休暇が利用できるなど、制度が変わっています。最新のものは厚生労働省のサイトを参考にしてください。

大学院での学びに専念するかたわら、妊娠・出産が障壁になることや、女性の雇用形態の違いから、妊産婦や子どもに対するサポートに差が出る制度など、日本の風習に疑問をもつようになります。
自分の子育てをしながら、海外の産前産後の女性にかかわる制度や生活文化なども調べ、研究会やNPOに参画するなど、草の根活動も行ってきました。

そして、当時、乳飲み子を抱えて学び研究しながら、もがき苦しんでいたかあちゃんにとって、羨ましく魅力的に見えた国がフィンランドであり、ネウボラという制度だったのです。

ネウボラとは、フィンランド語で「アドバイスの場所」という意味です。妊婦健診をはじめ、妊娠期から就学前にかけての子どもや家族を対象とする支援制度のことであり、「かかりつけ保健師」を中心とした産前・産後・子育ての切れ目ない支援をする地域拠点を意味します。

これからのかあちゃん~風の時代に手紙をのせて~

フィンランドを意識するようになってから、女性の生きかた、子どもの教育に基づいた人材育成、自然とともに生きる世界観、健やかであるということの本質、生きていくうえで個を尊重する価値観、自然と人間の共存など、日本人の私たちと通ずるものが、フィンランドとの間にあるとかあちゃんは感じています。

もしかしたら、かあちゃんだけではなく、みなさんも同じ気持ちなのかもしれないと、昨年くらいから、特にコロナ禍になって強く想うようになりました。
こうやって、いま、みなさんにお手紙を書けているのは、もしかしたら、このコロちゃんがかあちゃんに追い風を与えてくれたのかもしれないですね。

各種メディアでもとりあげられているのでご存じの方もいるかもしれないですが、2021年は占星術的にみても、時代の大きな切り替わりのタイミングを迎えているそうです。

「風の時代に自分を最適化する方法」 yuji著 講談社 (2020年)より

時代というもののサイクルは占星術的には約200年から240年、春夏秋冬のように定期的に移り変わっていく。火・土・風・水の四元素の一つの要素が、一つの時代(約200年)を担当している。2020年までは土の時代、そして2021年からは風の時代といわれている。

18世紀末の産業革命に端を発した「土の時代」が2020年には終わり、約200年ぶりに次の「風の時代」へと移り変わる大きな節目に私たちは今いるのだとか。
土の時代の象徴は「金銭・物質・権威」などの形あるものでした。
それに対して、次の風の時代のキーワードは「知性」「情報」「繋がり」「循環」、環境問題、ソーシャルキャピタル、そして「We(わたしたち)」という意識など、今の私たちに何らかの気づきを与えてくれそうな言葉たちです。

かあちゃんは占星術のことはわかりませんが、これからの風の時代って、なんだかワクワクを感じています。これまでのかあちゃんは、土の時代の中でジタバタもがいていました。だからこそ、これからは新しい場所で未来について考えるきっかけとなるような言葉を届けたいと思っています。

私たち祖先が大切にしてきたもの、伝統的なもの、現代の日本人がこれまで少し忘れかけていたかもしれないことやものについても考えてみたいなあ。そのほかにも、フィンランドのこと、幸福感とか生き方とか、海外の生活文化や教育にも触れて書いてみたいなあ。

かあちゃんの夢は絶賛拡大中。みなさんにとって役に立つこと、そして、日常のなかでほっこりといやされること、ぶぶぶって笑えることを、かあちゃんなりに伝えていけたらいいなと思っています。

ここまで読んでくれて、ありがとうございました。
次回のお手紙まで、みなさん、お身体にお気をつけて、こころ穏やかにおすごしくださいませ。
かあちゃんより

Text by Äiskä あいすか(Cheer up girls★かあちゃんライター)

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