重要:マインド心理学的「人間関係の悩み」解消法〜3.執着編
ほとんどの悩みは人間関係に基づくものだと言われますよね。
確かに私のセッションでも人間関係で悩んでいる人はとても多いです。
人間関係、私たちにとって永遠の課題かもしれません。
じゃあ、人間関係の悩みってどうすれば解消できるの?そんな疑問にマインド心理学でお答えしたいと思います。
人間関係が苦手だったり、悩んでいたり、もっと人間関係で幸せになりたい!そんな人に読んでいただけたらと思って書きました。
今回はそんな3回シリーズの第3回目。よければお付き合い下さい^_^
第1回目、第2回目はこちら。
対策その3 :相手と仲良くなろう、気にいられようとしない
人間関係で苦しんでいる人って、基本的に、相手との距離を近づけることばかり意識しているんですね。
なんで仲良くなれないんだろう。
もっと仲良くなりたい。
気に入られたい。
さらに、この範囲が広くなれば…人気者になりたい。
そう、心のどこかで、相手と仲良くしたい、気に入られたいと言う「執着」があるのです。
こちらの図をご覧ください。
執着のマインドは確かにプラスのポジティブなエネルギーですが、満たされないかぎり苦しいのです。解消されると流れていくフロー型ですが、解消してあげないと苦悩につながるマインド。
だから、うまくいかないと悩むんでしまう。
そもそも仲良くしよう、気に入られよう、と言う執着がなければどうなるでしょうか?
ちょっと想像していただいてもいいですか?
・・・
そうなんです。
執着がなければ、多少人間関係がうまくいかなくても悩まないんですね。「別に仲良くしなくてもいいや」って思っていると、悩みさえも生まれないのです。
仏教でも「執着を捨てろ」と説いているのは、こういうことなのです。
でも、ここまで割り切ってしまうことは、いきなりは難しいかもしれません。
「執着を捨てる」はセッションをしていても、いきなりできることではなく、何回かに分けて徐々にできるようになってくるものなのです。
そこで、別に嫌われてもいいや、仲良くなれなくてもいいや…なんてそこまで思えなくても、誰でも簡単にできる方法をお伝えします。
それは、相手との距離感を保つと言う事。
仲良くなれないなら、衝突しない距離感を保つのです。特に、身近な人に対してはこの方法が有効です。
よく夫婦仲が悪いケースであるのが、相性が悪いのにお互い良い夫婦関係を保とうと、無理矢理、近い距離感でいようとして、余計に衝突することです。
近い距離感でいるから、感情移入して、衝突するのです。衝突したくなければ、遠い距離感でいることが大切。
これは、別居とかそういうことではなく、心の距離感ですね。
これは職場の人間関係でも当てはまります。相性の悪い上司とは心の距離感を保つように努める。
怒ったり、悪態をついてしまう前に、自分で心の距離感を保って涼しい顔でいられるようにする。
それだけでも、ストレスが全然違います。それから具体的な改善策を考えればいい。
具体的な心の距離感の保ち方は、その人の心の特性や行動特性、経験値によっても変わってきますが、「心の距離感」を意識するだけでも随分と変わってくるはずです。
もし、心の距離感を保つことに怖さや抵抗がある人は、こちらもご覧ください。きっと、その抵抗感の原因がわかっていただけると思います。
さて3回にわたってマインド心理学的、人間関係の悩みの解消法についてお伝えしました。
これ以外にもまだまだ、いっぱいあるので話は尽きないのですが、とりあえず今回はこれで最終回とします。
これ以外の人間関係の悩み解消法もまた書きますね!
最後まで読んでくれてありがとうございました!ご参考になれば幸いです。皆さまの近くに、人間関係で悩んでいる人がいればシェアしてあげてくださいね。
#すべての人に幸福マインドを 。
マインド心理学カウンセラー 仲 恵里
追伸:人のマインドのしくみや特性については、こちらで詳しく解説しています。ご参考までに。