一人じゃ乗り越えられない事もある
カフェゼミのサブゼミを開いた。「サブゼミ」は、月に一回行われるカフェゼミとは違って、学生のみで企画し、運営をしているイベントのこと。
今回は元木一喜さんにゲストとして来てもらって、ABD(Active Book Dialogue)方で本を楽しく読むワークショップを教えてほしいとお願いした。
「プレイフルシンキング」の本を分担して一人20分で読み、紙にまとめるというワークショップを始めて行い、「不安」しかなかった。それは、読むスピードも理解力も人より遅いし、更にまとめてプレゼンテーションをするということに慣れていなかったから。苦手なことは怖いし、なるべくやりたくない傾向が強い。
でも、あっという間に40分で皆のプレゼンが終わり、「不安や怖さ」なんて全く感じなかったことに気付いた。なんでだろう?って考えた時に、「一人」じゃなかったからかなと思った。皆と同じ本を読んで、それぞれが違う楽しさを味わいながら、人の話を聞いて、新たな発見をする。これが、「シリアス・ファン」。真剣だけど、皆で楽しく学ぶこと。
「プレイフルシンキング」の筆者が「楽しさの中には学びがある」と論じていた。 困難は、楽しむように乗り越えて、自分の夢へ近づくために必要な気持ちであることに気付いた。「楽しさ」っていうのは、盛り上げる、テンションの高い楽しみ方の他に、真剣に取り組んで、状況に応じてプレイフルに振る舞う仕方もある。
本を読み終える前は、ずっと「can I do it? 」の質問を気にして、変化を恐れていたのではないのか。本を楽しく読む方法だっり、人前で話すことに恐れを感じていて、成長したいという気持ちが薄かった。でも、読み終わってから、「how can I do it 」の思考は、自分が嫌なことを乗り越えたら、成長できるって自分に言い聞かせて、自分の事を信じることが重要であることに気付かされた。
ワクワクしながら、本を楽しく読めるようになりたいって思えるかどうかがこの場で一番必要だったマインドなのではないのかなって振り返って思った。
そして、最後に、今回はみんなで「本を読み終える」ことにチャレンジして、プレイフルな考え方を身につけることができた。一人で本を読む楽しさとはまた違った楽しさを体験することができ、自分一人じゃ達成できなかった目標を、今回は大勢の人(仲間)がいたから頑張って乗り越えられた気がした。