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タイピングの最適化
今回はナンバリングから外れた番外編です。
Astarte配列を用いた英語打鍵における最適化をメインに扱います。
最適化とは?
「そもそも最適化とはなんぞや!?」という方向けに解説します。最適化を知っている方は読み飛ばしてもらって構いません。
結論として、最適化とは、
「特定の文字列に最適な非標準運指」のことです。
※ここでの、標準運指は「一般的に推奨されているキー毎の指の割り当て」を指します。
では、これから具体的に解説していきます。
まずは、Astarte配列のキー配列を見てください。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/173290918/picture_pc_e513da5d92c7427f4fd0cdc808577b90.png?width=1200)
どの配列でも言えることですが、標準運指を使う上で、同じ指で別のキーを連続で打鍵すること(以下、同指連続)があります。
いくつか例を挙げます。
※()内は連続する指
〈QWERTYの場合〉 *ローマ字
ざza(左小指)
でde(左中指)
きki(右中指)
〈Astarte配列の場合〉 *英語
po(左薬指)
ay(左人差し指)
ca(左人差し指)
上記のキー配列図で確認できる通り、同指連続になります。(QWERTY勢の方は置き換えて考えてみてください。)
このような、標準運指での打鍵が非効率的である文字列へのアプローチとして生まれたのが最適化です。
では、どのようにして最適化というものをするのか?
その本題に入る前にタイピングにおける運指の記法を軽くまとめます。(これまでの記事でも説明なしで使ってきましたが、ここにきてやっと説明)
〈運指の記法〉
①左小指を1、左薬指を2、…右小指を0というふうに番号を振る
②対応する番号を順番に並べる
ex):taipingu(41898747)
では、本題に入ります。
先ほどのQWERTYの例を使いましょう。
標準運指で「za」と打つ場合、運指は11です。
これを最適化すると、運指は21となります。
他にも、「de」の場合、標準運指は33ですが、最適化すると43などにできます。
このように、基本的に最適化はアルペジオ打鍵化を行います。
他にも、nya,nyu,nyoなどでは通常771,778,779となるところを左手でyを押すことで、741,748,749のように非同指連続化させています。
これが、最適化です。
ここに示したものだけが全てではありません。
そもそも、最適化はその人にとって最適な運指を指すので最適化の種類は膨大です。
試行錯誤して自分にとって最適な運指作り出すのが大事ですね。
最適化した運指表
さて、ようやくこの記事のメインテーマです。
こちらも先に結論を出します。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/173300459/picture_pc_d78d0994edbe80e99a893b2f17f03367.png?width=1200)
これが全てではあるんですが、ここからは具体的な使用例を示しつつ、最適化をまとめます。
※現行の運指のみ記載しています。最適化が増え次第、追記していく予定です。
ay(43)
ex): day, layer, bay
ca(43)
ex): cat, capital, capture
po(23)
ex): possible, position, popular
ue/eu(34/43)
ex): blue, true, argue, Europe, neutral
tl(87)
ex): title, gentle, settle
km(87)
ex): bookmark, bankman
nh(78)
ex): enhance, inherent
lm(87)
ex): film, calm
bs(98)
ex): absorb
wr(90)
ex): write, wrong, wrist
zi(21)
ex): zipper
I’(21)
ex): I’m
cau(432)
ex): cause
<>(34)
exo(432)
ex): exotic
今回のまとめ
TWE成長日記の番外編ということで、最適化についてまとめてみました。
正直なところ今は、最適化をしていてもしていなくても大して変わらない速度なんですが、後々のことを考えた上で、早いうちから手に馴染ませておくのも大事かなと思い、最適化しました。
私自身、QWERTYの頃から右親指は最適化した上で使っていないため、それがAstarte配列にも靡いて親指はスペース以外対応していません。
ですが、mを親指に対応させるなどしてみてもいいかもしれませんね。