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SUMMER SONICを語ろう。(8/20 Tokyo)
どうもこんばんは。とうとう夏の風物詩SUMMER SONIC(以下サマソニ)が終わってしまいましたね。3年ぶりということもあって会場に行った人もオンラインでライブも見た人も楽しかったはずです。
私自身は初のサマソニということと3年ぶりのフェスということで、さすがに待ちどうしくて日が近づくたびにうずうずしちゃいましたね。そんなサマソニの20日の東京公演に参加し鬼やばくて感想を書きたくなったのでアーティストごとに振り返っていきたい。
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1.カメレオン・ライム・ウーピーパイ【11:00〜11:40】
セットリスト
(不明)
本日1発目のライブ。3年振りのフェスということもあって体慣らしにはちょうどいいライブでした。直前でLINDA LINDASとどっち見ようか迷っててBEABADOOBEEの時間の関係もあってカメレオンを前日の予習ありで見に行きましたが、中毒性のある楽曲とテンポの良いライブ、サマソニオリジナルのVJまで全て楽しくてまんまとハマっちゃいましたね。セットリストが分かんなかったから確信はないけど、最後に「Love You!!!!!!」で締めてくれたのすごく好きだった。
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2.BEABADOOBEE【12:30〜13:10】
セットリスト
Worth It
Together
Care
See You Soon
Coffee
She Plays Bass
Talk
10:36
Back To Mars
Last Day On Earth
Cologne
この日のライブ2本目、BEABADOOBEE。去年のEPのOur Extended Playから知る新規ファンです。今年の新譜Beatpiaを含むライブセットリストでかっこよさとかわいさを持つライブでオーディエンスを魅了してた。最初からWorth It〜Together〜Careとバチバチにあがりまくったしその後もヒットソング祭りで昼に見るにはお腹いっぱいすぎるライブだった。なんならここで満足しすぎて帰ってもいいと思ってた。特にShe Plays BassとLast Day On Earthは個人的に好きだったからもう最高です。あとkawaiiは世界共通語なんだなと、やっぱkawaiiの前では服従なんだよね(逃げ恥)。お願いです、今度は来日ワンマンでお願いします。
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3.Rina Sawayama【13:35〜14:15】
セットリスト
Dynasty
STFU!
Comme des Garcons
Catch Me In The Air
Hold the Girl
XS
This Hell
LUCID
Free Woman(Lady Gaga)
The 1975、BEABADOOBEEと同レーベルでありレーベルメイトのRina Sawayama。今回The1975がすごすぎたけどそれを抜けば断トツでRinaがベストアクトです。登場時のただ者ならぬオーラ、1曲目のDynastyの圧倒的声量で私の中でRina Sawayamaは和製レディーガガだと確信しました。1曲目終わりのMC『フェスだからあんまり叫ばないでって言われてると思うんですけど、声が抑えきれなかったら出ちゃってIt's ok。私はジャッチしないからね。みなさんも他の人をジャッチしないでください。This is a safe zoneです。Judgement freeです。だってたまには叫ばずにはいられないからね。』は運営側、観客側どちらにも配慮できた言葉だと思います。その後にSTFU!(shut the fuck upの略で黙れという意味)をしたのも攻めまくってて痺れた。『もう少し欲しい?』と言った後のXSも最高だった。ほんとに今までのフェスの中でライブ構成のレベルが違いすぎてすごかった。今回のRinaといえばLGBTQのMCだろう。自身がBであるRinaは『日本では同性婚はできない、なぜなら日本では禁止されてるから。G7の中でも1国だけ同性婚のプロテクションがない国です。I'm proud to be japaneseだけどこれはすごい恥ずかしいということです。LGBTの人たちは人間です、LGBTの人たちは日本人です。IはI(もしくは愛は愛)家族は家族です。私たちと一緒に戦ってください。』今回のサマソニで1番のMCです。そこからラスト2曲、LUCID〜Free WomenはLGBTQの曲で最高のフィナーレだった。Rinaはただライブをしにきたのではない、社会的な目的も含めたライブをしたのである。広い世界の中でこんなかっこいいアーティストが活躍していることを知ったとても興奮したライブでしたね。
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4.Måneskin 【16:30〜17:15】
セットリスト
ZITTI E BUONI
IN NOME DEL PADRE
MAMMAMIA
BEGGIN
FOR YOR LOVE
SUPERMODEL
TOUCH ME
I WANNA BE YOUR DOG
I WANNA BE YOUR SLAVE
個人的にここは何を見るか最後まで迷っててあたまになんの知識も入れずにMåneskinを見ることにした。結果今となってはサマソニが終わって1週間聴かない日はないほどはまってる状態です。
曲自体やっぱかっこいいのは当然ですけどパフォーマンスがそれ以上にカッコよくてただただ見惚れた。特にこのバンドはベースのヴィクトリアに注目されるわけだが、×印のニップレスをつけている。ライブ後半は片方剥がれ落ちて上裸。ヴィクトリア自身は『女性の体は常に性の対象として見られていて、これは許されることではなく自分の思い通りにする』という意味でこうしてる。実際ライブで上裸になろうがそこにエロさはなくてかっこよさ1000%なんだよね。そしてこのバンドは平均年齢21歳だからね、ほんと末恐ろしい。ロックはまだまだ死なない大丈夫だよ。ZITTI E BUONI、SUPERMODEL、I WANNA BE YOUR SLAVEは特にかっこよかったっす、頭振りまくりです。
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5.King Gnu 【17:45〜18:45】
セットリスト
Slumberland
飛行艇
Sorrows
BOY
白日
The hole
カメレオン
Prayer X
Teenager Forever
Flash!!!
雨燦々
逆夢
一途
正直King Gnuに関しては見る気はあんまりなくてその後のThe 1975の入場規制を警戒して見たという個人的事情がある。King Gnuに関しては過去にアラバキで1回見ていて1stから3rdまでのアルバムはちゃんと聴いています。今回久しぶりに見て思ったけど、やっぱりKing Gnuは屋外でやるようなバンドじゃない気がする。音楽全然詳しくないから正しいことも言えないんだけど音響がゆるいのかアルバムで聴く音より迫力がない。メッセでやったほうがいい音出せる気がする。これを比べるのも良くないんだけど、日本のトップアーティストとはいえやっぱ所詮は日本スケールだなって感じした。ライブ構成なのかやっぱりいまいち高揚感が高まらなかった。それでもSlumberland、飛行艇、Flash!!!はかっこよかったしボーカル常田のかっこよさはすごかったな。
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6.The 1975 【19:30〜21:00】
セットリスト
If You're Too Shy(Let Me Know)
Love Me
Chocolate
Me & You Together Song
TOOTIMETOOTIMETOOTIME
It's Not Living(If It's Not With You)
Paris
Happiness
Robbers
A Change Of Heart
I'm In Love With You
Somebody Else
Love It If We Made It
People
I Always Wanner Die(sometimes)
The Sound
Sex
Give Yoursefe A Try
大トリです。これが見たかったんです。
まず私自身3rd album『ネット上の人間関係についての簡単な調査』からThe 1975を知ることになるのだが、当時邦ロックしか聴かない私にとってこれはすごく衝撃的な作品だったしUKロックにハマるなんて思ってもなかった。このバンドに出会ってからコロナを経て3年、ついにそれを目撃することとなる。
最初に簡単に感想を言うと、生涯5本の指に入るライブの完成形を見ました。スモークを焚いたステージにサックスのサウンドから静かに登場するシックな装いをしたThe 1975御一行。Vo.Matthewはそのままタバコに火をつけIf You're Too shyでスタート。Matthewのタバコに火をつける時の横顔が美しくかっこ良すぎて男でも惚れました。If You're Too shy 〜Love Me〜Chocolate〜Me & You〜TOOTIME〜It's Not Livingと各アルバムのヒットソングで会場を盛り上げる。Love Meのときのモノクロセットとは逆にダンスミュージックという不協和音さある空間が特に好きでした。その後も新曲Happiness含む名曲たちを披露した後バラードタイムに入る。その中でI'm In Love With Youを世界初披露するのだが、どこか聴いたことあるThe 1975らしさ満点のキャッチーなメロディーとサビ『I'm In Love With You (I-I-I-I-I)』でオーディエンスを煽りみんながちゃんと歌えるその光景が新曲さが全くなくて、10月リリースのBeing Funny In A Foreign Language(邦題:外国語での言葉遊び)の期待がさらに上がってしまった。ここから後半に入る。Peopleでさっきまでのバラードの雰囲気をがらっと変え、I Always Wanner Dieでシンガロング。The Soundではお決まりのfucking Jampで興奮しながらもこのライブの終わりを感じ、1stの個人的最高のイントロで始まるSexで定番の流れを披露。時間的にもここで終わりかと思えば、ダメ押しGive Yoursefe A Try。もう言葉では言い表せない高揚感である。Matthewはアウトロでマイクを叩きつけてステージを去る一部の許された人の所業を見せるし登場から退場までライブの素晴らしさを再体験できるものだった。この言葉できるだけ使いたくないがエモい、エモすぎた。もちろん今回のサマソニ大トリにして文句なしのベストアクトですよ。最後にこの言葉をこのバンドに言いたい。
『The first time i saw The 1975,Was the best thing that ever happened』
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7.終わりに
正直夢のような時間でしたね。いろんなとこで何回も言ってるけど来日してくれたすべての海外アーティストに感謝ですよ。今まで邦楽主体フェスしか行ったことがなかった自分にとってサマソニってこんなすごいんだと、海外アーティストってこんなすごいんだと思っちゃいましたね。来年も行きたいです。来年はMåneskinをヘッドライナーにPale Waves、Let Weg、Waterparksあたりを呼んでほしいです、クリエイティブマンさんご検討よろしくお願いします。