リザーブ
「語り」の世界でも、「リザーブ」という話があります。例えば、20人の語り手がいて、8人が語るとします。それは、小学校のことも、お話会のこともあります。誰が、語るかという話になります。「子供たちにとって、たった一度の機会だから、実績ある方に語ってもらいましょう」ということになり、ベテランが選ばれます。そして、しばらく経ち、また別の機会があります。「やはり、ここは実績のある方に」となり、またベテランが語ります。「リザーブ」が続くと、モチベーションが下がり、やめていく方が出てきます。そして、レギュラーだけが残り、選別の必要がなくなります。
例えば、2軍戦のような形でも、「リザーブ」に、語る機会があればと思います。広い世界には、そういう場があるので、私は出かけていきます。