グリムの語り手への道
グリムの語り手をめざして5年がたちました。まだ道なかばですが、どんなことをしているかを綴ってみます。
2016年の五月から小山中央図書館で開かれた「お話ボランティアの講習会」に参加しました。講習は月に一度位のペースで九月頃まで続き、最後に講習生が語る会がありました。私は「ブレーメンの音楽隊」を語りました。
それ以前にも、自己流で語りの真似ごとはやっていました。今でも使える話は、新美南吉の「げたにばける」と「赤いろうそく」です。他にはミヒャエルエンデの「モモ」の一部を語ったことはありますが、これは今の基準では使えません。全編を語ることになっているからです。
その頃は、朗読会に出かけて行って語りました。「げたにばける」は仙台で、「赤いろうそく」は水戸で語りました。「モモ」は恵那、青森などで語りました。数は少ないのですが、希望者に朗読をさせてくれる会はいくつかあります。
語りの講習を始めてからも、「おいしいおかゆ」を仙台で、「かしこいグレーテル」を横浜で語ったりしたりもしました。なかなか、学習途上の者が語る場は少ないので、朗読会ということになってしまいます。
私が学校で語り始めたのは、3年目の2018年からです。2018年に2回、2019年に5回、2020年に7回とだんだんと小中学校に行く機会が増えてきました。最初に語ったのが「ブレーメンの音楽隊」、次が「死神の名付け親」でした。2019年度の最後にこれ以外の話を語りましたが、それは「みつけどり」でした。