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みんな、忘れかけている。大切な人との別れ方。

facebookを見ていると、一度しか会ったことのないような人の更新ばかりで、本当に近況を知りたい人の情報は出てこないことが多いです。

SNSは便利なもので、友達申請してその人のプロフィールを見ただけで、その人の人柄がわかったような気になります。

交流会とかイベントとかに行って
「この人めっちゃ気があうジャーーーン!!!」と思ったら
「facebookやってますか?友達なりませんか?」と 、いうのが僕の決まり文句です。

そして、facebookで友達になるのがゴールになってしまって、結局友達になっても、それ以来全然連絡を取らなかったり、タイムラインで更新された情報を見てこの人誰だっけってなったり。

以前までは、facebookの友達の数を自慢していたこともありましたが、
それってなんか違うかも?と今は思います。

もちろん友達、いわゆるフォロワーが多い方が、発信力の強さはべらぼうに高いに決まってるんですが、自分にとっての【友達】ってなると少しニュアンスが違う気がします。

誰かに、この人どんな人なの?って聞くと、○○会社の社長だよ!とか、△△にもでた有名な人だよ!とかって言う説明されます。

でも、それって

所属とか経歴なだけで、【人柄】じゃないですよね

この人どんな人って聞かれた時に
面白い人とか、静かな人とか、好きなものは〜で、最近〜にハマっててとか
和田アキ子のモノマネが得意で〜とか
そう言う事を言えないと友達って言えなくないかな?って思います。

仲良くなった友達と別れる時、またいつでも連絡してね!と気軽にいえる時代です。

SNSがあるから。

僕らはいつでも繋がれます。

スマートフォンさえあればピョロっとメッセージ送れちゃいます。
最近その手軽さに甘んじて、人との別れをおろそかにしてんじゃないかな?と、思い始めました。

秋田に移住してきた友人が、この度、秋田を脱出し、四国に行くことになりました。その友人は、変わった部分もあるけど、尊敬できるし、少しの間だけど、一緒に遊んだりして、僕にとって大切な友人の1人になりました。

彼はSNSをほとんど更新しないし、頻繁にお互いに連絡を取り合うような事もしないけど、四国へ行く際、わざわざ、僕の住んでる名古屋(※当時僕は名古屋に住んでいました)へ遊びにきてくれました。

結構夜中までいろんな事を話して、次の日の朝、バイクで四国へ向かう友人を見送る時、またなと言って握手しました。彼は「東北の山暮らしに疲れたら、瀬戸内海見にきてよ」なんていってくれました。

人とちゃんと握手するなんてあんまりないし、永遠の別れでもないんだけど、その握手は今までにないくらい、とても嬉しく感じました。

今は世界中、いつでもどこでも、スマホさえ持っていれば誰とでもコミュニケーションが取れる時代。

彼との別れも、別にLINEでもなんでもやりゃあいいじゃんって思うかもしれません。でも、LINEじゃ握手できないよなぁと思ってます。

相手の体温を感じることが一番のコミュニケーションです。

彼と別れた時の握手はすごく印象的でした。




やす、元気でやってる?



【この文章は名古屋に住んでいた時に書き留めていたメモを再度編集したものです】

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