今年中に伝えたいこと。
皆さん、こんばんは!エクトです!
2021年が終わる年の瀬です。今年は自分にとって思い出深い1年になりました。
「Vtuber」として活動を開始したのが5月1日。そこから明日で2022年になり、デビューしてちょうど8カ月になります。
その前に、この気持ちを2021年に置いていきたくて
世界は流行り病が蔓延し、人と人が距離をとらなければならない。
【見えない】ものに怯え、距離をとらざるをえない。先が見えない。元の生活に戻れるか。兆しが見えない。そんな中、自ら命を絶つ方も増えたとか。
このご時世になり、ネットを通してのコミュニケーション、リモートという言葉がさらに流行り、様々なサービスが遠隔から受けられるようになりました。
ストリーマーといわれる配信者も増え、その中のカテゴリの中、Vtuberという存在がありました。
実は、ボク自身、Vtuberというものに詳しいわけではなく、なんとなく始めたのが本音です。
率直に言います。
ボクは鬱病を経験したことがあります。
「常に他人の目が気になる」「いい子にならなきゃいけない」「こう思われているんじゃないか」「その場を丸く収めるには、自分が犠牲になるしかない」
どこでそんな性格になったのか、環境のせいなのか、そんな状況に身をおいて、生活をしていました。
だけど、ある日、なんの前触れもなく。プツンと糸が切れました
世界が暗く見え、楽しい日々を過ごしているはずなのに、環境にも恵まれているはずなのに。
いわれもない不安を感じ、苦しくなり。こんな状況を変えるには。行動を起こさなきゃいけない。だけど動くことができない。そんな自分が大嫌いで。醜くて。だけどどうにかしたい。…だけど動けない。そんな自分が大嫌い。
そのループでした。どんどん自分が大嫌いになっていきます。
そんなとき。自分を救ってくれたのが、音楽でした。
耳から聞こえてくる音楽が。音が、メロディーが。詩が。
空気を振動させて、音を届け、鼓膜を揺らしたんです。
形のないものなのに、ボクの心を揺らしたんです
その音楽が、その時のボクを肯定してくれた気がしたんです。そのままでいいんだよ。大丈夫だよって。
弾き語りって。シンプルなんです。
コードという和音と、メロディーだけが聞こえて「歌詞」がとても伝わりやすくて。
その時の気持ちや、演奏。二度と同じようには弾き語りができなくて。その時の心境が声に伝わり、ダイレクトに相手に伝わる気がします。だから大好きです。
…いつか。ボクもそんなことをしてみたくて。ボクが救われたように。ボクも誰かを救ってみたい。そんな大それたことはできないと思うけれど。音なら、届けることができるんじゃないかって。
ボクは配信などでたまに言わせてもらうのですが。
ボクには皆さんがどのような状況でボクの配信を聞いてくれているかわからないんです。
楽しいことがあった?悲しいことがあった?つらい?嬉しい?とてもじゃないけど苦しい?
ボクには知りようがないんです。だからこそ。
押し付けるわけではなく。皆さんの生活の中でそっと。裏で鳴っているBGMやラジオのような。そのような感覚で、ボクの存在がいてくれたら。これほどうれしいことはないって
癒しを届けられる存在になりたい。
ボクがVtuberになったときに掲げた目標です。画面の奥にいるキミを。救うことはできないかもしれない。だからこそ。
寄り添って、少しでも楽になれるように。その時だけでも。苦しみや悲しみを忘れられたら。癒しを与える存在になりたい。そのために。ママに体を与えていただきました。
こんなちっぽけなボクでも。誰かに癒しを与えたい。
画面を通じてでも、形のない。音だけでも、感動を与えられると信じて。
ちっぽけな、小さい存在。踏みつぶされそうになりそうな。
人目につかない場所で息を引き取る。臆病で、小動物。
そう。ネコのようなボクでも。
こんなボクでも。どうしようもなく、なにもできなかったボクが。いつか。同じように苦しむキミに。勇気を、なんとかなるって。希望や、大丈夫なんだよって。そんな安心を与えられたら。
そのつもりで望んだバーチャルでの路上ライブ。
すごく怖かったけど。そこには確かに紡いできたキズナがありました。
エクトのテーマ
ボクがVtuberになって初めて作った曲。
心に閉じた本当のキミを、探して。いつも人間らしく。そうあるべき。立派なフリをして。そんなことに疲れた皆様を癒せるように。
心の奥にある、本当は感情のままに動かしたい、しっぽや耳を出せる場所。そんな場所になれるように。そんな居場所になりたい。
いまでは、覚えて下った方が結構いて。カバーしてくださったり、コメントで歌ってくれたり。。。この曲をみなさんが成長させてくれました。
この日、節目である500名に到達。こんなに幸せで嬉しい想いをしたのは久しぶりで。
なにもできなかった自分が。こんなちっぽけなボクが。ダメダメだったボクが。自分を許せないボクが。
こんなに応援してもらえるようになりました。本当にありがとう。
「Lets Sing to Catch your heart!」
ボクが。あなたの。キミの心を少しでも。少しでも動かせるように。そのためにギター片手に歌います。これからも。
鬱病を経験して、どうしようもなく自分が嫌いで。つらくて。
おなじような苦しみはたぶんないです。人それぞれの悩み。つらいこと。他人では理解できない苦しみ・葛藤・向き合わないといけない現実。
そんな人を救えるとは。そんな立派なネコではない。わかっているけれど。ただ。ただ。少しでも心を軽くしてもらえるような。
「しっぽの揺れるままに」
「ここへおいでよ」
「あなたがどんな人でも関係ないから。トビラあけて気軽においで」
「Lets Sing to Catch your heart!」
「あなたの心をつかめるように、歌うから」
「ほらね、独りじゃないから」
「みんながいる。大丈夫」
そんな場所に。存在になりたいです。
こんなちっぽけな小動物なネコ。臆病者のエクトを応援してくれてありがとうございます。
これからも、等身大のボクだけど、
癒しを与えられる存在になる!
頑張っていきます!!!!!また来年もよろしくね!
最後までよんでくれてありがとうございます!
2021.12.31 エクト