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【勝利の女神:NIKKE】エマの個別エピソードを読みました。

この記事の内容には、エマの個別エピソードのネタバレを含みます。


はじめに

個別エピソードの記事、17本目の今回はエマ。最新のメインストーリーでタクティカルアップという、新たな姿を見せたアブソルートのメンバーの一人で、結構出番には恵まれている方のニケ。昨日のエピネル同様個人的に思い入れのあるキャラの一人で、160の壁を超えるために最初に3凸したのがエマでした。今回はそんなエマの個別エピソードを読んでいきます。

エマについて

エマのプロフィール

いつも通りまずはキャラ紹介から。エマはエリシオンの最強部隊である、アブソルートに所属するニケ。仲間想いで包容力のあるお姉さん。たまに抜けている部分もある。料理が好きだがありえないほど下手で、エマの料理を食べると一時的に味覚が無くなり、気を失ってしまう描写が多くされている。

EPISODE.1悪夢

マクスウェルに生体実験を提案され、ウンファに罵倒され、エクシアにも罵倒され、ユニに鞭で叩かれ、シュエンに理不尽に地上へ行かされる、そんな悪夢を見た指揮官。冷や汗を流しながら飛び起き、シュエンとのメッセージのやり取りを確認する。その内容は健全なものだった。指揮官室の扉がノックされ、共同作戦に関する報告書を渡しに来たエマ。指揮官の顔色が悪いことに気づいたエマは、指揮官の心配をする。指揮官は大丈夫だと答えるが、指揮官自身のコンディションは本人が気を付けないとどうしようもなく、軽視されがちだと返す。疲労回復にバッチリなお茶を開発したと、指揮官に飲むよう提案する。指揮官が了承し感謝すると、給湯室へ向かうエマ。およそお茶の材料とは思えない物を混ぜて電子レンジでチンする。

なぜか爆発したような音がして、給湯室はめちゃくちゃだけどお茶は無事に完成したと渡してくるエマ。疲労回復には効果テキメンだから残さず飲み干すようにと言って渡されたそれを、指揮官は一気に飲み干す。この世のものとは思えない味を感じ、意識が遠のく。いきなり気を失った指揮官に少し不思議そうなエマ。しばらくして目を開けると、そこには黒くて、暖かくて、とてつもなく大きいものがあった。手を伸ばしてみると、エマが目覚めたとたんに、どこを触ってるのかしらと声をかける。

少しは良くなったみたいだと安心したエマは、どんなに忙しくても健康第一で働くようにと伝えてくる。指揮官が自分たちを心配するように、自分たちも指揮官のことを心配しているから、あまり無理をしすぎないようにと言うエマに、分かったと返す指揮官。エマは今日みたいに苦しいときは自分を呼んでと伝えて去っていく。エマが出ていったのを確認してソファから起き上がろうとしたが、エマの言葉を思い返して、また横になる。もう少し休もうとしたとき、シュエンから連絡が来る。内容は地上に行けという命令だった。

EPISODE.2罪の意識

シュエンの指示で、カウンターズと共に地上に向かう。ラプチャーの巣窟に向かわされ、ロード級3機を含む大量のラプチャーを確認する。任務の遂行をあきらめみんなで逃げることを選ぶ。しばらくしてリペアセンター。ネオンとアニスは脳以外のほぼすべてを破壊されたと伝えてくるメアリー。幸い脳には損傷がなく、生き返らせることは可能だが、時間がかかりそうなので、その間に休暇を取るように提案される。看病人登録書類にサインをして二人の傍にずっといる指揮官。7時間ほど二人の傍にいた指揮官をラピは心配し、何時までここでいるつもりかと聞く。二人の意識が戻るまでだと答える指揮官に、二人の負傷に負い目を感じるのは理解できるが、指揮官も船上から戻ったばかりで、無理をすれば次の作戦に支障が生じると、どうにか説得しようとする。

頑固な指揮官は、結局二人の傍から離れない。自分のせいでと呟く。苦しいときは自分を呼ぶようにというエマの言葉を思い出し、エマに連絡を取る。


5時間後、明け方、どこからともなく優しい子守唄が聞こえる。

EPISODE.3白昼夢

子守唄が聞こえる。それを歌っているのがエマだと気づき、声をかける。起きたことに気づいたエマは、体の調子はどうかと聞いてくる。指揮官の「大丈夫だ」「問題ない」は心配をかけないためのただの口癖みたいだと言うエマ。ここは「夢の中」だからそんなこと心配する必要ないと言い、楽にしゃべっていいと話す。指揮官はその言葉に、自分の思っていることを打ち明ける。自分の目的のために、ニケたちを犠牲にしていること。指揮官の目的はマリアンのような犠牲者を出さないこと。指揮官の言葉にエマは、ほとんどの指揮官はマリアンの出来事のような記憶は忘れて前進することで成長する、指揮官はそんな風には出来なかったのかと聞く。

指揮官は絶対にできないと答える。理由を聞かれると、ニケは消耗品じゃない、忘れてしまえば他のニケが犠牲になるかもしれないと続ける。エマは指揮官の目的は最初からニケたちの為だったと聞こえると返す。指揮官はそんなことはないと言うが、結局それ以上の反論は出てこない。指揮官が戦う目的がニケのためで、その目的に感化されたニケが犠牲を覚悟するのは、極めて自然なことなのに、どうしてそれを一人でしょい込もうとするのかと諭し、カウンターズが指揮官に使えるのは指揮官が向かう理想郷が、彼女たちにとっても、十分に意味があるからで、自分にとってもそうだと励ます。

それでも今回犠牲を最小限にできなかったのは自分のせいだと、自分を責める指揮官に、エマは、今まで気づかなかったがウンファみたいに完璧主義者なのねと笑うエマ。それからエマは、自分はいつもおっちょこちょいでミスも連発するし、何事にも適当なのが好きだけど、そんな自分は指揮官から見てドンくさいかと聞く。そんなことはないと答える指揮官に、エマはその言葉が、指揮官にとっての答えにもなってほしいと話す。それから明日、指揮官が少しでも楽になれるように、普段の疲れも、心の傷も、人生の重荷も全部洗い流せる、とっておきの場所へ連れて行ってあげると言う。二人の看病があるが、一日だけならと、提案を受け入れる。エマに頭を撫でられると、とたんに眠気が襲ってきた。エマは子守唄を歌う。

EPISODE.4温泉

連れてこられたのは地上の温泉。地上の温泉の水には特別な成分が含まれていて、疲労回復効果がバツグンだというエマ。ラプチャーの心配をするが、エマはここ一帯はきれいに片づけておいたと答える。安心して疲労回復に集中するようにと言うエマの言葉に首を縦に振る。セラピーを受ける前に服を脱ぐように言われる。躊躇っていると、私が脱がしてあげるしかないというエマ。逃げられず服を脱がされマッサージを受ける。アロマオイルに温泉水を混ぜてマッサージしようとしたとき、手がぬるぬるしてオイルの入っていた瓶を落としてしまい、全身オイルまみれになるエマ。瓶のふたに残っていたオイルで何とかオイルマッサージをする。されるがままマッサージを受け、天にも昇るような気持ちになる指揮官。

今度は仰向けになり、脇の下などもマッサージされる指揮官。くすぐったいと言うと、くすぐりに弱い人は、もっとくすぐるのがお約束と、くすぐりだすエマ。指揮官が顔を真っ赤にすると、もっとイジメたくなると笑う。しばらくしてマッサージが終わり、もう起き上がってもいいと言われる。すぐに起き上がるのはちょっと困ると答える。エマは体に付いたオイルを洗い流してくるから、起き上がれそうになったら、声をかけてという。

10分後、セラピーの感想を聞かれる。体が羽のように軽くなったと答えると、ベスティーとウンファで一生懸命練習した甲斐があったと言う。エマはそれから次のステップに移ると言う。次があるのかと聞くと、温泉に来たのに湯船につからなくてどうするのと笑うエマ。一人で入ると答えるが、エマは私も一緒に行く、セラピーはまだ終わってないと言う。

EPISODE.5手伝ってあげようか?

翌朝、リペアセンター。アニスとネオンは無事に復活する。すぐにでも復帰できるという二人。アニスはそれはそうと、久しぶりに会ったせいか、指揮官が若返った感じだと話す。ネオンもそれに同意する。アニスに自分たちがいない間に、どこかいい所にでも行ってきたのかと言うアニスに、指揮官は沈黙を貫く。ラピがそっとしときなさい、指揮官にも休息は必要だと諭す。楽しいことは一緒にやらないと、地上の火力研究所にでも行ったのかと言うネオンに、大体そんなところだと誤魔化す。いつでも火力に全力投球で、尊敬すると話すネオン。二人の退院を確認して安心した指揮官は指揮官室に戻る。机の上に山積みの仕事。パソコンの電源を入れ業務を開始する。エマと湯船につかった後の記憶を思い出す。

頭の中が雑念で一杯で、仕事に集中できず、シャワーを浴びる指揮官。エマの、雑念が浮かぶときは、一人でもセラピーしてみてというアドバイスを思い出し、試してみる。思ったより微妙で、専門セラピストの腕が必要だと呟いた、その時、ノックの音が聞こえる。報告書を提出しに来たが、独り言が聞こえてきたから、良かったら手伝ってあげましょうかと提案するエマ。驚いて答えられずにいると、余計なお世話を焼いたかと、報告書を置いて去ろうとする。そんなエマを呼び止め、必要だと伝える。そうこなくっちゃとエマはシャワー室に入る。

感想

シャワー室でこの後いったい何をするんですか?ただのセラピーですよね?それ以上のことは何もないですよね?と、興奮するのはここまでにして。最後の方はボーナスシーンというかなんというか、まあそんな感じの内容だったわけですが、前半には指揮官の、指揮官として成し遂げたい目的という物が明文化された、貴重なエピソードだったかと思います。チュートリアルでこの世界の残酷さを突き付けられ、ニケたちの犠牲に対して様々な思いを抱かされた我々プレイヤーの気持ちを代弁するかのような指揮官の目的と、そのために体を張り、時には大けがをしてしまうニケたちへの、指揮官としての責任感。そういった重責を背負っているからこそ、指揮官はその分いい思いもしていいじゃないというような、公式からのメッセージを感じる、そんな個別エピソードでした。SHIFT UPはエマのアロマセラピーASMRを公開しろ。

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