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【勝利の女神:NIIKKE】ギルティの個別エピソードを読みました。

この記事の内容には、ギルティの個別エピソードのネタバレを含みます。


はじめに

個別エピソードの記事、20本目となりました。今回はギルティ。解放というシステムで入手でき、解放を進めていけば自然と個別エピソードが読めるので、読んだことのある人も多いんじゃないかというギルティ。自分も当然読んだことはあるのですが、今回改めて読んでいこうと思います。

ギルティについて

ギルティのプロフィール

いつも通りまずはキャラ紹介から。ギルティは、更生館に収容されているニケ。ミシリスの実験作で、それぞれが独特な能力を持つニケで構成された、リアルカインドネス所属。非常に高い腕力を持っており、2週間余りという短期間で、約40人のニケの身体を破壊した罪によって更生館に収容された。その腕力を封じるため、拘束具によって腕を押さえつけられている。

EPISODE.1Not Guilty?

更生教官として更生館に赴任した指揮官に、マナが挨拶をしてくる。更生の対象にギルティを選んだことを確認したマナは、肉体的な部分さえ気を付ければ、容易に更生出来ると思ったのかと聞いてくる。それを否定すると、でしたら、どうしてと不思議そうにするが、どんな理由で選んだかは知らないが、これまでに、10人もの面談中の教官が、ギルティに手を掴まれ骨折したため、気を付けるようにと用心を促す。マナは何を言われても拘束を外さないでと言い残し、独房のドアを開ける。更生面談、1日目が始まる。独房に入るが、何も喋らないギルティ。指揮官はそんなギルティに新しい教官だと、自己紹介する。その言葉に、前回あんなことがあったから、もう誰も来ないかと思ってたと答える。それから自分は何も悪くない、面談もまじめにやったのに、ひどいと呟く。何も悪くないという言葉の意味を尋ねる指揮官。どうやらギルティは、普通に触っただけで他者を破壊してしまうほど、力を強く作ったミシリスの研究員が悪いと思っているようだ。指揮官も自分が悪いと思うのかと聞くギルティに、指揮官は君だけが悪いわけではないと答える。その言葉に、「本当…?」とこちらを見てくるギルティ。目が合うと慌てて視線を逸らし、チラチラと見てくる。指揮官の言葉が本当か疑うギルティに、本当だと答えるが、ギルティは、まだ味方じゃない、他の人も最初はそう言ってたと呟く。更生教育のために、何をしたいのかと聞いてくるギルティに、指揮官はギルティは何をしたいのかと聞き返す。その言葉が空耳かと疑われるが、空耳ではないと返す。ギルティは、この息苦しい部屋から出たいと話す。更生館から出たいのかと問うと、そうではなく、独房から出たいとのこと。独房に入れられた経緯を聞くと、同じ部屋にいた子が、自分たちなら、ギルティの力を受け止められると言ったため、嬉しくて、本当に受け止められるのか確認したら、壊れてしまったと話す。その力のせいだったのかと納得した指揮官は、力を抜く練習をすることを提案する。ギルティは、最初からこんな風に作られたんだから、出来るわけないと返す。出来るはずだと言っても、生まれつきのものは変えられないと、頑固なギルティ。自分のことを悪いと思ってないという言葉は嘘だったのかと残念そうにする。嘘じゃないと答えるが、ギルティは会話を拒む。指揮官はまた今度話そうと言って、部屋を出る。

EPISODE.2Guilty Power

指揮官室、注文していた大量のダンベルが届き、1つずつバッグに詰める。それを見ていたラピが何をしているのかと聞いてくる。アニスが体でも鍛えるのかと聞いてくると、自分が使うのではない、訓練に使うと答える。その言葉でラピは、更生館に持っていくのを察する。指揮官が何故更生館に行くのかと聞くアニスに、更生教官になったことを伝える。これより重いものはあるかという指揮官の問いに、ネオンがアニスと答える。ラピがそのバッグを一人で運べるのかと聞いてくる。指揮官が持ち上げてみると、バッグはちっとも動かないので、手伝ってもらうことにした。更生面談、2日目が始まる。ギルティに挨拶をすると、もう来ないかと思っていたが、本当に来たのかと驚いた様子。自分が先にギルティを諦めることはないと答えると、ギルティはまた目をそらし、簡単に信じちゃダメだと呟く。指揮官は持っていたバッグを地面に置こうとしたが、落としてしまう。驚いたギルティが、それは何かと聞くと、訓練のためのものだと答える。「訓練?」と不思議そうなギルティに、以前言った通り、力を抜く訓練だと伝える。諦めてなかったのか、今回の教官はしつこいかもと呟きながら、本当に力を抜くことが出来ると思うのかと聞いてくる。もちろんだと強く答えると、ギルティは何をすればいいのか聞いてくる。とりあえずこれに触ってみろと、ダンベルを取り出して、縛られているギルティの手に握らせる。軽く握る感覚で触れてみるように指示し、ギルティもそれに従うが、ダンベルは悲惨な形で歪んでしまう。

その光景に驚く指揮官。ギルティは、今の良くなかったようなと言い、指揮官も確かにそうだなと肯定する。だからイヤだと言ったのにと呟くギルティに、さっきよりも重いダンベルを握らせる。1時間ほど繰り返すが、どのダンベルもすぐに歪んでしまう。残るダンベルが一つだけになってしまい、それも試そうとするが、ギルティは同じものをずっと握ってても、意味ないんじゃないか、他の事やっちゃダメなのかと聞いてくる。何がしたいのかと聞くと、ギルティは指揮官について、どうして更生させようと思ったのか、どうして信じようと思ったのか聞きたいと答える。更生教官に任命されたからだと答えると、それだけの理由で信じるのはおかしい、自分が独房に入ることになった事件を映像で見たのか、見てどう思ったのか、見た後でも自分のことを信じようと思ったのかと、まくしたてるように聞いてくる。

映像が残っていることを知らなかった指揮官は、まだ見ていないと答えると、自分のことをあまり知らないはずなのに、どうして自分を信じるとか言うのか、何も知らないくせにと、残念そうに呟く。ギルティは自分のことを知らない人とはこれ以上話したくない、今日の面談を終わりにしたいと言うので、面談を切り上げる。その後シフティーに、ギルティが独房に入れられうことになった事件の映像を見たいと話す。見れば面談に行くのが怖くなると思うと言うシフティーに、ギルティのことを知っておきたいと答えると、申請しておくと言われる。指揮官はシフティーに感謝し、面談中にギルティに言われた、何も知らないくせにという言葉を反芻する。

EPISODE.3Trust Guilty?

シフティーからもらった映像を再生する。ギルティのことを信じてる、作られたとおりに生きているだけで罪と言われ、ギルティを作った研究員たちは平然と生きていると、ギルティに話しかける囚人。ギルティに罪はない、だからギルティを中心に勢力を集めて暴動を起こそうと言う囚人に、ギルティは本当にそう思うのか、力加減が出来ないから、君たちを殺しちゃったらどうすると返す。囚人は自分たちは外にいる弱い奴らとは違う、自分たちなら受け止められると答える。ギルティはその言葉が本当か確かめるために、自分の手を握ってみてと、手を差し出す。ギルティが囚人に近づくと、囚人は後退りする。受け止められるという言葉は嘘だったのかと言うギルティに、これは緊張だと答える囚人。ギルティがさらに近づき、囚人はまた後退る。それから少し問答し、ギルティは君の「信じる」が何か分かったと言う。囚人はわかってくれたかと嬉しそうにするが、ギルティは、自分のことをどういう風に信じているのか分かったと話し、拘束バンドを引きちぎって、囚人を抱きしめる。

抱きしめられて苦しそうな囚人は助けを求めるが、ギルティの力は弱まることはなく、グシャグシャになってしまう。映像はそこで終わり。更生面談3日目、またダンベルを破壊してしまうギルティ。これをやり続けなければいけないのかと問うギルティに、指揮官は考え事をしていて、黙り込んでしまう。考え事をしていたと言うと、「例えば…?」と聞いてくる。何でもないと誤魔化すが、ギルティは何でもないことはないというのは自分にもわかる、指揮官が集中できていないのに、一人で訓練するのはイヤだ、本当にこんなことで、調整できるようになるのかと聞いてくる。指揮官は先ほど見た映像でギルティが拘束バンドを引きちぎっていたのを思い出し、もう一度ギルティを見る。拘束バンドには傷がない。本当に力の調節が出来ないのかと聞くと、ギルティは、本当だ、だからあんな事件が起きたと話す。それからなぜそんなことを聞くのかと聞いてくる。前回、自分のことをわかってないって言ったからかと思い至り、まっすぐこちらを見てくる。指揮官が前回より気まずそうな顔をしていることに気付き、その理由を考える。映像を見たことを察したギルティに、見たと肯定する。見た後でもギルティに罪がないと思えるかという問いに、分からないと答える。今までの教官とは違うと思ってたのに、よくわからなくなった、だから証明してほしい、手が自由になれば、力を抜く訓練ももっとうまくできそうと話すギルティに、今は解いてあげれないと答える。やっぱり自分のことが怖くなっちゃったのかと近づいてくるが、拒否してしまう。映像を見て、信じられないと思ったに違いない、なのにどうして逃げずに話をするのかと、独り言を言うギルティ。考えがヒートアップしだすギルティに落ち着くように言うが効果はない。

ギルティは拘束バンドを切って、指揮官の両腕を強く握る。指揮官は意識を失う。

EPISODE.4No more Guilty

病院で目覚める指揮官。ラピとメアリーが心配そうに話しかけてくる。更生館で何があったのか聞いてくるラピに、信頼を証明できなかったと答える。

更生任務をあきらめるようにラピが言うが、指揮官は諦めないと答え、更生館に向かう。更生面談4日目、指揮官はギルティに挨拶する。信じられないといった様子のギルティはどうしてまた来たのかと聞いてくる。力を抜く訓練をしに来たと答えると、あれをまたやるのかとイヤそうにするギルティ。頑張っても、腕が折れて終わり、自分のことが怖くないのかと聞くギルティ。指揮官が怖いと答えると、じゃあ、どうしてと不思議そうな反応をする。何もわからないと困惑するギルティの拘束バンドを外す。

どうして外したのか、怖くないのかと聞いてくるギルティに、自分が先にギルティを諦めることはないと言っただろうと答える。よくわからないと言うギルティに、今回の訓練は指揮官の手を握ってするように伝える。そんなことをしてもいいのかと戸惑うギルティの手を握る。

それから指揮官の言葉を信じて、握り返すギルティ。少しずつ力を調節し、無事に手を握ることに成功する。

それからギルティは、まだ自分に罪がないと思っているのかと聞いてくる。指揮官は、罪を犯したと思っていると答える。手を握っておいて、どうしてそんなこと言うのかという言葉に、しかし、更生できると信じていると続ける。ギルティは指揮官の目をじっと見つめ、その言葉が本当だと理解する。

指揮官は、ギルティは自分を信じるか、自分と一緒なら更生できると信じるかと聞く。ギルティが出来そうだと答えると、指揮官は今度はギルティが信頼を証明する番だと言って、手を離し後ろに下がる。更生館の中でも力を使わないことで、力で他人の信頼を確認できなくすることを条件に、更生館の外に出れたら、思う存分自分の手を握っていいと話す。ギルティはその約束を守ることを誓い、更生を頑張ることに決める。

EPISODE.5Guilty Pleasure

あの面談以来、拘束バンドなしでも傷害事件が再発していないことや、生活態度が変化したこと、何よりも更生したいという本人の意思から、ギルティの更生は成功したと結論付けられたと、マナが教えてくれる。面談を続けさせてくれてありがとうと感謝を伝えると、あと1日来るのが遅ければ中断になり、別の担当教官がつくところだったと話す。

マナは更生させられた理由は何だと思うかと聞く。指揮官は、更生できると信じたことだと答える。マナは信じても、証明するのは難しかっただろうと言い、完璧ではないが少し疑問が解消されたと、感謝してくる。

それからマナは、ギルティが外でどんな事件を起こしても、指揮官はその責任から逃れられない、そのため面談の時のように、今後も彼女の好感を得ておいた方がいいだろうと告げる。指揮官はその言葉に分かったと返す。話は終わり、最後の面談の後、更生したニケを連れていけると言って、マナは指揮官を中へ案内する。マナは最後に何か言い残す。

更生面談最終日、指揮官はギルティに挨拶する。ギルティは、更生のために頑張ったことを話してくる。指揮官が大変だったなと答えると、ギルティはやりたいことが待ってる、何だか分かる?と聞いてくる。分かったと答えると、ギルティは指揮官なら分かってくれると思ってたと嬉しそうにする。指揮官はギルティを抱き寄せ、手を繋ぐ。ギルティは恐る恐る手を握り返し、やっぱりこれが一番好きだと言う。それからこれからもずっと、こうしてくれるか、嘘をついて、手を握ってくれないなんてことはないかと不安そうにする。

そうなれば指揮官の手をもっと強く握ると、脅すように言うギルティに、そんなことは起こらないと答えて、強く手を握り返す。指揮官が信じてくれるなら、自分も信じ続ける。今のところは、指揮官の手が一番気持ちいからと、ギルティは意味深に呟く。

最後にマナに言われた言葉がフラッシュバックする。「忘れないでください。彼女は凶悪な犯罪者です。」指揮官は自分の手より好きなものが出来たらどうするか聞いてみる。ギルティは、そしたらどうすると思うかと逆に聞いてくる。もう独房のドアは開いて、更生判決も出たから、これからずっと一緒なのにそれでも答えが聞きたいかと言ってくるギルティ。指揮官が答えなくてもいいと言うと、ギルティは満面の笑みを浮かべる。

感想

全然更生していないでおなじみリアルカインドネスの、一番更生してると言えなくもない部門のギルティ。今のところは、指揮官の手が一番好きだという言葉は、何かの伏線なのか、不安にさせられてしまいます。夏イベでメイデンと仲良くなってたし、大丈夫だろうと思いたい。それはそうと、ギルティのような暴動の中心になりそうな存在は、更生して出て行ってもらうのがアークのためみたいなことを言われてましたが、どう考えても更生できないうえ、暴動の中心になるとかなら、ニケなんだしアークなら廃棄という選択を取りそうなのに、馬鹿正直に更生しようとしているのは何故なんでしょう。エーテルの個別とかで、量産型は簡単に廃棄されていましたが、量産型じゃない場合はそうじゃないのかな、とか思ってしまいます。もしかしたら見過ごしてる設定があるのかな。少し話が逸れましたが、力が強く作られただけで、犯罪者として捉えられ、誰相手にも怖がられ、信じてもらえなかったギルティにとって、指揮官のような人間は理解が出来ない存在なんだと思います。そんな訳の分からない存在でも、自分を信じてくれるという言葉を、信じることにした。この指揮官には、信じさせる力強さがあるというところを見せてくれて、ニケたちが指揮官を信じてついていくことの説得力の増す、良い個別エピソードでした。

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