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【勝利の女神:NIIKKE】ギロチン:ウィンタースレイヤーの個別エピソードを読みました。

この記事の内容には、ギロチン:ウィンタースレイヤーの個別エピソード、イベントストーリー「ICE DRAGON SAGA」のネタバレを含みます。


はじめに

個別エピソードの記事、27本目となりました。今回は勇者ギロチン。冬イベのハードが解禁されて、後日談も読めたので、順番を飛ばしていた冬ギロチンの個別を読んでいきます。それにしてもイベントストーリー、非常によかったですね。最初はパロディ満載でおふざけイベントかと思いましたが、ギロチンが中二病になった経緯、エクスターナーとしての役割ゆえの孤独などを明かしながら、最後にはギロチンもメイデンも前に進むことができました。特にメイデンは、「D.ARK HERO」や「Beauty Full Shot」で一年かけて深堀していましたし、今回のイベントは、運営がこの一年でやりたかったことの一つなんじゃないかとも思います。

ギロチン:ウィンタースレイヤーについて

ギロチン:ウィンタースレイヤーのプロフィール

いつも通りまずはキャラ紹介から。エクスターナー所属のニケ、ギロチンが、シミュレーションルームの新型シミュレーションのテストに参加した際に、ギロチンの記憶をもとに作られた世界で、勇者となった姿。この世界はギロチンがメイデンと一緒にやりたくて始めた、「ファイナル・クエスト」の世界をもとに、ギロチンが中二病に目覚めたきっかけである、最初の友人のクロエが考えたストーリーをなぞらえた世界。イベントストーリーでギロチンは、ホワイトアイスドラゴンを打ち倒し、勇者としてこの世界を救った。

EPISODE.1勇者ギロチン、再び

平凡な休日、指揮官はゲームをしながら、これまでにない危機感を覚えていた。というのも、イングリッドの依頼でシミュレーションの世界に行った時、四天王のシュエンとの戦いを経験してから、どんなゲームをしても満足できなくなったようだ。このままではダメだと思い立った指揮官は、シミュレーションルームに向かう。シミュレーションルームに着くや否や、インクにシミュレーションの中にもう一度入れないかと声をかける。その場にいたギロチンが指揮官に話しかける。ギロチンがどうしてここにいるのかと聞くと、我々の冒険はまだ終わってないからだという答えが返ってくる。その言葉に胸が躍る指揮官。インクがもう一度テストをするから呼ぼうと思っていたところだが、なぜわかったのか、情報セキュリティには自信があるはずだと聞いてくる。そんな疑問にギロチンが、自分と指揮官は運命のデスティニーで結ばれているから、互いに引き寄せあうのだと答える。要領を得ないインクに、メイデンがいつもの妄言だから気にしないでと付け加える。メイデンもその場にいたことに気付いて、一緒にシミュレーションの中に入るのかと聞くと、残念ながらテスト中の万一の事態に備えて、外からのバックアップに回るようだ。

インクに自分と指揮官の2人での冒険に変更しないかと頼むメイデンだが、インクは今回のテストは一度クリアしたプレイヤーでも、2回目のプレイができるかどうかの確認が目的だから、ギロチンのデータを使わないと意味がないと断る。そろそろテストを始めるから、準備ができたら教えてと言うインクに、とっくに出来ていると、準備万端のギロチン。「爆ぜよ、現実!弾けよ、神経!」と掛け声を上げるギロチンに、それは困るんじゃないかと冷静に突っ込みを入れるインク。早速シミュレーションをスタートする。世界が構築される。システムメッセージが、この拡張パックはICE DRAGON SAGAに続く物語で、以前のストーリーが未読の場合、流れが分かりにくい可能性があると注意を入れる。

EPISODE.2エンディング後の世界

空から世界を一望できる見事な眺めが眼前に広がる。その眺めに感心しつつ、風の冷たさに違和感を覚え、ギロチンに問いかける。ギロチンはこの感覚を以前にも退官したことがあるようだ。またしても空中に転移されたところから冒険が始まる。地上に落下する二人。先に着地してこの報いは必ずと、インクに対する恨みを募らせているギロチンの上に、指揮官も落ちてくる。お互いの無事を確認しあう二人。その光景を誰かに見られていたようで、話しかけられる。話しかけてきたのはエクシア。相変わらず、定型メッセージしか喋らない。仲間なしという言葉に、今は指揮官がいるだろうと言い返そうとするが、このエクシアは同じことしか喋らないNPCなんだと言うメイデンの言葉を思い出して冷静になる。前回同様にエクシアに屋内にいるようにと呼び戻そうとする、メイド姿のプリバティが現れる。前回とまるで同じ流れに、ホワイトアイスドラゴンを倒す前の世界線に来てしまったのかと困惑するギロチン。しかしプリバティは、地下に捉えられていた組織のイヌが脱獄したばかりだと、前回とは少し違う説明をする。ちょうどその時、ミランダが動かないようにと声をかけてくる。指揮官がミランダかと聞くと、キリとポリと一緒に、口上を披露する。

しかし、やっとのことで脱獄できたのに、こんなことをしている場合じゃないと冷静になるポリ。指揮官とギロチンに銃を向け、組織復興のために犠牲になってもらうと言う。ギロチンは自分は決して倒れないと決め台詞を言うが、落下してきて倒れているうえに、指揮官が上に乗った状態から変わっていないのでそれを指摘される。決まりが悪そうに、指揮官に上からどくように言うギロチン。指揮官も悪かったと言って上からどこうとした時、ポリは面倒だからもう撃つと言う。そして銃声が鳴る。二人は、驚いた反応をするが、銃声の主はボリュームだったようで、ポリがその場に倒れる。ボリュームと指揮官とギロチンは感動の再開を果たす。

EPISODE.3勇者、カムバック!

元気だったかと再会の喜びを分かち合う三人。ボリュームは四天王マスタングに勝利したことでステージが毎回全席完売の絶好調だと語る。それからボリュームは元の世界に戻ったはずなのになぜ戻ってきたのかと聞く。

それは今から調べないといけないと答えるギロチン。ボリュームはA.C.P.Uを地下に戻してくるから、困ったときはいつでも呼んでと伝える。ギロチンはそうさせてもらおうと答えた後、ベスティーもいるのかと尋ねる。二人に再開して、嬉しそうなベスティー。指揮官は、ボリュームにホワイトアイスドラゴンを倒した功績で魔法学会の会長になったと聞いたと聞く。ベスティーはその言葉を肯定しつつ、魔法学会ではなく、爆発魔法学会だと訂正する。ベスティーはメイデンに言いたいことがあるが、いないのかと聞いてくる。ギロチンがメイデンは向こうの世界でやることがあると説明し、伝えたいことがあれば自分が伝えておくと言う。ベスティーは万能型といいつつ性能がどれも中途半端な氷魔法より、攻撃特化の爆発魔法が今は主流で、魔法学会も「爆発魔法学会」に変わったという勝利宣言を伝える。ギロチンは伝言を承りつつも、メイデンが認めるかは別問題だと言う。

認めてもらわなくても、もう爆発魔法学会になったし、氷魔法は学会そのものが存在しないと勝ち誇る。ギロチンは話題を変え、春の国に、勇者である自分が倒すべき新たな魔王が登場したりなど、変わったことはなかったかと聞く。ベスティーはあったよと答える。以前組織と戦ったときに逃げたモランが、新たな魔王になると頑張ってたが自分とボリュームで壊滅させたと語る。その言葉にギロチンは、いつだったかメイデンに、ベスティーだけでラスボスも倒せそうと言われたことを思い出す。

誤字?(ベスティーがベスティになってる)

指揮官がギロチンにこれからどうするか聞くと、もう夜も遅いので今日は休み、明日また魔王城に足を運んでみようと言う。そして翌日、魔王城の前の凍り付いた村。工事をしている音が響いている。どういうことかと聞くと、冬の呪いも溶け組織も追い払ったから、人が住めるように再建が始まったと説明される。勇者一行の銅像を建てるという言葉を聞いて、ギロチンはせっかくだからもう少し背を高くしてもいいぞと呟く。その言葉にベスティーも、ちゃんと言っておいた、でも自分よりは大きくしないようにとも伝えたと述べる。それから魔王城の前までくる。多くの人で溢れかえる魔王城。敵の奇襲かと驚くギロチンに、勇者が最後に戦った場所だから観光地になっていると説明するベスティー。魔王城が観光地になっていることに面白いなと感心した時、ギロチンがアイスクリーム屋を見つけ、1つ食べてから行こうと提案する。ホワイトアイスドラゴンの氷の力で作られたアイスクリームに舌鼓を打つギロチン。ベスティーも賛同しつつ、メイデンも氷魔法でアイスクリームでも作ればいいのにと笑う。その言葉にギロチンがさすが学会の長だと感心していると、指揮官が玉座に誰か倒れているのを見つける。ギロチンは2人を下がらせ、確認しに近づく。そこに倒れていたのはラプラスだった。

EPISODE.4まったり異世界生活

ラプラスも連れて宿屋に来た一行。ラプラスに、シュエンに操られていたこと、勇者の遺志を継いで自分がホワイトアイスドラゴンを倒したことを伝える。その言葉に春の国を救ってくれたことへの感謝を伝えるラプラス。何かお礼がしたいと言うが、ギロチンは勇者としてするべきことをしたまで、例には及ばないと答える。しかしラプラスは、ヒーローは誰かを助けるもので、助けてられてばかりではいけないと返す。必ず最高のお礼をするから、そのために仕事を紹介してくれと続けるラプラス。どうやら今のラプラスはすっからかんで、お礼のためにお金を稼がないといけないらしい。ベスティーが討伐クエストやダンジョンを勧めるが、自分の冒険はもう終わったからそれではダメだと言うラプラス。

それならばと他の仕事を紹介するベスティー。まず紹介したのはエマの経営する宿。早速朝食の提供を任されるラプラス。エマは他の人に顔を見られたくないらしいから、ドアの前においてくれればいいと伝えようとしたが、言い終わる前に言ってしまうラプラス。部屋に突撃し、朝食を出すラプラス。部屋にいたのはロザンナで、自分がいるのがバレてしまったため、戦闘を始める。激しい戦いで部屋はめちゃくちゃになり、ギロチンは修理代は自分が出すとエマに伝える。

その後もアルバイトを転々とするラプラス。ウンファの鍛冶屋では、剣の強度を確認するために試し切りで剣を折ってしまう。またしても修理代を建て替えるギロチン。

数時間後、ギロチンの財布が底をついてしまう。ギロチンに謝罪をしつつ、ヒーローでなくなった今の自分にできることは、自分の代わりに春の国を救ってくれた勇者へのお礼しかないのに、それもできないなら何のために冒険していたのかと独りごつ。その言葉にギロチンは、自分たちが再びこの世界に来た理由を理解したと話す。そしてラプラスに、真の冒険の意味を教えてやるからついてこいと伝える。

EPISODE.5勇者の跡を継ぐのです!

やってきたのは勇者ラプラスの石像の前。自分のヒーローとしての冒険は失敗したはずなのに、どうしてこんなものがと困惑したようなラプラス。ギロチンはなぜだと思う?と前置きして、お前の冒険は失敗などしていないと伝える。ラプラスは自分はシュエンに操られ、その間にギロチンがホワイトアイスドラゴンを倒したのに、失敗していなかったというのか、同情など必要ないと返す。ギロチンは同情などではなく事実を述べたまでだと言い、お前の冒険の意味を教えてやると続ける。ギロチン曰く、ラプラスの冒険の意味など、まだ誰も知らない、なぜならラプラスの冒険はまだ終わっていないと語る。今のラプラスと同じように、目標を見失ったというギロチン。しかしそんなとき、友に、立ち止まらず前へ進み続けろ、そうすればいつかお前自身の答えも見つかるだろうと言われたと続ける。

それからこれを受け取るがいいと言って勇者の剣をラプラスに差し出す。勇者の剣を見て、勇者になくてはならないものと呟くラプラス。ギロチンはその言葉を肯定し、ゆえに受け取れとラプラスの手に剣を握らせる。そして今こそお前に勇者の座を返すと話す。この石像が作られた理由、お前のヒーローとしての冒険の意味はこれから見つけるものだ、勇者ラプラスの冒険は、今ここから始まると声高に宣言する。少しして、勇者の称号を簡単に明け渡してよかったのかと聞く指揮官。ギロチンは問題ないと答える。ホワイトアイスドラゴンを倒した瞬間、勇者ギロチンの冒険には幕が下りた、これ以上勇者の名にこだわってはいけないと続ける。ホワイトアイスドラゴン伝説にとらわれいる限り、自分は次の物語に進めない気がする、これでこのシミュレーションの目標は達成できたようだと晴れやかなギロチン。物語を完結させることが今回の最終目的だったのかと納得する指揮官。ギロチンは勇者としての冒険は終わったが、ニケとしての冒険は進んでいる、これからもよろしく頼むと話す。やはり、冒険は気の合う仲間とするものだと言うギロチンに、指揮官も肯定し、こちらこそ頼むと答える。エピローグが流れる。

TRUE END: ICE DRAGON SAGA

感想

エピソード1の最後に出たシステムメッセージの通り、「ICE DRAGON SAGA」の拡張パックとしての役割を持つこのエピソード。ここで勇者ギロチンのホワイトアイスドラゴン伝説はトゥルーエンドを迎え、本当に前に進むことができるようになったギロチン。ハード後日談では、前に進んでいる姿として、かつての親友であるクロエに会いに行っている姿が描かれていました。過去にしてしまった過ちで大切な親友を傷つけてしまい、そのころの思い出にとらわれて前に進めていなかったギロチンが、このシミュレーションを通してまた前を向けるようになった。このことはギロチンにとっても、ギロチンを保護者のように大切にしているイングリッドにとっても大きな意味を持つ出来事だったと思います。そして、同様にまた前を向けるようになったニケがもう一人。彼女の話はここではいったん割愛し、また個別記事の番が回ってきたときにするとしましょう。
少し話は逸れますが、今回のシミュレーションルームで異世界を再現するという設定、他作品とコラボするときに便利そうだなとか思いました。もしかしたら今後のコラボではこの設定が活かされたりするんじゃないかと思ったり。

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