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四国旅行#03
フェリーから無事下船、ついに四国上陸
少し走った所のコンビニでコーヒーを買い
197号線をひた走り、佐田岬半島のつけねを目指す、
地図で見ると大した距離じゃ無いが走ってみると、35kmと結構な距離が有る、
只何の目的も、時間の拘束も無い旅なので、のんびりと運転を楽しむ
197号線から33号線に入り高知県桂浜を目指す、
四国だからといって、何か特別な景色が有る分けでも無く、
私に特別な感性が有る分けでもないので、
只の田舎、いや山の中をひたすら走るだけ、
全く四国感は感じられない、
只道路標識だけが宇和島、四万十、黒潮と四国の道路を走っているんだなと教えてくれる、
途中何処か分からない道の駅でトイレ休憩をはさみ、
高知到着迄やく70kmの道のり、
高知市内を通り過ぎ、此処まで来れば桂浜は目前,
目と鼻の先だ、
桂浜入り口の信号を右折し、道なりに走ると桂浜公園駐車場に到着、
四国旅行第一の目的地、平日の昼間なのに駐車場はほぼ満車、
只さいわい、そんなに待つ事も無く入場し車を止める、
車を降り、お土産屋さんを散策、さびれた観光地を創造していたのだが、
平日の昼間なのに人は多いし、店も新しい、
せっかくこんな所まで来たのだから、何か食べようと思い店を探すが、どこも結構な人の入りで、孤独な観光客は、何となく入りづらく、横を通り過ぎる、
さて目的の坂本竜馬像だが、どこに有るのかと思いながら歩いていると、
案内図が有ったので、現在地と目的地を確認し歩き出す、
案内図で確認するまでも無く、ほとんどの人の行先は同じでみんなに付いて行くと、何故か高台に上っていく、
あれ
坂本竜馬像、砂浜に立っているのかと、勝手に想像していたが、
結構な高台に立っていた、大きさは結構大きく5m30㎝と書かれていた、
坂本竜馬像だと感慨にふけり、かなり昔に読んだ司馬遼太郎さんの『竜馬がゆく』文藝春秋より発売を思い出す、
読んだ直後は、桂浜の坂本竜馬像を見に行くぞと!私も若かった、
だが現実は思いのほか時間がかかってしまった、
他にやり残した事は無いかなどと考えながら、あまりにも自分の人生との違いに、いや比べるなんてとんでもない、
何時までも此処で眺めているわけにもいかず、
他の楽しそうな観光客につられて、砂浜の方に降りて行く、
これが太平洋だと思いながら、海を眺めていると、不思議と尿意を催す、
ここでも同じ太平洋を眺めても、日本の未来を考えた坂本竜馬と、
尿意しか催さない自分とでは、
いやいや比べるのはよそう、
真面目に考えているとこのまま太平洋に入ってしまいそうだ、
近くに新しいトイレが設置されていたので、海を見るとトイレに行きたくなるのは私だけじゃない筈だと、自分をなぐさめ、
もーいちど帰る前に高台に上り、
遅くはなったが、死ぬまでに来ることが出来て本当に良かったと思いながら、坂本竜馬像を拝む、
なんとなく後ろ髪をひかれながら高台をおり、車に戻る、
さて次に何処に行くか、
何処といっても、高知市内に戻り昼食か、
香川県高松市でうどんを食べるか、
此処まで何も食べていない。
運転も疲れた、四国に上陸して200kmぐらい運転している、