インフレ時代~価格から価値へ
「日本のインフレ時代における飲食業界の戦略:価格重視から価値重視への転換」
近年の日本においては、パンデミックとウクライナ情勢による物価上昇が、40年ぶりのインフレーションの兆しをもたらしています。
これまでの間、価格の上昇や値上げに対して違和感を感じていた生産者や消費者たちも、それを当たり前のこととして受け入れる時期に来たのではないかと感じられます。
そんな中、私はずっと思っていた事がありました。それは、低価格を売りにしている大手チェーン店は別として~味や店の雰囲気・スタッフの接客姿勢・こだわりを重視している飲食店が、それなりの価格で料理を提供しても良いということです。
私はそうしたお店が自信を持って単価を上げるべきだと思っていました。現在の状況を考えると、尚更このご時世に、そうした店舗や企業が価格帯を見直し、従業員の収入向上に貢献することが、景気を後押しする要素の一つとなものと感じています。