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歌詞を読む61 「 ひとすじの露 」

私とあなた 細い糸
切れそう 脆くて 耐え切れなくて
先に告げたの さよならと

あなたのその肩が崩れるのが怖い
本当は手を伸ばして しがみつけばよかった

言いたいことは 花の陰
きれいな言葉で 覆い隠した
芽吹いたところで 伝わらない

傷つけるつもりはひとすじもないから
傷つけてもいつも 隣にいると思った

大切な人なのに 大切にできなかった
もう一度会えるとしたら あの時のあやまちを消したい

きみの想い出 ぼくの顔
泣きたくないから 笑い続けた
それが別れの時でさえ

きみがいないことに慣れるのが怖い
本当は目を落として 泣きじゃくればよかった

大切な人なのに 大切にできなかった
もう一度会えるとしても 同じようなあやまちをするかな?

側にいたい時にいればよかった
その髪に顔を埋めて 息をすればよかった

守りたい人なのに 露ほども守れなかった
やみくもに傷つけていたね 気付かない そのことも罪

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