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設立から5ヶ月。「始動と確信」のエッキャリ2024年レポート

2024年7月に設立した一般社団法人越境キャリア(通称:エッキャリ)は、企業経営の根幹を担う「コーポレート領域」に携わるビジネスパーソンが、集い、知を共有し、創発しあう場です。

2023年7月ソフトローンチ的に活動を始めていましたが、社団法人設立に伴い改めて、「どのような変化を起こすのか」事務局内で議論を深め、設立以降は、設定した軸にあわせて、いくつかの場を作ってきました。まだ5ヶ月しか経過していないため振り返るには早いですが、「この活動には意味がある」と感じたことは確かです。改めて、2024年のエッキャリにご協力・ご参画いただいた皆様、ありがとうございました。

エッキャリで、誰が交わり、どのような場を作ってきたのか。普段は事務局や参加メンバーの招待制で場をつくっているので、このnoteでシェアします。


1. コミュニティメンバー

60名を超えるメンバー

コミュニティの主なコミュニケーションチャネルはSlackで、そこには事務局を含め60名を超えるメンバーが参加しています。エッキャリは、今日の悩みの解決から、一年後の変化に向けた刺激まで、密度の高い情報提供を価値としたいと考えています。そのために、クローズドな完全招待制のビジネスコミュニティという形をとっています。

エッキャリSlackに参加できるのは、コミュニティ参加者を通じてエッキャリ主催イベントに参加いただくことです。イベントを通してエッキャリの価値観に共感いただいた方に、Slack参加の連絡をいただき、招待をお送りしています。

地場大手からスタートアップ、グローバル企業まで多様な企業群

参画メンバーの所属企業は、七社会と言われるような九州福岡の地場大手企業から、地場中小企業、福岡発のスタートアップや東京本社のスタートアップ、報道機関、グローバル展開するIT企業、コンサル、個人事業主など様々です。メンバーの共通点は「コーポレート領域」に関わる方、興味がある方。

スタートアップでは事業の状況や組織は日々変化しますが、規模感や事業領域が異なるコミュニティメンバーから、今後起こりうる事案、その解決策などを吸収できるのも、魅力の一つです。また、大企業や地場中小企業に所属するメンバーにとっても、スタートアップ企業のメンバーから受ける変化スピードなどの刺激も魅力です。

20代〜50代、男女比は半々

福岡のスタートアップコミュニティは20代30代を、長い歴史を誇る経済団体やそれに関係する分科会は30代〜50代を中心に形成されることが多い印象を受けています。

エッキャリは、事務局自体が男女比半々で、キャリアの年数も10年未満から20年オーバーと様々です。コミュニティメンバーも事務局同様、年齢層は幅広く男女比も半々。年齢や性別関係なく、お互いを尊重したコミュニケーションを重視しています。

財務、HR、組織開発、コンサル、経営企画、マーケ

経営全般、財務、人事全般、組織開発、組織開発コンサルタント、Employee Success、採用、採用広報、PRマーケティング、企業広報、インターナルコミュニケーション、コンサルタント、セールス、Web制作ディレクション、マーケ企画推進、CSR、カスタマーサクセス、事業開発、サービス開発、PO/PM、編集・ライターなどなど。エッキャリの正式名称「越境キャリア」の文字通り、HRを経験したのち事業側に越境したメンバーなど、キャリアの歩みは人それぞれです。

2. 活動記録

事務局主催イベントは17回開催

一般社団法人の設立前から数えると17回のイベントを開催しました。ベイジ代表取締役枌谷さん・ビズリーチ広域エリア推進部長山際さん・ラブエムエム代表取締役社長宮﨑さん・Business Insider Japan編集長伊藤さん・VENTURE FOR JAPAN代表理事小松さん・XLOCAL代表取締役坂本さん・Glokal Kディレクター中間さん・九州博報堂九州しあわせ共創ラボ所長副田さんなど、福岡・九州または、全国でご活躍されているビジネスパーソンをゲストに迎えています。

マーケティングから人事、地元ラジオ局、ビジネスメディアなど、様々な分野で挑戦を続けている経営陣の皆様との時間では、少人数・クローズドな場ならではの相談が繰り広げられています。この生々しさが、エッキャリイベントの面白さです。

ご登壇・協力いただいた皆さま(一部抜粋)

毎回3割程度が初参加

イベント開催案内は、事務局よりコミュニティメンバーに対してSlackでの告知を中心に行っていますが、毎回3割程度の方が初参加です。コミュニティメンバーが、イベント内容に興味がありそうな同僚・知人友人に声をかけてくれています。初めて参加される方も、常連さんも、同じように学ぶことができる場づくりを心がけています。これは事務局だけでは成立せず、コミュニティメンバーの他者への配慮や歓迎する姿勢によって成立しています。エッキャリメンバー、最高です。

イベントの様子イベントの様子。
直接的にビジネスにひもづくテーマの会だけなく、ランニングなどの趣味イベントや大学生向けの機会など、多種多様なイベントが開催されています。

イベント内容(一部ご紹介)

#1 あなたの仕事をアップデート。
事前にお悩みや壁打ちしたいことを共有してもらい、当日プレゼン2分でプレゼン、5分で参加者同士でフィードバック。

#2 役割(思い)を越境。
業務連携が必要だが、亀裂が生じやすい部署同士、お互いの価値観やミッションを理解しあう。明日から会社で苦手だったあの部署の人たちに対して、リスペクトできるような状態に。

#3 過去開催の振り返り。
起こった行動変容、感じた課題感等、大濠公園のスタバでゆるりとトーク。

#4 ともみの部屋。あんたのキャリア、教えてごらんなさい。
トランジション(転機)にフォーカス。 事務局メンバーがどんな意思決定でこれまでのキャリアを歩んできたのかを共有。 縁の紡がれ方。きっかけや転職意欲の温度の上がり方。変遷など。

#5 企画だしアイデアブレスト。
2024年4月以降のエッキャリの活動でやりたい企画をコミュニティに参加頂いている皆さんから募集。普段取り組んでいること、課題に感じていることなど、皆さんが考えていることが以降のテーマにも。

#6 外部プロフェッショナルから学ぼう。
ベイジ代表取締役枌谷 力氏、株式会社ビズリーチ山際 翔太朗氏をゲストに迎えた人事や広報、組織づくりのお悩み相談会。

#7 大企業の中で、新卒からサバイブしながら、個性を発揮し仕事をしていく術。
ラブエフエム国際放送株式会社 代表取締役社長 宮﨑泰氏(西日本鉄道株式会社から出向)をゲストに迎え、キャリアの変遷や変化を起こした時の理由を深掘り。

#8 ビジネスパーソンがもつべき「メディア視点」伊藤さんのキャリア論と共に。
Business Insider Japan編集長伊藤 有氏をゲストに迎え、メディアの基礎から参加メンバーのPR企画道場まで発展。

#9 先駆者との対話を通じて深める、エッキャリが今あえて一般社団法人を設立する背景や意味、その可能性とは。
一般社団法人VENTURE FOR JAPAN 代表理事小松 洋介 氏をゲストに迎え、コミュニティから社団法人化への変化で重要なことを学ぶ回。

#10 XLOCAL(旧: チイキズカン)坂本さんに聞く、いま地方でチャレンジする理由と、そのポテンシャルとは。
株式会社XLOCAL 代表取締役 坂本 大典 氏ゲストに迎え、東京の第一線で戦ってきた猛者が、地域にフルコミットした事業を興した背景や、地方企業や地方が持つ可能性などについて学ぶ。

#11 エッキャリDay(お茶会&BBQ)
午前中はエッキャリコミュニティメンバーから茶道を体験、午後はコミュニティメンバーやご家族、大切なご友人などを交えたBBQイベントを開催。

#12 Uniiiqコラボ
その魅力って知ってる?見えにくいけど奥深い!人事の魅力と働き方のリアルと題し、GlocalKの中間さんが運営している福岡九州の大学生や高校生が参加するコミュニティとコラボしイベントを開催。学生さんからも様々な質問が飛び交う会に。

他にも、休日朝エッキャリや、1on1、読書会など、計画的&思いつきでも開催しています。

3. 2024年振り返りと2025年目標

2024年までに延べ17回の会を開催し、参加者の方々からも「エッキャリの雰囲気って、~ですよね」と、少しずつコミュニティとしての色・濃度が濃くなってきた1年でした。

エッキャリの事務局メンバーは、普段はそれぞれが所属する会社や経営する会社でそれぞれのミッションを担い、挑戦をしています。これはコミュニティに参加してくださっている方々も同じです。

ゆえに、コミュニティに参加することがゴールではなく、参加を通じて越境した結果、それぞれの本業にも価値が繋がる場にしていきたいと思っています。2025年は、福岡九州のビジネスシーンにおいてエッキャリというキーワードが多く聞こえてくるよう、まずはコミュニティメンバーにとっての価値ある越境の場づくりを事務局全員でコツコツと積み上げていこうと思います。

4. 最後に

エッキャリに共感いただき、イベント登壇やイベント参加いただいた皆さまへ

皆様の思いと行動によって、私たちは1年間活動を続けることができました。皆様のご支援に心から感謝しています。多くの回で会場をご提供いただいた九州博報堂(QHub)副田様、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

ご興味をお持ちの皆様へ

エッキャリは「コーポレート業務」の進化によって、企業は成長し、さらに強くなるという信念を持っている事務局メンバーで運営しています。完全招待制のクローズドなビジネスコミュニティですが、共感いただける方はいつでも歓迎しています。まずは、私たちの思いを知っていただき、参画にご興味ある方は、公式サイトよりお問い合わせお願いします。

また、エッキャリ活動に共感いただける企業・行政・大学などの教育機関とのコラボも加速させていきたいと考えています。お気軽にお問い合わせください。

2024年ありがとうございました。2025年も  #エッキャリ をよろしくお願いします。良いお年を。

筆者:事務局 松尾明美