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今日の新聞[2021.9.15]

1時間並んでやっと確保した列車の座席。トイレなどで席を外すと間違いなく誰が占領してしまう。そんな時、あなたはどうしますか?

私はもちろん、誰かに見張り番を頼んで席を外します。

ところが、タンザニアの人たちは違う行動をとるという。

「取られたっていいじゃないか。彼らだってトイレに行くし飯も食うのだから、また座れるチャンスが来るよ。」

と文化人類学者の小川さやかさんは、タンザニア人の友人に言われたという。さらに小川さんが通路に立ってうとうとしていたら、

「私は外で新鮮な空気を吸ってくるから、あなた座って寝なさい。」と席を譲ってくれる人に出会ったそうだ(朝日新聞「小川さやかのゆるり観察記」2021.9.15. p.23)。

毎回小川さんのコラムを読むたびに、私は自己主張の強い人間関係の中に生きているんだな、ということを痛感している。でも、今回のコラムを読んで、自身の行動も顧みる必要があるように感じてしまいました。ぎすぎすした社会を憂うのではなく、まずは自分自身がおおらかになる必要がありそうだなぁ、と(朝日新聞2021.9.15. p.23)。

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