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take_kuroki
今週の新聞[2022.12.10-12.16]
ノンフィクション作家 星野博美さんが『世界は五反田から始まった』を出版されたのを機に掲載された記事「いま本当は「戦前」かもしれない」を興味深く読んだ(朝日新聞2022.12.11, p4)。
星野さんが、ご自身の祖父の歩みをたどった本だ。
私の母方の祖父は岐阜から上京して目黒区に町工場を構えた。私の父方の祖父は先代の荒物屋を引き継いで財を為し、戦争中は大田区にあった店を畳んで横浜の片隅へ疎開したと聞く。父母や親せきから、折々に耳にしてきた祖父母の人生も、星野さんのご著書と重なるものがあるのかもしれないと思わずにいられなかった。