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陰キャの反乱 後編

こうして裏方にハマった僕はオビヒロまちなか歩行者天国の広報部からPA部会に移りました。
ホコテンのPAは基本イベントの音を流す程度です。楽そうに見えるが意外に難しかった。
イベントによって音の大きさも変わってくるし、いかんせん機材が重い。それに尽きます。

でも音楽が好きだから苦ではない。
楽しく日々過ごしていました。

ホコテンシーズンが終わり、
いつだったかな。4年前くらい?
秋に仕事場に【ユウダイ】がきた。
後にエキロランで共にするリーダーだ。

小学校卒業以来だった。
ユウダイ、タカトは同じ小学校だったけど僕だけ違う中学校に行ったのだ。

「…佐藤くん?」(ゆうだい)

俺は緊張のあまり名字で呼んでしまった。

「おお!はやとか!!」

と驚いていた。
正直すごい嬉しかった。
覚えててくれてたんだと。

適当な会話をして、「こんど飲みにでも行こうや」とか言って終わったんだけど

「このまま社交辞令で終わらせてはならぬ」

とFacebookかなんかでメッセージをすぐ送った。
日程決めて、その年の12/24飲みに行った。クリスマスに男二人で。

そして、完全飲み友達になり。
ある日ゆうだいが「ハヤトと絶対合う奴いるんだよね。そいつと3人で飲もう」と言ってきた。

それが【タカト】だった。

同じ小学校と言えど、同じクラスになったことがない。
言うならばタカトとは同じ幼稚園なのに話したことがない。
これも割とすごい確率だ。

タカトとは飲みに行く時の車内ですぐ意気投合した。
びっくりするぐらい仲良くなった。

それから3人で飲む日が続き、
ある日ユウダイが飲みながら

【YouTubeやるべ】

と言ってきた。
僕は

【絶対にやらない!そんな甘くない】

と頑なに断りました。
その時彼女もいたし、タカトも当時彼女がいたからそんなリスキーな事が出来ないと。

しかし、
なんの運命なのか僕とタカトほぼ同時に当時の彼女と別れたのである。
狙ったわけじゃない。
たまたまそうなってしまったのである。

タカトはYouTubeやる気満々になり、
僕はずっと躊躇してました。
不安ごとが大きすぎて頭がパンクしそうだった。

ある日二人に「カラオケいくべ!」と誘われて、カラオケを最初していたが、やはりYouTube勧誘だった。
僕は「なんのためにやるの!?」と聞いた。

「俺らで十勝を盛り上げたい」

誤解してた。
ふざけた事やってYouTubeで飯食っていくという流れだと完全に誤解していた。
その目的なら俺もやりたいと。

そこからシェアハウスするために家を探し、機材を買ってエキロランが始まり今に至ります。

エキロランを通じて友達、知り合いが増えました。
いつも応援していただいてる皆様、いつも見てくれている皆様、いつも仲良くしてくれている皆様、本当にありがとうございます。

結局僕は陰キャでも陽キャでもなく、意味わからんなにかだと思う。

終わり

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