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2019年7月10日 今朝の一枚

これまで見てきたレースの点と点が線になりつながっていく。
リザルトやタイムだけでなく、
レース後の表情や態度、話しっぷりなどから
「次はどういうレースをするのだろう?」
と、楽しみな選手がいます。
井上大仁選手はそういう選手。
どんなレースを観てても彼には「テーマ」が明確にあります。

ボストン・マラソンを走り終えた
井上選手が感じた課題は
「世界のトップ選手に対抗するためのスピードが足りない」
ということ。
ボストンのアップダウンや
フルマラソンを走る脚づくりはそれなりにできた。
ただ、世界レベルのスパートに対応するには
絶対的なスピードが不足している。
春からはトラックでスピードを取り戻したい。と。

今朝の一枚はホクレンディスタンス深川10000m最終組。
最後尾からしっかりペースアップ。
28分08秒10でゴールした井上大仁選手。
ゴール直後に「ニヤッ」と笑って、
「スピード戻せました!」と。

「厳密に言うと、スピード持久力がつきました。」
余裕度がすごかったし、ほんとに強い!と思いましたよ。
と、水をむけると、
「桃澤もゴールドコースト頑張ってましたね。」
このタイミングで、よくわからないよ。それ(笑)

腕にはエリウド・キプチョゲのリストバンド。
彼が目指してるのは「マラソンで世界と戦うこと」。
桃ちゃんもようやく世界と戦いだしたことだし、
この二人が同じレースを走ることはそう遠くないのかもしれませんね。

それでは今日もよい一日を。

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