箱根、獲ったどー!
第一回開催の箱根駅伝に出場した
「オリジナル4」と呼ばれる大学は
早稲田大、明治大、慶応大、そして、
第一回目の優勝校東京高等師範学校(現・筑波大)の4つ。
第96回箱根駅伝予選会。
「今回は新興大学と古豪が大きくいれかわりそうだ。」
というかねてから言われてはいましたが、
古豪も古豪。
しかも、練習環境、強化費、そして選手リクルートでも
私立大学に圧倒的に劣っているはずの
筑波大学が6位で予選会を通過。
最後にギリギリで滑り込んだのではなく、6位通過。
もう、ホントに強いじゃん!
OBの津田修也さん(3000mSC日本インカレチャンピオン)が縁で
OTTでペースメーカーとして参加してもらったことから
身内のような気持ちで応援してきたこともあって
本当にうれしかった。
クラウドファウンディングで強化費を募り、
筑波大学とはこれまで縁のなかった駅伝ファンたちが、「勝手に身内気分」でこぞって寄付をした。
「クラウドファウンディングのリターンとしては
弘山監督、これはサプライズすぎるよ!」
と、周囲のひとたちと、そんな冗談を言いながら笑っていると、
まだ結果発表が続いているのに
人混みをかきわけて一人の選手がやってきた。
学生連合で5区を走った相馬崇史選手だ。
「前からお礼がいいたくて。
クラウドファンデイングを広めてくださって
ありがとうございます。」
いや、おれなんて、年齢のわりに
ちょっとくらいしか寄付してないし(汗)
「クラウドファンディング募るなら、
ビックウェーブが来ている
いま始めたほうがいいよね!」
みたいな、心の薄汚れたコメントしかできなくて申し訳ない。
いや、本当にうれしかった。
報道陣が弘山監督のまわりに移動していなくなったので、
相馬選手に「写真を撮ろう!」と。
集まった観客やOBも一緒に「箱根獲ったどー!」をやろう。
そうもちかけてみんなで撮ったのが、この写真だ。
撮り終わって気づいた。
厳密には、まだ、箱根は獲っていない。
箱根駅伝を優勝してはじめて「箱根を獲った」ことになる。
まだ、筑波大学は箱根への切符を獲ったばかり。
でも、いつか本当に「箱根獲ったどー!」ができるといいね。
相馬選手を観に、山もいかなくちゃね。