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800mと13分20秒

2022年の春先から国内外のレースを見続けてきて、これからパリ五輪までの日本男子中長距離界は「800m」と「13分20秒」という2つのキーワードが浮かんできました。このものさしが国際基準となりそうなのです。800mという中距離ディスタンスを意識するきっかけとなったのは世界陸上オレゴン選考レースとなった全米選手権10000m。レース前の会見からも白人ながら26:33.84のタイムをもつGrant FISHERと27:23.44のJoe KLECKERとのトップ争いに注目が集まります。

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ナイキのお膝元オレゴン・ユージーン。NIKEトップチームであるBowermanTCのFISHERとOn Athletics ClubのKLECKER。NIKE vs ONの代理戦争にも見えなくもなく、持ちタイムでは圧倒的に有利なFISHER。高速レースになるかとおもいきや、彼らにとってはジョグのようなスローペースでレースははじまります。

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高速レースを予想してただけに、肩透かしをくらったような気持ちで見ていました。9000mまでの推移はこのような感じ。

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