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2019年7月4日 今朝の一枚

MGCの取材をしていると、
担当編集の方から
「ところで、みなさん誰が勝つと思いますか?」
という質問があるのですが、
みなさん、口々に
「そりゃ、誰が勝つかなんてわかりませんよ」
と、おっしゃいます。
同じ質問がブーメランのように
こっちにも飛んでくるのですが、
「ブレない人が勝つ。
 そういう人はいまじっくり運を貯めてるはず」
と、答えるようにしています。

これ、欽ちゃんこと、萩本欽一さんの受け売りなんですが、
何度か直接お話をうかがったことがとき、
しきりと「運を貯める」という言葉が出てくるのです。
テレビで高視聴率を取るために運を使いたいから
たとえ100円拾っても、誰かにすぐ渡す。
運は本当の勝負をするときまで貯めておく。

この場合、本当の勝負は
MGCか東京オリンピック本戦か?
ということでもあるのですが、
日本代表権をとるために運を使ってしまうのか?
それともオリンピックで運を使うのか?
悩ましいところでもありますが、
ブレずに着々と準備を重ねている人は
強いような気がします。

今朝の一枚は日本選手権5000m。
残り3周で突如飛び出した設楽悠太選手。
井上大仁選手といい、設楽悠太選手といい、
MGCに向けマラソントレーニングを積んでいるはずの選手が
積極的に先頭をひっぱっていく。
スローペースから、自ら積極的にハイペースに持ち込み
MGCのラストスパートへのギアの変化が
日本選手権クラスの選手を相手にどれくらい使えるか?
これをためしているとしか思えない(笑)
(それだけじゃあないとは思うけど)


足元にはヴェイパーフライ4%の初期モデル。
さらに反発を高め、さらに厚底の新作、
ヴェイパーフライネクストを設楽選手は履きません。
以前も書いたのですが、
設楽選手にとってヴェイパーフライ4%の初期モデルは
ドンズバのシューズであるそうなのです。


このブレなさは魅力だなあと思います。
いっぽうで、東京オリンピックまで
ヴェイパーの在庫を確保できているのかも心配です(笑)

MGC出走選手の大半がハーフを走るゴールドコーストマラソン。
設楽選手はフルにエントリー。
同じくフルマラソンに出る川内優輝選手は
「ここでタイムを狙います」と
Track Town SHIBUYAでも名言していたので
面白いレースとなりそうですね。


それでは今日もよい一日を。

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