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牛窓*瀬戸内市立美術館*興梠優護・澁澤星展
〜2024年回顧録〜
2024年の年明けに、岡山県瀬戸内市牛窓にある
瀬戸内市立美術館へ。
瀬戸内市役所と併設されている美術館だ。
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↓なにげに素敵なエレベーター。
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開催中の展覧会は「興梠優護・澁澤星展」
油彩画家・興梠優護さんと
日本画家・澁澤星さんによる二人展。
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↓パンフレットに掲載されていた
油彩画家・興梠優護さんの作品。正月に行った平山郁夫美術館でパンフレットを頂いてきたのがそもそものきっかけ。
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↓以下3点も興梠優護さんの作品。
薄いレイヤーが何層にも重なったような
美しいドレスのような油彩画。
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↓こちらは、日本画家・澁澤星さんの作品。
岩絵具のマットな質感や複雑に重ねられた色など本当に素敵。
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↓個人的に惹かれた箔押しの作品。澁澤さんの技術あってのものだと思うが、日本画の画材の美しさに魅了される。
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↓こちらは、興梠優護さんによる展示コーナー。
版画、様々な画材によるドローイング、写真などを展示。こうした様々なイメージや技法が重なり合い一つの絵画作品となっていく。
絵画の制作それ自体を追体験するかのような構成を視覚的に配置。
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↓そして、この日は偶然にも興梠優護さんの油彩ワークショップ開催日だった。予約はしていなかったが受付で頼んでみたら一名空きがあり、飛び入りで参加させてもらえた。
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↓興梠さんが用意して下さった絵具や筆、ペインティングナイフなど使い、キャンバスに自由に描いていった。
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ワークショップは初心者の方が多かったように思うが、皆さん割と大胆に色をのせて楽しんでいた。
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↓私は何も考えず、色をペタペタ塗りつけていってたのだが、徐々にそれは海のような風景となっていった。自分の心象風景にはいつも海があるからか‥と思う。自由に描かせてもらえて楽しかったな(この絵は、のちに完全に乾いてから美術館さんが茨城の家まで送って下さった)
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今回の展覧会、キャプションによれば。
↓
美術作家の高橋秀氏、布貼り絵作家の藤田桜夫妻(倉敷市在住)が、日本で美術に関わる若者たちの一助にと「秀桜基金留学賞」を設立。平成18年から27年まで10回にわたって募集が行われ、若い作家に海外留学のチャンスを与えてきた。興梠優護・澁澤星さんはそれぞれ各回の受賞者ということだ。
なるほど‥そういった縁からの展覧会なのかと納得。
瀬戸内市の牛窓は、瀬戸内海に面した小さな町だが、日本のエーゲ海と呼ばれているほど海や景色の美しい場所だ。
中学生の時、同級生の家が牛窓でペンションを営んでいたので、夏休みに何泊かさせてもらい、思う存分に遊んだ記憶が蘇ってくる。キラキラと眩しい海、虹色のかき氷、初めて食べた鯛のオリーブ焼きなどなど思い出深い。
美術館があるのは今回初めて知ったが、思わぬ素晴らしい展覧会を観ることができて良かった。
ご興味のある方は是非→瀬戸内市立美術館
牛窓の観光コースについて→じゃらんnet