2023道後*道後ぎやまんガラスミュージアム
〜2023年夏の回顧録〜
母が亡くなって翌年の2023年、再び母の故郷(八幡浜)に赴いた。その前に、私用で松山市に一泊。空き時間で道後へ。
↓温泉で有名な道後だが、美術館も幾つかある。
その中でも以前から行ってみたかった
道後ぎやまんガラスミュージアムへ。カフェダイニングや結婚式場もある「山の手ガーデンプレイス」の一角にある。
門から入ると、目の前に広がる水と緑に囲まれた美しいガーデン。
夜はライトアップされ、幻想的な空間に様変わりするという。
↓ガラスの照明もとても素敵。
↓デッキを進み、館内に入って受付。
展示室のある階下に向かう階段には、美しいシャンデリアが。
↓地下の展示室に。ちょうどこの時、入れ違いにお客様が出ていかれたので、一気に貸切状態に。贅沢なひと時‥。
道後ぎやまんガラス美術館では、江戸時代から明治大正時代にかけて、日本で作られたガラス作品約300点を常設展示。
「ぎやまん」「びいどろ」というのはガラスの古い呼び方なのだとか。
↓モダンな館内にはたくさんの美しいガラス作品が展示されている。
↓道後温泉のシンボル「振鷺閣」(しんろかく)に使われている赤いぎやまんガラス。
↓100年以上経った現在でも、道後温泉「振鷺閣」のシンボルとなっている。
異国の薫りをまとっていた「ぎやまん」「びいどろ」は時が経つにつれ、近世日本の職人の技術によって更に洗練され「和ガラス」へと変貌を遂げていく。
↓照明の当て方も素敵。
ガラスに施された細工が影で浮き彫りにされ、
美しい。
↓大正時代の電燈笠。明治30年以降、石油ランプに代わり電燈が普及し始める。その時に大量生産のできる吹きガラス技法でたくさんの笠が作られたとか。
↓中でも、光の反射率を高める「石笠」(いしがさ)という乳白ガラスがよく使われたとか。
↓今見ると美しい装飾品のようだが、当時は日常的に使われていたのだな‥
↓最後にとても惹かれたガラス作品を。
透き通るブルーが本当に美しい‥。
この美術館を象徴する色かなと勝手に思っている。海の底みたいなぎやまんブルー。
↓ミュージアムを出た後、まだしばらく帰りたくなくてガーデンを散策‥笑
↓ガーデンの地面、所々に散りばめられた小さなガラスがとても美しい。ミュージアムショップでこういうガラスの欠片を使った革紐ネックレスやチョーカーが販売されてたらいいのにな‥と個人的に思った。
↓ 結婚式場でもあるので、それらしき一角が。
↓こんな場所で結婚式あげられたら素敵だろうな。
↓池の周りには、ガラス製の白鷺のオブジェが飾られている。道後温泉本館に立つ白鷺をモチーフにしたものらしい。
ここには、「山の手別邸葉隠れ」という大人の隠れ家みたいな離れの宿もある。
今度は宿泊込みで来たいな。
↓帰り、途中にあった足湯カフェに入ってみた。
↓「大和屋本店」という旅館に併設されている「足湯カフェふとほと」さん。
↓ワンドリンクオーダー制でタオル付き。
かき氷が人気みたいだが、せっかくなので八朔のお酒で笑
足湯はことのほか気持ちよくて、酔いが回るのも早かった‥笑
↓保存修理工事を進めている道後温泉本館だが、2024年7月中に、全館で営業を再開する予定とか。楽しみです!