宇崎ちゃんの1巻表紙のTシャツのロゴについて。その1

初めに

日本赤十字の「宇崎ちゃんは遊びたい」とのコラボポスターの件でのTwitterでのやり取りから、1巻の表紙の宇崎ちゃんの着ているTシャツのロゴの事に問題が有るという話が出ました。
(最近ポスターと勘違いしている人を見かけたが、それは3巻の表紙です)
表紙より、その方が議論しやすいというのです。

それは問題のポスターではなく作品批判に走っている事になります。
だから本来展開の仕方としてはおかしいし話をごまかしている事になるのですが※、気にせずOKしました。

タイトルの「宇崎ちゃんの1巻表紙のTシャツのロゴについて。」は、そのTwitterのやりとりから出た話です。
ただ、認識が違いすぎ、相手は反論になっていない自論を述べるだけで、話が噛み合わなかったのでnoteで説明すると言っていた事を整理して書くものです。
簡単に言えば、ロゴが胸にあるのだから、「SUGOI DEKAI」(凄い デカい)が胸を指すのは明白で、性的に見ているというのが相手の主張です。
わたしは、そもそも胸を指すとは限らないって主張で、根拠はTシャツだから(バッサリ)。
要は、Tシャツの使われ方やそのロゴの機能を考えると、胸にあるから胸の事とは限らないって主張になります。
その流れで相手は、男性で例えたらもっこりした大きな股間のズボンに「SUGOI DEKAI」と書いているのと同じと説明したので、わたしはそれが間違いであると主張し、Twitterで説明できるものではないので、noteで悦明しますとなりました。
まあ、書くと言って3年ぐらい経っているのですけどね(爆)。
なぜ股間に「SUGOI DEKAI」の例えが間違いなのかは、この次の「その2」で説明します。

今回の「その1」はそれ以前の話、「性的さを批判する前に、罠じゃないか疑った方が良いですよ」と言う話を書きます。

※日赤パスター批判は、ポスターの図柄Aがその広告にふさわしくないという問題なので、キャラが同じでも別の絵柄Bを持ち出すのは間違いです。また、同じキャラの絵Bが性的だからAは性的な絵であるという理屈は成り立たちません(性的で無い絵も存在するため)。それは同じキャラの他の絵や作者の描く絵が性的だからAも性的であるという、作品や作者を批判したい気持ちから起こる間違いで、本質は別の問題に話をすり替えているだけです。
応じたのは、考え方の違いを伝えたかったからですが、それ以前に会話になりませんでした(爆)。

性的に見る事についての素朴な疑問
(Hと言う人がHなの【かも】?って話)

実はわたし、イラストを性的に見ての批判に対しては、絵を描く時の技法をメインに反論するタイプです。

しかしこのロゴ問題の場合は、それ以前に、相手が「Tシャツのロゴ」を「性的」に捉えてしまう事が正しいか? と言う問題から始まります。
相手の考え方はわかるし、そう思ってしまう事はしかたないと思うし、また捉え方の一つとしては否定はしません。
実際、フェミニスト寄りの人の多くはそう捉え考えています。

しかし、ロゴが何を意味するかの答えは作者の中に有り、論争中の4巻が出た頃の時点では【ロゴが何を意味する】か【不明】なのです。
この【不明】とは、ロゴの本当の意味や目的がわからないって意味です。ジョークの可能性すらあるという話です。
性的ジョーク自体を批判する人もいるでしょうが、ジョークですから真面目に批判したら笑われる事になります。
ジョークを性的なネタとして否定するのは有りですし、フェミニスト視点に立てば、十分批判対象となるでしょう。しかし解釈を間違えた事、つまり性的にとらえるのが間違っていた事は否定できません。そのための罠だったとしてもです。わたしがここで書くのはその事です。

良くフェミニストに対する批判で良く見かけるものに、漫画と言うメディアを理解していないというのがあります。
決めつけで、根拠が薄い批判と言う考えです。
このロゴについては、その批判が妥当ではないかと思います。
と言うのは、宇崎ちゃんの元は漫画なので、主人公の着ている物には、意味やエピソードが有る場合もあります。そのため、違う意味がある可能性は否定できません。
服のロゴに意味が有るのか、作品によっては作品内のエピソードで書かれていたりする事もあるので、確認しないでの勝手な断定は危険です※。
※後出しじゃんけんにならないように、4巻が出た時点の内容で書いています。

成人コミック(18禁)なら、登場人物のTシャツのロゴが露骨に性的な意味を持っている事は大いに考えられるので頷けるのですが、一般的なコミックの場足、作品自体が性的なネタを扱っている作品でない限り【性的】と言う解釈は、否定的に考えるべきだと思います。
なのにフェミニスト寄りの人の批判は、なぜか創作者が常識の持ち主であるという前提が抜け落ちている事が多いように思います。

わたしがここで書きたいのは、たとえ性的なネタを扱っている作品でも【性的】に思わせて実は違うという事は十分考えられるので、油断は出来なく、迂闊な決めつけは地雷を踏むかもしれないって話です。

これは日赤ポスター(3巻の表紙)批判にも言える事なのだけど、ポスターは胸が大きいだけで特別トリッキーな事はありません。しかし1巻の表紙の場合、『Tシャツの胸に「SUGOI DEKAI」(凄い デカい)』と言うシュチェーションなので、十分地雷である可能性があります。
わたしは、ある下ネタクイズを思い出しました。。

下ネタクイズ。つまり、答えがHな物に思わせて実は違っているのが答え、といクイズです。この場合、Hな答えは不正解で、答えた人はHな人と認定されます。Hな事を考えるから答えを間違うのでしょうと言う理屈ですからです。

つまり、答えが示されていないため、【可能性として】フェミニストが批判のつもりで力説している事が、下ネタクイズに引っかかったり状態だったり、批判内容が下ネタジョーク状態になっている可能性があるのです。まあ、それが絶対だとは言いませんが、わたしなら『性的だ』という主張は避けます。Hな人認定されたくありませんから。

ちなみに、わたしはTwitterのやりとり時、昔ネットで流れていた下記の下ネタジョークを思いだしていました。

下ネタジョーク

以下が思い出した下ネタジョークです。

大学の講義で教授が尋ねた。
「人間の体で興奮時に6.2倍に膨張する唯一の器官は何かね、メアリー」
メアリーは怒りながら言った。
「セクハラです! どうして私がそんな質問に答えなきゃいけないんですか!」

教授はため息をつくとこう言った。
「正解は瞳孔だ。
メアリー、授業中にはあまり変な事を考えないように。
あと、君が何を想像したか予想がつくが、過度な期待をすると現実に失望するよ」

何が言いたいのかわかると思いますが、蓋を開けてみたら、フェミニストは上記のメアリーのような批判を行っていたとなる可能性があるわけです。
実際、後で宇崎ちゃんと日赤のコラボ第二弾の解釈を間違えている事がハッキリ間違いだとわかりました(作者が違う事を明言した)。人間ですから間違える事もあるわけで、胸の事を指しているとは限りません。

下ネタクイズ

上の下ネタジョークの例えでわからない人は、次の3つの下ネタクイズを見てください。
3番目に1巻の表紙を使います。
あなたはこのクイズの3番で「胸」と答えますか?

Q1.男女が大人になるとスル、「セ」から始まる楽しみと言えば?

Q2.濡れていないのに入れると痛いものってなあに?

Q3.下記のイラストのロゴは何を指しているでしょう?

宇崎ちゃんロゴ

引用イラスト: 著者:丈 ドラゴンコミックスエイジの表紙より(無断転載禁止。この絵の著作権は左関係者にあります)

答え

A1.成人式
A2.コンタクトレンズ
A3.願望(背が高くなりたい)

3番、実際どうかは知りませんがせんが、無いとはいえないんですよね。
精神的に大きくとか、誰かにプレゼントされたとか、色々考えられます。
もし、先輩をからかうためなら「胸」で合っていますが、ロゴは胸の事と解釈する事を期待してからかうネタにするわけですから、それを性的と捉えたら負けなわけです。

性的に見る事については以上です。

説明が難しいのでクイズを使ってみました。感覚的なものが伝われば良いのですが。

その2は、「SUGOI DEKAI」と言葉の認識方法に対する誤解について。男性のもっこり図が必要なのですが、自分で描くしかないのかなあ?


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