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ちょっといきなり本読み!
こんにちは!kikkiです。
ちょいと前の話になりますが、8月23日(金)に
「ちょっといきなり本読み!」
とゆうワークショップに参加してきました。
とても楽しかったので、今日はその事についてお話していきたいと思います。
「ちょっといきなり本読み!」ってなに?
まずは簡単に説明すると。
役者さんがドラマ・映画・舞台などをやるときに、まずはじめにやるであろう「本読み」。
本来ならば事前に台本が渡され、それぞれ自分なりにある程度役作りや練習などをしてから、キャスト全体で集まりセリフ読みをしていく。
(わたしもやったことはないので、たぶんそんな感じだろうとゆう感じでの説明です。)
その「本読み」を、役者も一般の人も関係なくごっちゃ混ぜでやってみよう!しかもそれを即興でやっていこう!とゆうもの。
もう少し詳しく説明すると。
会場は、東京高円寺にあるとあるBarのカウンター。
講師は俳優・脚本家・演出家の岩井秀人さん。
カウンターには5人の参加者。
役者の方もいれば、私のように経験のない一般の方も入り混じっている。
いきなりその場で台本を渡されて、即興で本読みをしていく。
岩井さんからのアドバイスや要望を取り入れながら、各々、そしてみんなでキャラクターを作り上げていき、ストーリーを読み進めていく。
といった感じの、ワークショップ。
(説明わかりづらかったらすんません!!)
参加したきっかけは?
家でだらだらYouTubeを観ていたら、昔TVで放送されていた「スジナシ※」がふと上がってきて、懐かしいなーと思って観ていた。
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※スジナシとは
笑福亭鶴瓶さんとゲストの俳優さん(毎回違う人)が、2人で即興劇をする番組。
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いろんな俳優さんの回を観たけど、中でも池谷のぶえさんの回がとてもおもしろくて、(池谷のぶえさん、すごいなー!)と思って観ていた。
すると、関連動画でハリセンボン春菜さんの「BAR HARUNA」とゆう対談番組が上がってきて、そのゲストが池田のぶえさんだった。
これは観たい!と思い観ていたら、春菜さんが「いきなり本読み!※」とゆう舞台を観に行った話をしていて。
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※いきなり本読み!とは
役者さんが舞台上で即興本読みをする。
ちょっといきなり本読み!の元となる舞台。
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ん?なんだその舞台は?と思っていたら、またしても関連動画で「いきなり本読み!」の動画が上がってきたではあるまいか!
そして視聴後、
「なにこれめっちゃおもしろい!!観に行きたい!!」
となった。
その後、舞台のことを調べようとネット検索していたら、「ちょっといきなり本読み!」に辿り着いたとゆうわけだ!
なんだかここまでの辿り着き方がすごく今どきだな〜と思いつつ、自分の中で稀にやって来る「これやってみたい!」が発動し、応募するにいたった。
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当日の様子・やってみた感想
とにかく初めてのことで、正直1週間くらい前から(あ〜キャンセルしようかな…いやせっかく応募したのだから行こう!…でもな…)といった心の葛藤が生まれていたけれども、なんとか行く流れに自分を持っていき、当日を迎えた。
新幹線に乗り、ワークショップのためだけに静岡→東京へGO!
会場はおしゃれなBAR。
昔の自分だったらそれだけで怖気付いていただろうが、「おしゃれ=怖い」の思い込みも今はだいぶ溶けてなくなり、無事に入る事ができた。
カウンターの奥には、講師の岩井秀人さん。
そして1人、また1人とやって来る参加者さん。
参加者5人中、2人が役者さん。
もう2人は役者さんではないけれど、演劇に詳しかったり、他のワークショップにも参加されている方だったりで、まじの一般人は私だけだった。
(日によっては、役者さん多めの回があったり、一般の人多めの回もあったりするのだそう。5人という少人数で、どんな人と一緒になるのか当日までわからないってドキドキするしおもしろいなと思った。カウンターで隣り合わせなので、そこまで緊張しない雰囲気がありがたかった!)
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台本を渡され、いざ「いきなり本読み!」
配役を言い渡され、練習や役作りをする暇もないまま本読みがスタート。
初めのうちはただただセリフを読むのに精一杯。
この役が「どんな人」で「どんな話し方」をするかなんてわからない。
ただただ文字を必死に読んでいた。
一区切りついたところで、岩井さんからのアドバイスが入る。
「この役はこうゆうキャラクターだからこうゆう風な感じでやってみて!」
とゆうような感じで、読む上でのヒントが与えられる。
そしてまた同じシーンを読み直す。
読む→アドバイス→読み直す→配役を変える→読む→アドバイス→読み直す…
を繰り返し行いながら、ストーリーを読み進めていく。
ちょっとずつ役に命が吹き込まれていく。
他の参加者さんたち。
演技が上手なのはもちろんなのだが、皆さん役に入り込む 熱 がすごかった。
その熱がだんだん自分の中にも宿って来るのが感じられた。
ストーリーが後半に差し掛かったあたりで、(あ、なんか自分変わってきたな。)と思う瞬間が2度あった。
まず1度目は、主人公の役をやっていたとき。
配役は何度も変えながらやっていたから、同じストーリーの中でいろんな役を演じることができた。
主人公をやるのは2回目。
1時間ほど読み進めてきて、表面上はそのキャラクターっぽい言い方を意識して読んでいた。
声もだんだん出るようにはなったものの、まだまだ「役になりきる」とゆう域にまでは達することが出来ないでいた。
途中途中で岩井さんから何度かアドバイスをいただき、少しずつ、少しずつ、声の出し方やセリフに込める想いが変わっていった。
もっともっと、この役になりきりたい!
この役の気持ちをちゃんと伝えたい!
そうゆう内から湧き上がる熱のようなものが感じられて、手や足を動かしたくてウズウズするような感覚もあった。
ふだん生活する中では感じられない、大袈裟にゆうと「生きてる!」みたいな感覚もあって、そのシーンを読み終わった後はすごく気持ちがよかった。
2度目は、物語の終盤に一度だけ出てくる役。
セリフは一言だけ。
その役をやってと言われた時、初めてイメージが頭の中に浮かんだ。
(漫画のキャラクターみたいな感じで)
あ、このセリフ、こうゆう風に言いたい。
と自分の中で言い方のイメージも浮かんだ。
ふだん絵を描く時にはこうゆう瞬間が結構あったりする。
表現の仕方は違えど、なにか「これだ!」みたいな感覚を持てた時には、迷いなく表現することが出来る。
本読みが終わり、参加者さん達とお話する時間があった。その時に主催のスタッフの方が「この役がすごくよかった!」と褒めてくれた。
自分でもちょっとだけこの役にはなりきれたような気がしていたから、なんだかそれがすごく嬉しかった。
「自分じゃない人」を演じることで、「内側にいた会ったことのない自分」が出てきてくれたようなそんな気持ちにもなった。
思いきって参加してよかった!
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まとめ
元々ドラマを観るのは好きだったし、たまに舞台なんかも観に行くこともあった。
でも、演じる側をやりたいと思ったことはなかったし、そもそも自分には関係のない別世界なんだと思っていた。
今だって「役者になりたい!」と思うわけじゃないけれど、こうして実際に体験することで、「役を演じる・役になりきる」という難しさやすごさを改めて感じることが出来たし、役者さんだけじゃなく、脚本家さん・演出家さんとの対話や掛け合いの中で(他にも様々な人たちの想いや手によって)作り出しているんだということを今回感じることが出来た。
ただ、日常を生きていること自体が、演じていることのような気もするから、誰もが「自分という役」をどう演じてもいいわけだし、いつだって自由に演じることを楽しむことは出来る!ということにも気づかせてもらえた。
自分の中にあるもの・出せるものがまだまだたくさんあるんだ!と思うと、少し生きるのが楽しくなるし、自分のことも好きになれる気がした。
今回体験した「本読み」は、ずっと自分では苦手だと思っていたことだったし、むしろ「やりたくない」部類に入っていることだった。
自分にはどうせむりだ。
恥ずかしい。
向いてない。
苦手だ。
と思うことは他にもいっぱいあるけど、ただ自分だけがそう思っているだけで、なにをやったって別にいいじゃないか!と最近はすごく思ったりする。
もちろん初めてやることだから、下手だし、上手くはできないけど、ただ「やってみたいことをやってみる」とゆうことだけで十分なんだよな。
その後、またやりたかったら続けたり極めたりしたっていいし、別にそうでもなかったらもうやらなくたっていいし。
そのシンプルな考え方と軽さを持って生きれたらいいなとおもって、今はそれをやってみることにしている。
自分にとっては結構な挑戦だったので、ちゃんと書いておきたいと思いここに書きました。
最後まで読んでくださりありがとう!
kikki
◯「ちょっといきなり本読み!」について◯
主催は、newgoo!
「人生を拡張する」をモットーに、もっと自由に、もっと楽しく、人生の大変を面白がれる生き方に気づくワークショップやレッスンを展開している。
講師 / 岩井秀人さん・渡猛さん
◯今回の会場◯
東京高円寺にある「BnAホテル高円寺」
とてもかわいくておしゃれなBARだった。
お酒も美味しかった!