相手を尊重するキョリ
人によって好むキョリ感も違っているし、人は場合によってキョリを変えたりもする。
上手くキョリ感を取れる人はコミュニケーションが上手だと感じる。
ただひとつはっきり言えるのは
それぞれが自分の心地よいキョリを持っているから、いわば自分の庭があるわけで
人のお庭にむやみやたらに入ろうとしたり、覗こうとしない方が自分にとっても相手にとっても結局いいってことだと思う。ちょうどいいキョリ感。
個々の庭は、どんどん入ってどうぞの人もいれば、覗かないで、という人もいるだろう。扉をオープンにしてるキョリ感の人、自分を囲うように庭を広げているキョリ感の人。庭の一部分は閉めている人、入っていい人が限られる人。
◉個々の人間関係が心地よいキョリは。
例えば、キョリ感が近く居たい人ならば、自分自身を理解して相手も理解することを好む。コミュニケーションが得意な方ではなくて、いうなら会員限定のような庭をもつ。 キョリが近く居れる人、よく話し合える人と付き合う。
だから交友関係は多いとはいえない。決して人付き合いはいいとは言えないけれど、キョリが近くなると繋がりも深い。
少しキョリをおいて、人と付き合える人ならば、ある程度のラインで人付き合いができる。茂みの先に庭を持ち、そこはオープン開放。知り合いは多くて幅ひろく、何より人付き合いがよい。
お互いの根っこの部分の話をすることをそんなに求めない。
どちらがいいとかそういうものではなく、キョリ感は常に存在していて、心地よいキョリをそれぞれが持つ。
◉カップル間のキョリは。 親しくなると近くなるキョリ。入っていい気がしてくる相手のお庭。知りたくなるものだし、お互いオープンになっていく人もいれば、時間が経過しても入ってほしくない庭を持っている人もいる。
知らない庭はとくに、何か疑問や不安が出てきたときに覗きたくなる。
でもいくら関係が近くなったとしても心の中に人それぞれ思いや大事にしまっているものがあって、入らない方がいい庭もある。キョリを保つことが必要になる。
それを上手く見極めてキョリを保てる人達が上手くいっているカップルのようだ。
人間関係には必ずある人とのキョリ感。
人の気持ちというのは
このキョリ感もとても大事で、気遣いや思いやりもこれがあって生まれたりもする。
付き合いが円滑に進むポイントのひとつではないかな。相手を尊重できるのが”キョリ”なのだと思う。