2023、本年も寄り添い申し上げます。
昨年中は、りむすびをご利用いただきありがとうございました。
新たな年を迎え、お仕事モードもスタートされた方がほとんどかと思いますが、いかがお過ごしでしょうか。
りむすびでは昨年、共同養育をしていきたい、という思いのご相談者さまが増えたこと、また弁護士とカウンセラーが夫婦間に入る協議、ADR(裁判外紛争解決手続)がスタートし、離婚・別居、面会交流などの協議としてご利用を検討される方が増えたこと、また年末の講演会もこのADRをテーマとした内容に、多くの方にご参加いただき、その関心の高さがうかがえました。
★カウンセリング
個別カウンセリングのほか、ペアカウンセリングへのニーズも高まり、離婚に向けたご夫婦のカウンセリングのほか、一方が離婚を強く求めているケース、またはすぐに離婚に踏み切れない、修復したいなどさまざまなケースの話し合いをサポートしています。
★面会交流のサポート
相手と直接のやり取りが難しい、裁判所から試行面会をするように言われているなど別居親との面会に後ろ向きな方、また面会交流調停につき、相手へ第三者機関の利用を検討しているという別居親の方など。お子さんと別居親さんが会うための面会交流のサポートもご利用が増えています。
両者の心の仲介に気をつけながら、できる限りの支援をしています。
★共同養育に関する講座
共同養育って何?という根本的な基礎を学ぶ講座、またこれから共同養育を始めたいという方に向けた実践編。そして、離婚が頭をよぎってしまい、この先どう考えていけばいい?というママに向けた、プレシングルママ講座も毎月実施しています。状況をお知らせいただければお薦めの講座もお伝えします。
★相談会
そのほか、毎月無料の相談会もやっていますので、まずはどんなかんじが知りたい、りむすびがどんなことをやっているか聞きたいという方はこちらをご利用ください。無料相談会を2月7日(火)21時~22時で行います。
★係争中の方へ
相手とのやり取りや弁護士間でしかコンタクトがとれない方、なんだか婚姻中より相手との関係性が悪化しているなど、お辛い心情に寄り添いながら、現状できることや事例についてもお話をさせていただきます。
個別カウンセリングで気持ちの整理も一緒に行っていきましょう。
☆彡コンサル江島の独り言★
多くの方の支援に当たる中思うことは、夫婦間の揉め事が起きたときの対応の難しさを理解しつつ、どれだけ歩み寄れるか、これに尽きると思っています。正直、子どものことを第一に考えたい、という方ほど、子どもの想いより自己の想いや相手への不信感から考えを曲げられない、決めつけてしまう、もしくは諦める傾向にあるとも感じており、子どもはきっとこう思うに違いない、という考えに固執しているように感じます。そうなると、進展せず状況は悪化することも。
自分の子どもとはいえ、同一人物でも分身でもなく、子どもには個性やそれぞれの性格、想いがあります。親同士ができれば仲良く過ごしてくれること、両親が共に愛情を注いでくれることを望んでおり、何が良いことなのか、は子どもが成長していく中で自分で感じ取ることだと思っています。
そういう意味でも、面会交流の支援は非常に大切な機会と捉えており、多くの子どもたちが片親に会えない状況をできるだけ避けられたら、と思っています。
同居親さんも別居親さんも、自分の意見を押し通そうというのではなく、まずは弁護士だけでなく我々のようなカウンセラー、当事者の集いをのぞいてみる、また書物を読んだりと他人の意見をできるだけ知る、聞く時間をもってほしいと思います。その上で相手を攻撃することや自分の正義を考えるのではなく、いまできること、この先の親同士の関係性についてどうあるのが良いか?を考えてみてほしいと思うのです。
結論
必ず各ご家庭の現在に良い形があると思っていますので、私たちは現状や過去を聞き、できる限りさまざまな提案を、材料を提供させていただきます。
最後の調理次第で、あなたとお相手、お子さまの未来も変わると思います。
と、いうわけで、
今年も婚姻中・別居中・離婚後など、どんなフェーズの方でもサポートをしていますので、今年もりむすびを頼っていただければと思います。
☆動画や記事もご参考いただければ幸いです!
【プロフィール】
江島るな子(えじま・るなこ)
一般社団法人りむすび共同養育コンサルタント。
二児の母であり、離婚後別居親の立場となる。自身の経験から、別居・離婚によるダメージを受けた夫婦の気持ちに寄り添う場が必要だと感じていたところ、りむすびを知る。「離婚しても親はふたり」そんなりむすびの共同養育の理念に感銘を受け、離婚しても両親から愛される子どもがひとりでも増えることを願って、共同養育コンサルタントとして活動中。