
「道産ワインdeスペシャルナイト 農楽蔵編」
道産ワイン応援団winecafé veraison(ヴェレゾン)
2020年9月26日(土)18:00〜19:30
会費:9,000円(税別)
限定10名
【イベント概要】
まだまだ大変な状況で心も身体もちょっとお疲れ気味。。。
みなさんと本来は美味しいワインを沢山シェアしたい所ですがそうもいかない。。。
それじゃぁ! 飲みたいワイン・飲んで頂きたいワインを毎月限定で開けちゃおという企画が始まります!!
9月は函館にあるワイナリーから「農楽蔵」さん。
中々飲めない、手に入らないワインですが希少ワインはみんなでシェアしましょう。
今回の「道産ワインdeスペシャルナイト」は「農楽蔵」をテーマにした、リアルなイベント。
オンラインのメーカーズディナーは頻繁にやっていたようですが、大勢が集まるリアルなイベントは、春ぐらいに開催してから久しぶりだそうです。
やはりリモートだけのワイン会では、感じられない事、発見できない事があるのですよねぇ。と実感しました。
という私は、リモートのZOOMのワイン会には、参加したこと無いのですが。
だいたい私が参加するZOOMのワイン会とか、危険過ぎるよなぁ。
今回の【ワインリスト】は
●葡萄戦隊シリーズ シードル アルティザナル 2016
●葡萄戦隊シリーズ ぱやぱや・ぺてぃやん 2018
●ノラポン・ブラン 2012
●ノラ・ブラン 2014
●ノラ・ルージュ 2014
リアルなワイン会でしたが、青森から1名リモートで参加の方もいらっしゃいました。その方はノラ・ブランを飲みながらの参加。
ソーシャルディスタンスを保つということもあり、一つのテーブルに一人というレイアウトで開催されました。
料理のプレートとワインが配られる。
まずは「シードル アルティザナル 2016」で乾杯。
スライドで農楽蔵の説明や最近の状況、醸造の様子や新しいワイナリー計画の話などを聞きながら、次々とワインを飲んでいくという型式でした。
■葡萄戦隊のまさーる・シリーズ 「地元ワイン」
このシリーズは基本的に地元での販売の「地元ワイン」です。
北海道ワインだと「道民還元ワイン」や十勝ワインだと「町民用ワイン」になるのか?
いや、違う気がするが、気持ち的には同じなんだろう。たぶん。
十勝ワインのように、簡単には手には入らないけど。
基本的にはテーブルワインという性格のようです。
●葡萄戦隊シリーズ シードル アルティザナル 2016
最近は作ってないようです。ビンテージは2016。
柑橘の香りはありますが、還元香もあります。
いろんなオフフレーバーがしますが、シードル自体には、そんなに癖はありません。
これだけオフフレーバーがしたら、もっと個性的な味になっているかと思ったらそうでもなかったです。
シードルって凄いのあるからなぁ。
農楽蔵だったら、なんでも良いから飲みたいという人向けだろうなぁ。
もうピークなので、持っている人は飲んだ方が良いかも。
●葡萄戦隊シリーズ ぱやぱや・ぺてぃやん 2018
もともとは「ラロ・フリッツァンテ・アロマティコ」として出していたものを、道南の酒販店に限定してネーミングを変えたワイン。
ナイヤガラ主体で、クマコーラや藤野ワイナリーのナイヤガラ ナチュラルスパークリングとかが似ているかなぁ。
パイナップルやメロン、リンゴや白桃などがあり、酵母の香りもあります。
ガス圧は弱め。オフフレーバーもあまりありません。
ナイヤガラでつくったワインの特有である、生のブドウ感はあまり無いので、このナイヤガラなら好きという人も居そうだなぁ。
■ノラポン・シリーズ 「土地による、個性のワイン」
●ノラポン・ブラン 2012
2012年といえば「農楽蔵」が設立された年である。ファーストビンテージですね。
ブドウは余市のケルナーでつくられています。
リリース時に飲んだ時は、酸が強いなぁという印象(だった気がする)でしたが、酸がまろやかになっています。
熟成したらもっとエレガントさも出てきそう。
洋ナシやリンゴ、ペトロール香もあります。余市のケルナーらしいなぁ。
タカヒコさんのナカイ ブラン ケルナーに似ている気がします。
気のせいかもしれないけど。
後味に苦味が少し残ります。ケルナー好きは、是非飲んでみて欲しいワインです。
たぶん、飲めないけど。
■ノラ・シリーズ 「農楽蔵による、個性のワイン」
2014ビンテージのノラ・ブランとノラ・ルージュの飲み比べ
●ノラ・ブラン 2014
こちらはシャルドネ100%です。
レモンやグレープフルーツ、白桃にパインの香りがあります。樽からくるナッティな感じとミネラル感。
繊細だけどボディはシッカリしていて、芯があります。
苦味の余韻も良くて、バランスがとれていますねぇ。
やっぱり美味しいよなぁ。ムルソーを思い出しますよねぇ。
●ノラ・ルージュ 2014
北海道乙部町産メルロー、余市町産ピノ・ノワール。比率は不明ですが、メルローが多めなのかも。
野イチゴやプルーン、シソ、土っぽさもあります。熟成感もありますが、他のビンテージとは違い、エレガントというよりもワイルドな感じでした。タンニンも強めだしなぁ。
凝縮感もあります。
日本のピノ・ノワールには、出汁感があるという表現があったが、最近はあまり聞かない気がするなぁ。
このワインも少し出汁感がありました。
今回は古いビンテージが飲み比べられてよかったなぁ。
試行錯誤してるなぁと感じられて、勉強になりました。
ソーシャルディスタンスを保つということで、ボトルを1本づつテーブルに、まわして写真を撮るという事ができなかったので、ボトルの集合写真だけとなりました。