Episode3:アントニウスとクレオパトラ
こんにちは、エジカパトラです。
前作に引き続きですが、今回もクレオパトラと、その周りの男たちについて掘り下げていきたいと思います。
では、レッツ~~~!!!
ピラミッド!!!(大声)
出会い
クレオパトラとアントニウスが出会ったのは、紀元前41年。
というと、今から2065年前ですね。
クレオパトラは若くして、ローマからカエサルという後ろ盾をゲットんしていますが、カエサルは暗殺されてしまいます。
彼の暗殺後のローマで権力を握ったのが三頭政治
マルクス・アントニウス、アウグストゥス、レピドゥス
の3人で構成されました。この中のアントニウスが、エジプトの支援を求めてクレオパトラを呼び出したのが二人の出会いのきっかけです。
クレオパトラは金箔を施した船、豪華な衣装、香り高い香料を漂わせて登場したと言われています。
恋愛と政治的同盟
見出しからすでに、カエサルと同じやないかいという感じですが、実際そうです。
二人の関係は単なる恋愛ではなく、政治的同盟でもありました。
ローマでの権力争いが激化する中、アントニウスはエジプトの豊富な資源とクレオパトラの影響力を必要としていました。一方で、クレオパトラはローマの支配からエジプトを守り、息子カエサリオン(カエサルの子)を通じて地位を確立するため、アントニウスを支援することを選びました。
また恋愛関係においても、二人で祭りや遊興を楽しみ、王宮で贅沢な生活を送りましたが、これはローマの元老院や市民からは「堕落的」と批判されました。
カエサルに続いてアントニウスと虜にさせるクレオパトラに世間は批判的だったんですね
そしてこの関係はなんと11年も続きました。
28歳から39歳になるクレオパトラと、42歳から53歳になるアントニウス
彼らにの関係にも終焉が来てしまいます
終わりの始まり
アントニウスがクレオパトラとの関係を深めるにつれて、ローマでの支持は急速に低下しました。
特に、アントニウスがクレオパトラを「東方の女王」とし、二人の間にできた子供たちに領土を分け与えると宣言したことは、ローマ市民や元老院の怒りを買いました。
土地まで異国の女王・子供に渡すとなるとさすがに反発が大きかったようです。
その結果、オクタウィアヌス(後の初代ローマ皇帝アウグストゥス)との間で対立が激化。紀元前31年、アクティウムの海戦でアントニウスとクレオパトラの連合軍はオクタウィアヌス軍に敗北しました。この敗北は、二人の運命を決定づけるものとなりました。
突如現れたオクタウィアヌスに関してはまた記述しますね!!
死が二人を分かつまで
オクタウィアヌスに敗北後、アントニウスはエジプトに逃れ、クレオパトラと再会しようとします。しかし、その中でアントニウスはクレオパトラが自害したという誤報を聞き、絶望のあまり自ら命を絶ちました。
ええええええええええええ大滝涙涙涙
そんなことあっていいの。。。。。。。
その後、クレオパトラはオクタウィアヌスに捕らえられることを拒み、毒蛇(アスプ)を用いて命を絶ったと伝えられています。
2人の関係が残したもの
クレオパトラとアントニウスの物語は、愛、権力、そして破滅の象徴として後世に語り継がれています。
彼らの選択と行動は古代ローマとエジプトの運命を変えただけでなく、芸術や文学に多大な影響を与えました。シェイクスピアの『アントニーとクレオパトラ』をはじめ、彼らの物語は時代を超えて人々の心を揺さぶり続けています。