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こんにちは。
今月は「夏ターム」として、5回に分けて「夏に学んでおきたいテーマ」を見ています。
早速、進めていきましょう。

①人口減少社会
②人手不足・人材不足  ←今日はここ
③物価高騰
④情報社会
⑤日本の財政・社会保障

「2024年問題」というワードを耳にすると思います。これは労働関係、人手不足に関連するキーワードです。働き方改革の残業時間上限規制。

人手不足の業界では、これまで労働者が残業を事実上無制限に行うことで、仕事を進めている現状がありました。1人に対する負担が多く、身体を壊す人も出ていました。そのことで会社・業界から離れる人が出て、ますます人手不足になる悪循環。そこを日本全体で進められている「働き方改革」により、新しい基準を守るようにしようという動きです。

医師の労働時間は長く、負担が多い現状があります。1人の先生の頑張りでなんとか住民の健康が守られていたとしたら、それはいつまでも続くことではありません。誰かの犠牲により成り立つ「良いサービス」は、消費者も利用者も根本から考え直さなければならない時がきています。変化が求められるのです。

さて、今回のテーマに対して、
<現状><課題><対策>の3つで考えてみましょう。作業をしていきます。どれに入れるか迷ったら、どちらにも書いてもいいですね。

この時、企業側の視点、政府・公的な視点、個人の視点でも考えてみても良いでしょう。

個人とは、例えば人々の働き方やキャリアの考え方です。60歳定年とは言いますが、人の寿命は延伸していて、実際元気で仕事をしている高齢者は多いです。アメリカの大統領選挙を見ていてもそう思いませんか。

健康や仕事への意欲は個人差が大きく、答えは一つではありませんが、これまでの「○歳になったら引退」といった考え方は年々変化していきます。オンラインやアバターなどの技術も、変化を呼び、働き方も変わるかもしれません。その時に、どのような業界を選択するか、個人も考えていくことになります。

今日のテーマ:②人手不足・人材不足

インスタで課題をあげています。

<現状>
・生産年齢人口(15~64歳)の減少
・ロボットを導入する、AIを導入する企業も
・サービス産業の人手不足(コロナ後)
・地方から若者が都市部に移動している
・人手不足の業界と、そうでない業界の差が激しい
・2024年問題(物流、建設、医師)いよいよ人手不足が深刻に

<課題>
・インフラの維持が難しいケースも出てくる
(保守点検には人の手が必要。もちろん機械化の工夫も)
・人手が足りないのでフルに稼働できない状況も
(人手不足で事業継続が困難になるケース、ホテルや老人ホームのフル稼働が難しいケース)
・賃金は上昇する。企業負担増が生じている。それでも十分な人手が確保できない。
・人手不足により、1人1人の負担が増えている。

<対策>
・女性の活躍・活用
・高齢者の登用(定年年齢の上昇、定年廃止? 現役と変わらない待遇での継続勤務を表明する企業も)
・外国人労働者の採用(ただし他国との取り合い。選んでもらえる地域なら確保できるかも)
・働きやすさ(例:カスハラ問題に企業が対策するようになってきた)
・柔軟な働き方で離職者を減らし、新規で仕事をする人を増やす。

例えば人手不足の解決方法として、情報化、デジタルの活用の切り口でまとめてみましょう。知識をまとめておくことで逆に、情報化・デジタル化の出題では、社会への貢献として「人手不足の解消に役立つ」と書くことができます。両方のテーマでそれぞれ知識が使えます。

すべてに通じることは事実上無理ですが、得意な切り口はいくつか持つことができます。日々、人手不足を感じる場面で現状・課題・対策を考えてみましょう。「まだまだ手はある」と感じるのではと思います。「人が困っていること」に対してアクションすることは、ビジネスの基本です。人手不足ならそれを補うためのビジネスが盛んになる。この視点で見るとポジティブに世の中を見ることができるのではないでしょうか。

ドリルの記事はありませんが、各自新聞記事も追ってみてください👩

以下読むといいなという記事をいくつかあげます。飛べないものもあると思います。その時はタイトルを検索かけてみると、近い記事に飛べるかもしれません。ご自身が読むニュース媒体で似たようなものをご覧いただいでも。

インバウンドで人手不足(本当に困っている)の記事↓

引越はトラック運転手さんが必要で、2024年問題で大きく影響出ています。金額も上がっています。↓

人手不足を技術でカバーしようという動き。DXと合わせて。↓


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