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−18℃のハルビン旅、感じたのはあたたかさだった

12月のはじめ、本格的に冬を感じはじめた頃、
TABIPPOのメンバーに会いにみんなで向かった先は中国、ハルビン
それまで地名すら知らず、一生のうちに行くことになるなんて思わなかった場所
ハルビンに行くために、まずはみんなで2、3個の椅子を並べて空港泊をした。ちょっとだけ不安で、けれどその何倍も楽しみで私はやっぱり眠れなかった

この2泊3日、まるで夢かのようにあっというまだった
現地に留学しているメンバーのおかげで大満喫
-18℃の世界。凍った川の上を怯えながら歩いて、みんなでジャンプなんかして、
温かいミルクティーを求めて入ったミルクティー屋さんではミルクティーが売り切れ、おかげで「メイヨー(ない)」という中国語を覚えた
虎に餌をあげて、とうもろこし鍋の中には鳥の足や頭(トサカ付き)まで入っていて、火鍋はやっぱり辛かった

凍った川を恐る恐る歩く
火鍋!一口しか食べれなかった
空港でパシャリ📷
屋台飯、美味しかったな〜

ふと立ち止まって考える
1年前は留学先のフランスにいたのに、今は中国にいる
半年前は顔も名前も知らなかった人たちと、異国の地を歩いている

経緯、環境、訪れる場所、方法、出会う人、旅先で起こること
不確実で曖昧、偶発的で予測がつかない
代替不可能でもう2度と戻ることのない時間

あ、これが旅なんだ、私旅してるんだって感じた

旅している人は自分とは何かが違うから、どうしても自分ごととして考えられない。SNSで見る旅人はなんだか高尚で豊かな旅をしているように見えて、深く考えていて、これこそが旅だ!って押し付けられているような気もする
私の思う旅は、他の人から見たらただの娯楽なのかもしれないし、そんな甘ったれたものなんて旅ではないって思われるかもしれないとも思っていた

そんな旅のイメージがガラリと変わったハルビン旅
「ハルビン行くね」って言って、ほんとに行っちゃうみんなにびっくり
知り合ってどれくらいだとか関係の深さとかそんなことどうでもよくて、ただ旅が好きという共通点とハルビンにいるメンバーに会いたいっていう想いで集まったTABIPPO学生支部のメンバー、さすがだな〜

旅って旅人自身に全てを委ねているんだなと感じた帰りの飛行機
−18℃のハルビン、心はとにかくあたたかかった

そんなメンバーと一緒に創っているのがBackpackFESTAという旅の祭典

わくわく、どきどき、ぞくぞく、もやもや、
物足りない、やってみよう、広がりたい、みたい、知りたい、感じたい

自分の感性と言葉にできない”なんとなく”な感情に従って
一歩踏む出したその先も、もちろんこれまで通り生きていこうというその一歩も、もう自分にとっては旅なのだと思う
そんな旅をもっと選択肢の一つとして広めたくて、3月5日に向けて動いている

まだまだたくさんいるよ、東京支部

2025年3月5日の鎌倉芸術館、BackpackFESAT 2025の東京会場

世界一周航空券をかけて夢を語る世界一周コンテストDREAM、世界を舞台に旅するエンターテイナーみやぞんさんによるゲストトーク、旅をするのはあなたの番?宿泊券や航空券が当たるたびっくじ

日本にいながらこんなに旅を感じる1日は他にないだろう、こんなに学生の力を感じる1日は他にないだろう、こんなに想いに触れる1日は他にないだろうっていう特別な日をつくろうとしている


『お金がなくて、時間がなくて、いろいろな理由をつけて旅をしない私が、本当に旅を広めることができるのだろうか
やってみないとわからないことを身近な人にすら伝えられない私が、全く見ず知らずの人に伝えるイベントの舞台を作れるのだろうか
そもそも旅を広めるってマスに向けてやることなのだろうか
自分とはかけ離れた現実味のない話がお客さんにささるのだろうか
言語化された綺麗な言葉、設計された綺麗なプレゼンが心の中のモヤモヤと一致するのだろうか、共鳴するのだろうか
なんとなく心躍ったことがいつの間にかなんとなく冷めた目で見てしまっているという事実が怖い、悔しい
多分私には想いが足りていない』

頑張れない自分を守るための言い訳をしたかのような12月のこのメモは、紛れもなく自分の本心でもあった

しかし今は違うのかもしれない
何がきっかけで、どのタイミングで想いが生まれたのかわからないけれど、TABIPPO学生支部のメンバーと会って、話して、発信を見て、旅をして、
「私も」と思うようになった
そしていつのまにか主語が「私」ではなく「みんなで」になった

現地集合現地解散、全国からメンバーが集まる最初の日がなぜか海外だった8月のタイ合宿、メンバーに会いに行ったハルビン旅、誘われて挑戦したヒッチハイク、毎週の定例ミーティング、、、
予想していなかった2024年下半期、TABIPPO学生支部での日々が私の心を少しずつ動かしていったのだろう
そして「学生団体なんて」と距離をとっていた私の心を溶かしていったのは、紛れもなくTABIPPOメンバーのあたたかさだった

そんなメンバーとつくるBackpackFESTAまでの旅は残り2ヶ月

BackpackFESTAに来ると、人生が変わるかもしれないし変わらないかもしれない
ただ、この日が来てくれる人にとって、私にとって、あたたかいTABIPPOメンバーにとって、特別な日になって欲しい、そんな1日をつくろうとしている


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