Window 11のシステム要件を満たしていないPCを Windows 11にアップグレードする方法
Windows 11はセキュリティが大幅に強化され、システム要件に TPM2.0のサポートやセキュアブートの有効化が追加されたため、Windows 10が動作していてもアップグレードできない場合がある。
セキュアブートは Windows 8の頃から実装されているため、有効化するだけで対処できるケースが多いが、TPM2.0に関しては未サポートのモデルが多く、Widnows 11へのアップグレードで一番のネックになっているほか、サポートしているアーキテクチャが 64-bitのみになったため、32-bit環境の Windows 10はアップグレードできない。
Windows 10の最終バージョン(22H2)は 2025年10月14日までサポートが延長される。
Windows 11のシステム要件
CPU:2コア 1GHz 以上の 64bit 互換プロセッサ
メモリ:4GB
ストレージ:64GB 以上の空き
システムファームウェア:セキュアブートをサポートした UEFI
TPM:バージョン 2.0
グラフィックス : DirectX 12 以上
セキュアブートは PC起動時にハードウェアの署名をチェックして信頼できる場合に実行を許可するマルウェア対策だが、TPM2.0は暗号化で使用されるモジュールのため、ドライブを暗号化する BitLockerをサポートしていない Home Editionではほとんど意味がない。
ダウンロード先
ImgBurn
http://www.imgburn.com/index.php?act=download
アップグレードの手順
クリーンインストール時であればレジストリを編集して TPM2.0とセキュアブートをバイパスできるが、既存の Windows 10からのアップグレードでは利用できないため、Rufusを使用してシステム要件をバイパスした起動メディアを作成するが、起動メディアからのインプレースアップグレードではシステム要件をバイパスできないので、ImgBurnで作成した起動メディアからアップグレード用の ISOファイルを生成する。