よく食べる果物18年連続1位のバナナ!実は大量に廃棄されている現実
えいようJoin運営事務局スタッフが管理栄養士さん必見の記事を紹介していきます。
管理栄養士さんの仕事に活かせる情報共有になるように心がけています。
また「管理栄養士の集い」のコミュニティではこういったトレンド情報や毎月のイベント実施をしています。
良かったら覗いてみてください。
本日はこの記事について。
輸入されたのに、国内で廃棄されてしまうという大量のバナナ
財務省の貿易統計によると、日本は年間およそ100万トンのバナナを輸入しています。
消費されるバナナのほとんどは、海外から輸入されたものです。
しかし、この会社以外にも、スーパーなどの店頭に並ぶまでのさまざまな過程で、多くのバナナが廃棄されているといいます。
大量のバナナが廃棄される訳は?
バナナの見た目を気にして購入している方は多いのではないでしょうか?
皮に少し傷がついたものや、輸入してから店頭に並ぶまでに熟れすぎてしまって茶色の点々、いわゆるシュガースポットがついたものは、消費者から購入されるのを敬遠されがちで、スーパーで規格外として廃棄されてしまうリスクが高いです。
株式会社ドールのマーケティング部マネージャーの成瀬さんはこう語ります。
「なるべく最善の状態で買って頂けるよう熟度管理をしていますが、バナナにも個体差はあり、すべてを100%『完璧』な熟度にするのは難しく、今まで、熟れすぎたものは規格外として廃棄していたのが現状です」
中身には何も問題ないのに、店頭に並ぶ前に捨てられてしまうのです。
実は、日本に送られる前にも、バナナは大量に廃棄されています。
フィリピンの、ある会社の農園だけで、2万トンのバナナが現地で埋め立て廃棄されてているのです。
日本のスーパーに並んでいる、安くて傷のないツルツルのバナナは、さまざまな課題が指摘されている生産者たちの相当な苦労と、ものすごい量の、捨てられるバナナの上に成り立っています。もう少し見た目にこだわらず、消費のあり方を考えてみることが大事ではないのでしょうか??
消費期限が早い食材のレシピなど作成することも、食品ロス対策につながるとおもいます。サステナブルな観点で食事の栄養を考えるのも大事ですね!
そういった発信や、レシピを作るのもたくさんの方に喜ばれるかと思います!