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クライアント様が約1年ぶりに私を泣かせに戻ってきた話

ご本人の了解を得て書いています。

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その女性は、約1年前に2回ほどカウンセリングを受けて下さっていました。

ご家族との様々な葛藤があり、とても混乱されていました。
心身共に疲労が強く、自炊などはほぼできない状態。

特にお母様との関係でカウンセリングの最中に感情が昂ることがあり、栄養カウンセラーの私は力不足を感じていたケースでした。

とにかく自分を裁かないで、自分が自分の一番の味方でいること、そして私も完全にあなたを信頼している、味方であると、言葉と文章で伝えていました。

そこから時がたち、今日予約を入れて下さって再会しました。
お名前から当時の様子を思い出しながらZOOMにアクセス。

画面に映ったそのお姿を拝見した時、私の脳内には「????」が浮かんでいました。

こんな人いたっけ?誰だ?思っていた人と違う。

豊かな艶のある髪を緩やかに束ねて、明るい笑顔を浮かべた女性がそこにいました。

「先生、元気になった姿を見せたくてきました。」

そう言う声は明るくて、お名前からイメージしていた人と全く違っていたことで、脳がバグってしまいました。

しかし話をしていくと、やっぱりあの方のようでもある。

私は素直に言いました。

「すみませんが、今私はピンときていないのです。」

彼女は面白そうに笑いました。

「そうだと思います、別人だと思います。あの頃はどん底だったから。」

髪もおろしていましたしね、とおろして見せてくれました。

あ〜、面影がようやく・・・・。

「一体どうしてそんなに元気になったのですか?」と尋ねると、自分で工夫しながら栄養の取り組みを続け、心理面にアプローチをするセミナーを受けて回復したのだと聞かせてくれました。

もう私は興味津々で、どこでどんなセミナーを受けたのか、どんな変化があって今どうしているのか、たくさんお話を聞かせて頂きました。

そして、「心のこと、栄養のこと、神野先生のくれたヒントがあったからなんです。」と、私が話したことをびっしりと書き込んだ手帳を見せてくれました。

「実は最初、栄養は信じていなかったんです。でも話を聞くうちに、やってみようかって、死ぬ前にやってみようかって思えて。」

というのです。
わたしは涙が込み上げて言葉を失っていました。

とても混乱していた彼女、カメラに向かって同じ姿勢を保つことも難しかった記憶があります。
あんなに苦しい状態で、こんなに一所懸命に私の言葉をメモしていたなんて。
(死角があるZOOMの弱点)

彼女は一本のロープを掴んで登る動作をしながら、

「神野先生の言葉が、あの時唯一の希望だったんです。」

と言いました。

あの時彼女は、苦しげな姿の内部で、必死に生き続けようとしていたのです。

やっぱりあの時から、素晴らしいエネルギーを帯びてそこにいたのです!


「神野先生が味方だと言ってくれていたことが、ずっと心の支えでした。辛い時も、神野先生は味方だって思っていました。」と、さらに泣かせにかかります。

nicoの社長からも会社に寄せられる声で多くの方が、「神野先生ならどう言うだろう?と、心の神野を持っていて、励まされているんですよ。」と聞かされたことがありました。

私は私を離れて、いろいろなところで人を励ましていると言うことを聞き、とても光栄に思いました。

彼女は、「神野先生は一番最初に、絶対良くなると言い切ってくれたんです。」と言いました。

その後受けたセミナーで、「病気治らないと思っているでしょ、だから治らないんだよ。」と言われたことがきっかけで、「治っていなくても治っているつもりで生活を続けたら、治ってしまったんです、精神科の先生も諦めていたのに!」と笑いました。

まさにPNTで習っている通りです。
病気を作る思考パターンをやめたら治る。

「自分が両親を選んだ理由も今ならわかる、どんな行動にも愛があることがわかったんです。」とも言いました。
娘さんとの関係も良好に。

この人は、どんなにわかりにくい状況でも、その人が持っている「愛」を見つけることが上手になるために、このトレーニング(人生)を選んだのだなと思いました。

この先の展望ありますよね?と聞くと、弾けたような笑顔で「あります!」と。

「自分と同じ苦しみを抱えている人を元気にしたいんです。人を健康に生き生きさせたいんです。」と聞かせてくれました。

「心だけでなく、体を整えることも大切だと言うことを学んだので、どちらも必要だと思うのですが、どうやって行けばいいかな〜と。」

こ、これはもう、神様からのフラグですよね?
気が付けば実践講座とPNTトレーナーを教えていました。

先生を追いかけます!という彼女に、まさに私も今勉強しているところだから殆ど併走だよ!と二人で笑いました。

私の目標は、関わった人が元気に自分の生きたい人生を歩めるお手伝いをすること。
目標が達成できれば「私が」それをできなくても良いと考えています。

私を通り過ぎても、どこかで元気になってくれれば目標達成です。
いつもそう考えてカウンセリングをしています。
つまり、「私が元気にしたい」とは考えていないのです。(元気になるのはいつでもご本人ですしね)

今回のパターンはそれを確かめることができた数少ないパターンだったと思います!

泣かせに戻ってきてくれたからわかったことでした。
もうお元気で私に聞きたいことは何もないのに!

お仕事にも復帰していました。

本当に嬉しかった。
カウンセラーになって本当によかったなと思いました。

今度は彼女の光で元気になる人が現れることが、楽しみで仕方ありません!


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