2023/05/16 桜は「今」を生きていました
今日のウォーキングは、いつもより遠出しました。
北海道札幌市、種類が違えば今が見頃の桜もあるようです。
ボンボンみたいな桜が、満開でした。
ここ数年、うちの近所でも鹿害で立ち枯れになってしまう木が増えています。
樹木は外皮をぐるりと一周食べられてしまうと、死んでしまいます。
今シーズンは近所の公園の桜の木が数本、外皮をぐるりと食べられてしまいました。
この桜の木も、全ての枝の皮がぐるりと食べられてしまっているので、枯れてしまう運命にあるんです。
が、
今日みたら咲いていました。
来年は咲きません。
この花が、最期の開花なのです。
だけど桜はそんなこと関係なく、美しい花を堂々と咲かせています。
去年蓄えたエネルギーを出し惜しむことなく、今の一瞬に注いでいます。
もうすぐ死ぬから怖いとか、来年は生きていないからもう意味ないとか、少しでも長生きするためにエネルギーを少しずつ使おうとか、一切考えていません。
最後まで持てる力を存分に発揮できるのは、恐怖や不安がないからかもしれません。
人間の感情でみると切ない状況ですが、桜は何を感じているのでしょうか。
私たちが持っている力を弱めるものは、起こってもいない未来への不安や恐怖なのかもしれません。
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