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【連載05】61歳はじめてのひとり暮らし始めました#05ないから作った!自分で作る喜び
賃貸でも惜しみなく手をかける暮らし
実は、私が家を出たあとに息子は実家でひとり暮らしになるのだが…。そう時間を置かずに結婚して、そのまま住まうそうだ。だから、なるべく私物を残さないようにしようと思ってこれまで処分を重ねた。
これから始める暮らしには、すべてを新しく揃えるというより、お気に入りだったものは持っていくつもり。物持ちがいいのか、ケチなのか、気に入ったものはとことん使い果たす。その中に、インテリア照明がある。インテリアのポイントはテーブルやソファと思われがちだが、照明の選び方によって空間の雰囲気や心地よさだって変わってくる。
インテリア照明でもっとも大事なのは、①空間を明るく照らす、機能面②テーブルやソファなどの家具や雑貨なような、インテリアとしての役割③夜の時間に安らげる、心地よさだと思う。
子どもの頃の日本の部屋は暗かった。そしてバブルになるとインバーター照明が登場し、一気に部屋が煌々と輝くようになったのだ。暗い夜が明るい夜に変わって「明るさ」が価値ではあったが、雰囲気が足りないことに気づき始めた。
いつからだろうか。暖色系の灯りのほうが落ち着くようになって、おしゃれな輸入照明に人気が集まっている。わが家のテーブルの上にはデンマークの家具ブランド、フリッツ・ハンセン(カイザー・イデル)のドーム型のシェードが可愛いフォルムで照らしてくれている。
そしてリビングはアメリカのデザイナー・建築家のジョージ・ネルソンがデザインしたバブルランプ。こちらはカフェなどでよく見かける。店舗照明向きなのかもしれないが、二子玉の蔦屋書店がオープンしたときに話題になったと思う。
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この二台は、すごく気に入っているので新しい暮らしに持っていくことにした。あと一台の照明が足りないのだ。あれこれ、ネットで探してみたり、インテリアショップを見て回ったりしても、コレ!というものに出合えない。私は、物を探すのがすごく苦手であり、比べることに苦痛を感じる。
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